プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間21日、イタリア・ボローニャで行われ、ローマン・レインズがセス“フリーキン"ロリンズ、CMパンクを大乱闘の末にKO。この3人によるトリプルスレット戦が『レッスルマニア41』で実現することになった。

　ロイヤルランブル戦敗退に終わったレインズは2週間前のロウで電撃復帰し、ロリンズとパンクを襲撃。レインズとパンクのこの日の来場が決まると、ロリンズも「俺も割って入る」と宣言し、3人の対面が実現することになった。

　「OTC!」チャントの大合唱の中、ポール・ヘイマンとともにリングに登場したレインズは「ランブル戦ではCMパンクにハメられた。だから先週、俺がヤツをハメてやった。ランブル戦でセス・ロリンズが俺を殺そうとした。いいんだ。先週、俺もあいつに同じことをしたからな」と1週間前の襲撃を振り返って勝ち誇る。そして「一族の長に文句があるヤツはいるか? 直接言いに来い」と要求した。

　そこへ現れたのがロリンズ。「ローマン・レインズ、しくじりやがって。CMパンクは危険すぎる。いずれWWEの危険分子になる。なのに先週、てめえのせいで仕留めそこなった」と不満を口にすると、「俺とお前の因縁だよな。初めから一緒だった俺たちは切り離せない存在だ。そして俺たちは共存できない」とキッパリ。「お前との歴史は長い。ここでもう一つ歴史を刻もう」とジャケットを脱いで臨戦態勢を取ろうとした。

　するとパンクが登場した。二人に向かって「族長もピエロもサシで俺に勝ったことがない。助け合わなきゃ無理だろ? ローマン、俺はお前をハメていない。ロイヤルランブルは全員が敵だ。ウォーゲームズ戦で俺が助けなきゃランブル出れてねえぞ。そういえば、その時の貸しがあったな、ポール。一族の長を俺の前に届けてくれて感謝する」と言い放つと、背後からレインズを殴りつけ、馬乗りになってパンチを連打した。

　するとロリンズが割って入り、パンクに馬乗りになってパンチを連打。レインズが引き離してパンクを殴りつける。そのまま3人の乱闘に発展し、レフェリー&セキュリティー勢が駆けつけて引き離そうとするものの収まらず。レインズとパンクが場外で殴り合うと、そこへロリンズがトペスイシーダで突っ込み、パンクを殴りつけた。するとレインズは鉄階段でパンク、ロリンズを次々に殴打。大の字となった二人の前でレッスルマニアのサインボードを指さした。

　そしてレインズ、ロリンズ、パンクが激突するトリプルスレット戦がレッスルマニアで実現することに。この日の大乱闘を見てもわかる通り、3人の遺恨が交錯する壮絶な死闘が予想される。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。