【NOAH】王者OZAWAが反撃星 5・18後楽園へ「清宮、負けたらNOAH退団」を勝手に宣言 2025/5/10

『SUNNY VOYAGE 2025』横浜ラジアントホール(2025年5月10日)
○OZAWA&ダガ&オオワダサンvs清宮海斗&カイ・フジムラ&アレハンドロ×

 5・18後楽園大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)OZAWAvs清宮(挑戦者)」に向けた2度目の前哨戦でOZAWAが反撃星。“清宮時代"の再来に警鐘を鳴らしたうえで、「清宮、後楽園で負けたらNOAH退団」を勝手に宣言した。

 “OZAWAショック"が発生した元日武道館大会以来、約5ヶ月ぶりのリターンマッチとなる後楽園決戦。前夜(9日)宇都宮大会での第1ラウンドでは、OZAWAのおちょくりや揺さぶりに動じない進化をみせた清宮が、王者の眼前で勝利して先制していた。

 迎えた前哨戦第2ラウンド。清宮が「OZAWAやろうよ」と呼びかけて、両者の先発で試合はスタートしたものの、OZAWAは組み合わずにのらりくらりとスカしていく。しかし、悠然と構えた清宮は動じず。再び対峙すると、OZAWAが華麗に寝そべって挑発してきても、同じ動きで呼応。強烈なビンタで張り倒すと、馬乗りになってエルボーを乱射した。

 しかし、OZAWAも顔面にツバを吐きかけてニヤリ。T2000Xがラフファイトで清宮を痛めつけると、OZAWAはレフェリーの注意が逸れたスキに黒い松葉杖で背後から痛打する。なおも何度も殴りつけて清宮をKO寸前に追い込んだ。

 仲間たちに助けられて何とか自陣に戻った清宮だったが、回復するとブチ切れモードに。OZAWAと相対すると、トップロープ越しに場外へ投げ捨て、観客席に何度も投げつけるなどしてヒートアップ。ビンタで何度もねじ伏せ、喧嘩腰になってOZAWAを一方的に制裁した。だが、OZAWAも豪快なドロップキックでキッチリとお返し。最後も代わったアレハンドロをドロップキックで足止めすると、ビッグベンエッジで一気に3カウントを奪った。

 試合が終わってもおさまらない清宮は「おいOZAWA! こんなことをやるためにNOAHに入ってきたのか!? 俺はお前に道場でこんなことを教えた覚えはこれっぽっちもないよ」と怒りを露わにしたものの、「でも、まぁいいよ。お前がやるならそれもNOAHだ」と消化して“精神的成長"をみせる。それでも「ただ、お前のことが個人的にめちゃくちゃ大嫌いなんだよ! 後楽園でお前を叩き潰す!」と通告して去っていった。

 とはいえ反撃星を挙げたのはOZAWA。得意の“口撃"で猛反撃に出たOZAWAは「でも、まぁいいよ?って…ニヤニヤしやがって。『俺のことを引き出す』とかなんとか言ってるけど、あいつチャレンジャーだよな?」とカマしたうえで、「まぁ、あんな嫌われ者がまたチャンピオンになってしまった日には、プロレスリング・ノア“元通り"だぞ?」と警鐘を鳴らす。そのうえで「決めました。今、わたくし決めました。次の後楽園大会で清宮が負けたら、清宮海斗、このプロレスリング・ノアを退団します!」と勝手に宣言した。

 「決めました。これがNOAHののためだ! すべてはNOAHのために!! THE REAL REBEL!!!」。“煽り耐性"のついた清宮に、さらなる揺さぶりをかけるOZAWA。両雄はあす(11日)の所沢大会で最後の前哨戦に臨む。

【OZAWAの話】「(タオルで汗を拭き、恍惚の表情を浮かべると)気持ちいい…。気持ちいい! エクスタシー! 最高にエクスタシー感じちゃ…おい! 噛んでる。気持ちよすぎて噛んじゃった。エクスタシー感じちゃったなあ。おい、最後、清宮負けたのに、ペラペラペラペラ、ニヤニヤニヤニヤしやがって。おい、あいつチャレンジャーだろ? なんであんな上からなの? 意味がわからない。あんなヤツがまたNOAHのトップに立とうもんなら元通りだ。絶対次の後楽園で勝って、清宮海斗を退団させますので、ファンの皆さん、お待ちください」

【清宮の話】「OZAWA、エクスタシー感じたいんでしょ? そのまま朽ち果てちゃえばいいよ。OZAWA…(笑顔で)後楽園でぶっ殺します」