【新日本】海野が鷹木超え! 熱闘制してのG1初白星で「残りも負ける気ない」 2024/7/21
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)(2024年7月21日) Aブロック公式戦 〇海野翔太vs鷹木信悟× 海野が熱戦の末に鷹木超えを果たし、G1初白星。「残りも負ける気ないから」と残り全勝による初優勝を見据えた。 腰の負傷から1ヵ月ぶりに復帰した海野は開幕前に「万全」を強調していたものの、初戦で初出場のニューマンに不覚を取った。「100パーセントの自分を見せるって言ったんだ! 見せてやろうじゃねえかよ」と誓って迎えたこの日の2戦目。新世代の波に抗う構えの鷹木と対決した。 ゴングと同時に海野がドロップキックを発射すれば、鷹木もエルボー連打、頭突きで応戦。海野が再びドロップキックを放っても、バックドロップでエプロンに腰から叩きつけた。すかさずフェンス攻撃、踏みつけ攻撃で腰を狙い撃ち。ブレーンバスターで豪快に叩きつけ、キャメルクラッチでひねり上げた。 負けじと海野は怒声を上げながらエルボーを連発し、スイングネックブリーカードロップで反撃を開始。エプロンへのDDT、頭部へのミサイルキック、エクスプロイダーの波状攻撃で巻き返しに出たが、鷹木はコーナーへのブレーンバスターで返り討ち。「甘いんだよ、小僧!」と言い放ち、龍魂ラリアットのフェイントからのDDTで突き刺した。 引かない海野は雪崩式エクスプロイダーで逆襲。次の瞬間、鷹木は串刺しパンピングボンバーでやり返し、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。腰に大ダメージを負った海野の動きが一気に鈍ると、鷹木はスライディングラリアットで追い討ち。セントーンを腰に投下し、珍しいアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。 それでも海野は起死回生のスイングDDTをさく裂。トライデント、イグニションと得意技を連発していく。デスライダーを阻止されても延髄斬りを放ったが、鷹木はカウンターのパンピングボンバーで鎮圧。熨斗紙、パンピングボンバー、MADE IN JAPANと得意技を連発し、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの構えに入った。 阻止した海野は龍魂ラリアットを食らっても変型デスライダーで突き刺して逆襲。「まだだ小僧!」と吠える鷹木はワンツーエルボーを乱れ打ち、エクスプロイダーで投げられてもパンピングボンバーで徹底抗戦。意地の海野もドラゴンスープレックスで投げ、ブレイズブレイドをぶち込んだ。ギリギリで返した鷹木はナックルパンチ、頭突きを次々に叩き込んだが、海野は電光石火の高速デスライダーで突き刺して3カウントを奪った。 海野が熱戦の末に鷹木超えを遂げ、初白星をもぎ取った。欠場明けで初戦黒星とマイナスから始まったG1だが、「元IWGP世界ヘビー級王者、元NEVER無差別級王者の鷹木に勝ったぞ。この勝ちはデカイ。残りのブロック(公式戦)も負ける気ないから」と言い切ったように、それを払しょくするような会心の勝利。「背中が痛かろうが、腰が痛かろうが、関係ねえよ。今日、証明したろ? 100回やられても、101回立ち上がる。強い男、かっこいいレスラーをみんなに見せんだよ」と宣言した。 次戦は7・23広島大会。ゲイブとの新世代対決を控える。過酷な夏は始まったばかりだが,海野は「あきらめてたまるかよ。ケガにギブアップしてたまるかよ。ケガだろうが、どんなヤツだろうがAブロック、かかってこいよ。(残り)全部勝って1位を狙って、優勝決定戦進んで、今年のG1、必ずいただきます」と覚悟をむき出しに誓ってみせた。 【海野の話】「ヨシッ、ヨシッ、ヨシッ! 元IWGP世界ヘビー級王者、元NEVER無差別級王者の鷹木に勝ったぞ。この勝ちはデカイ。残りのブロック(公式戦)も負ける気ないから。鷹木さんとはヤングライオン(時代)ぶりのシングルかな(2018年12月14日、東京・後楽園ホール)。鷹木さんが新日本に移籍してから初めてのシングルマッチ。あの時の悔しさ、返したぞ、今日。背中が痛かろうが、腰が痛かろうが関係ねえよ。今日、証明したろ? 100回やられても、101回立ち上がる。強い男、かっこいいレスラーをみんなに見せんだよ。あきらめてたまるかよ。ケガにギブアップしてたまるかよ。ケガだろうが、どんなヤツだろうが、Aブロック、かかってこいよ。(残り)全部勝って、1位を狙って優勝決定戦進んで、今年のG1、必ずいただきます」 【試合後の鷹木】 ▼鷹木「オイ、オイ、オイ、オイ、オイオイオイ! オイ、(渡辺)大星(リングアナ)! 大星、どうなってんだ? 大星。エーッ、知ってんだろ? スタッフだから。海野翔太、腰ヤマいってんじゃねえのか? 違うんか? 骨折してたんじゃねえのか? 1カ月前まで」 ▼渡辺リングアナ「治ったって……」 ▼鷹木「治るか? こんな1カ月で!(※フロアに片ヒザを着いて)やられたよ。やられたよ、アイツの……。海野翔太、20代半ば……何歳だ? 26?」 ――27。 ▼鷹木「27歳! 俺よりひと回り以上、下のヤツがよ、見事な戦略を練ってくれたな。まあ、もちろんG1だから油断したなんて言わねえけど……いや、ちょっぴり油断したかもしれねえな。あの野郎……あの野郎……(※立ち上がりながら)何かの間違いだろう。(※記者に向かって)ハシやん、何かの間違いだろう? 腰骨折したヤツが俺から急に勝てるか? おかしいだろ? これがプロレスの力か? 昨日の内藤から勝ってオイ、大演説も台無しだよ! どうしてくれんだ? どうしてくれんだよ? ふざけやがって……。海野翔太! なんだ? 試合後のあの座礼は。『今までお世話になりました』かってか? ふざけんな、この野郎! このまま終わってたまるか、コラ。テメエ、いつか必ず叩き潰してやるからな。(※東スポ岡本記者に向かって)岡本、なんだ? あの座礼は。『お世話になりました』だろ? ふざけんなよ、負けたまま終われるか、コラ。まったく、せっかくの大阪、あ〜あ、もう……。なんてこった、パンナコッタ……」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)(2024年7月21日)
Aブロック公式戦 〇海野翔太vs鷹木信悟×
海野が熱戦の末に鷹木超えを果たし、G1初白星。「残りも負ける気ないから」と残り全勝による初優勝を見据えた。
腰の負傷から1ヵ月ぶりに復帰した海野は開幕前に「万全」を強調していたものの、初戦で初出場のニューマンに不覚を取った。「100パーセントの自分を見せるって言ったんだ! 見せてやろうじゃねえかよ」と誓って迎えたこの日の2戦目。新世代の波に抗う構えの鷹木と対決した。
ゴングと同時に海野がドロップキックを発射すれば、鷹木もエルボー連打、頭突きで応戦。海野が再びドロップキックを放っても、バックドロップでエプロンに腰から叩きつけた。すかさずフェンス攻撃、踏みつけ攻撃で腰を狙い撃ち。ブレーンバスターで豪快に叩きつけ、キャメルクラッチでひねり上げた。
負けじと海野は怒声を上げながらエルボーを連発し、スイングネックブリーカードロップで反撃を開始。エプロンへのDDT、頭部へのミサイルキック、エクスプロイダーの波状攻撃で巻き返しに出たが、鷹木はコーナーへのブレーンバスターで返り討ち。「甘いんだよ、小僧!」と言い放ち、龍魂ラリアットのフェイントからのDDTで突き刺した。
引かない海野は雪崩式エクスプロイダーで逆襲。次の瞬間、鷹木は串刺しパンピングボンバーでやり返し、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。腰に大ダメージを負った海野の動きが一気に鈍ると、鷹木はスライディングラリアットで追い討ち。セントーンを腰に投下し、珍しいアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。
それでも海野は起死回生のスイングDDTをさく裂。トライデント、イグニションと得意技を連発していく。デスライダーを阻止されても延髄斬りを放ったが、鷹木はカウンターのパンピングボンバーで鎮圧。熨斗紙、パンピングボンバー、MADE IN JAPANと得意技を連発し、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの構えに入った。
阻止した海野は龍魂ラリアットを食らっても変型デスライダーで突き刺して逆襲。「まだだ小僧!」と吠える鷹木はワンツーエルボーを乱れ打ち、エクスプロイダーで投げられてもパンピングボンバーで徹底抗戦。意地の海野もドラゴンスープレックスで投げ、ブレイズブレイドをぶち込んだ。ギリギリで返した鷹木はナックルパンチ、頭突きを次々に叩き込んだが、海野は電光石火の高速デスライダーで突き刺して3カウントを奪った。
海野が熱戦の末に鷹木超えを遂げ、初白星をもぎ取った。欠場明けで初戦黒星とマイナスから始まったG1だが、「元IWGP世界ヘビー級王者、元NEVER無差別級王者の鷹木に勝ったぞ。この勝ちはデカイ。残りのブロック(公式戦)も負ける気ないから」と言い切ったように、それを払しょくするような会心の勝利。「背中が痛かろうが、腰が痛かろうが、関係ねえよ。今日、証明したろ? 100回やられても、101回立ち上がる。強い男、かっこいいレスラーをみんなに見せんだよ」と宣言した。
次戦は7・23広島大会。ゲイブとの新世代対決を控える。過酷な夏は始まったばかりだが,海野は「あきらめてたまるかよ。ケガにギブアップしてたまるかよ。ケガだろうが、どんなヤツだろうがAブロック、かかってこいよ。(残り)全部勝って1位を狙って、優勝決定戦進んで、今年のG1、必ずいただきます」と覚悟をむき出しに誓ってみせた。
【海野の話】「ヨシッ、ヨシッ、ヨシッ! 元IWGP世界ヘビー級王者、元NEVER無差別級王者の鷹木に勝ったぞ。この勝ちはデカイ。残りのブロック(公式戦)も負ける気ないから。鷹木さんとはヤングライオン(時代)ぶりのシングルかな(2018年12月14日、東京・後楽園ホール)。鷹木さんが新日本に移籍してから初めてのシングルマッチ。あの時の悔しさ、返したぞ、今日。背中が痛かろうが、腰が痛かろうが関係ねえよ。今日、証明したろ? 100回やられても、101回立ち上がる。強い男、かっこいいレスラーをみんなに見せんだよ。あきらめてたまるかよ。ケガにギブアップしてたまるかよ。ケガだろうが、どんなヤツだろうが、Aブロック、かかってこいよ。(残り)全部勝って、1位を狙って優勝決定戦進んで、今年のG1、必ずいただきます」
【試合後の鷹木】
▼鷹木「オイ、オイ、オイ、オイ、オイオイオイ! オイ、(渡辺)大星(リングアナ)! 大星、どうなってんだ? 大星。エーッ、知ってんだろ? スタッフだから。海野翔太、腰ヤマいってんじゃねえのか? 違うんか? 骨折してたんじゃねえのか? 1カ月前まで」
▼渡辺リングアナ「治ったって……」
▼鷹木「治るか? こんな1カ月で!(※フロアに片ヒザを着いて)やられたよ。やられたよ、アイツの……。海野翔太、20代半ば……何歳だ? 26?」
――27。
▼鷹木「27歳! 俺よりひと回り以上、下のヤツがよ、見事な戦略を練ってくれたな。まあ、もちろんG1だから油断したなんて言わねえけど……いや、ちょっぴり油断したかもしれねえな。あの野郎……あの野郎……(※立ち上がりながら)何かの間違いだろう。(※記者に向かって)ハシやん、何かの間違いだろう? 腰骨折したヤツが俺から急に勝てるか? おかしいだろ? これがプロレスの力か? 昨日の内藤から勝ってオイ、大演説も台無しだよ! どうしてくれんだ? どうしてくれんだよ? ふざけやがって……。海野翔太! なんだ? 試合後のあの座礼は。『今までお世話になりました』かってか? ふざけんな、この野郎! このまま終わってたまるか、コラ。テメエ、いつか必ず叩き潰してやるからな。(※東スポ岡本記者に向かって)岡本、なんだ? あの座礼は。『お世話になりました』だろ? ふざけんなよ、負けたまま終われるか、コラ。まったく、せっかくの大阪、あ〜あ、もう……。なんてこった、パンナコッタ……」