プロレス/格闘技DX

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』千葉・YohaSアリーナ〜本能に、感動を。〜(2025年5月10日)
Aブロック公式戦 ○ドラゴン・ダイヤvs金丸義信×

　ダイヤが足攻めに苦しめられながらも金丸に逆転勝利。2年連続出場となったスーパージュニアで初戦白星を飾った。

　DRAGONGATEのダイヤはスーパージュニア2年連続出場。昨年は負傷欠場となった田口の代打として参戦し、1勝8敗に終わっている。開幕戦となったこの日、難敵・金丸との初戦に臨んだ。

　入場直後のダイヤがエプロンでポーズを決めると、金丸が背後から襲撃。そのまま場外戦に持ち込んで鉄柱に激突させる。ダイヤが場外ダイブの構えを見せても阻止し、場外に飛び降りながら左ヒザをエプロンに叩きつける。リングに戻ると金丸は低空ドロップキック、マットへのニークラッシャーなど多彩な足攻めを展開。逆片エビ固めで絞め上げた。

　防戦一方に追い込まれたダイヤだったが、フライングヘッドシザースで飛びついてのアームホイップ、ドロップキックで反撃を開始。619で金丸を場外に落とし、ケブラーダを放ったものの当たりは浅い。それでもその場飛びムーンサルトを投下したが、DDDDTは時期尚早で不発。着地した際、左ヒザにダメージが走ると、金丸に低空ドロップキックで狙い撃ちされ、足4の字固めに捕まった。

　ダイヤが耐えても金丸はブリティッシュフォールで追い討ち。ダイヤがウラカンラナを仕掛けても阻止し、左ヒザをマットに叩きつけると、再び足4の字固めで絞め上げる。ピンチを迎えたダイヤは何とかロープに脱出。ムーンサルトを回避したが、金丸はダイヤをレフェリーに激突させて無法地帯をつくると、ウィスキー噴射を狙った。が、ダイヤが延髄斬りで阻止。雪崩式アストロシザースで金丸をコーナー上から叩き落とすと、レプテリアンで丸め込んで3カウントを奪った。

　ダイヤが足攻めを耐えての逆転勝利。スーパージュニア白星スタートを切った。「絶対に勝って去年とは違うって見せつけるつもりだった」と意地でつかんだ勝利で、「この1勝、デカ過ぎる」と手応えも申し分なし。「これでいいスタート切ったんで、今年はドラゴン・ダイヤ旋風起こしますよ」と誓ってみせたダイヤの次戦は5・14後楽園大会のワト戦となる。

【ダイヤの話】「よっしゃ、勝ったぞ! この一戦にメチャメチャ懸けてました。去年はあんな結果だったけど、今日のスタート、絶対に勝って去年とは違うって見せつけるつもりだったんで、メチャメチャ懸けてました。メチャクチャ緊張しました。この1勝、デカ過ぎる。これでいいスタート切ったんで、今年はドラゴン・ダイヤ旋風起こしますよ。あと金丸選手、各メジャー団体のジュニアヘビー級で凄い活躍を残している選手。今あんまり優勝に向けてとかそういう気持ちじゃないかもしれないけど、僕に、このクソガキ相手にどんだけ意地張ってくれるか、意地になってくれるか、それがテーマでした。ちょっとは意地になってくれたんじゃないかなって、少し嬉しく思ってます。よっしゃ、次、2戦目も絶対勝ちますよ。ありがとうございました」

【金丸の話】「あの野郎、レフェリーの野郎、邪魔しやがってよ、オイ! どういうことや? この野郎、オイ! 俺の相棒をよ、オイ。まぁいいや。ドラゴン・ダイヤ……大したことねぇな」