プロレス/格闘技DX

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』東京・後楽園ホール(2025年5月14日)
Bブロック公式戦 ○SHOvsYOH×

　HOUSE OF TORTUREが乱入を繰り返してSHOをアシストし、無法攻撃連発でYOHを粉砕。SHOがスーパージュニア1勝目を手にした。

　どちらも開幕黒星となったYOHとSHOによる元RPG 3K対決がスーパージュニア公式戦で実現した。袂を分かったのは4年前で、それ以降もことあるごとに因縁を深めてきた2人。昨年4月の両国大会では当時IWGPジュニア王者だったSHOにYOHが挑戦したものの、開始早々にYOHが左肩を脱臼してレフェリーストップ負けとなっていた。

　ウイスキーの瓶を持って現れたYOHは、そのままラッパ飲みして口に含むと、SHOめがけて突進。口移しを狙う。SHOは必死に逃れて腹部を殴りつけると、たまらずYOHはウイスキーをぶちまけた。それでもYOHは積極策を続けて、プランチャで先制。またもウイスキーを口に含むと、逃げ惑うSHOを追いかけた。

　だが、入場ゲート付近まで追いかけ回したところで、SHOのセコンドとして裕二郎、さらにはEVILまで登場。「かかってこいや!」と雄叫びを上げたYOHを2人はスタンド席で暴行し、リングに押し入れる。SHOはコーナー金具などを使ってYOHの左肩に集中攻撃。場外戦ではEVILと裕二郎も介入した。

　一方的に攻め立てたSHOはショックアローの構えに。間一髪で不時着したYOHは、逆にコーナー金具に3連続で投げつけると、ファルコンアローでぶん投げる。セコンドについていたEVILと裕二郎にスライディングキックを見舞って報復。SHOにはボディスラム式牛殺しを繰り出すと、アナコンダバイスで絞め上げる。顔面をかきむしられても下がらず、ラリアット、ファルコンアロー式牛殺しとたたみかけた。

　続くDIRECT DRIVEはSHOが阻止。レフェリーを巻きこんで無法地帯を作り出すと、EVILが金的攻撃で介入する。すかさずSHOはトーチャーツールを手にして殴りかかった。だが、回避したYOHはジャンピングニーでSHOに逆襲。EVILと裕二郎が乱入しようとするも、ロープを蹴り上げて急所攻撃を誘発する。

　しかし、今度は金丸が乱入。ウイスキーをYOHの顔面に噴射すると、SHOとともにウイスキー瓶とトーチャーツールで同時に殴りつけた。そして、SHOはショックアローでダメ押し。YOHを葬った。

　HOUSE OF TORTUREが乱入を繰り返し、なりふり構わぬ攻撃でYOHを粉砕。SHOgaスーパージュニア1勝目を手にした。試合後、SHOはEVIL、裕二郎、金丸とともにYOHを暴行。大の字になったYOHの目の前で勝ち誇った。

　バックステージでSHOはウイスキーの口移しをしつこく狙ってきたYOHを「オイ、クソYOH、このド変態野郎が。お前よぉ、過去の実績もすべてなかったことにして引退しろ」とバッサリ。「この『SUPER Jr.』は余裕でワシのもんじゃろ。他の連中とよぉ、俺は格が違うんじゃ」と言い放った。次戦は明日(15日)の後楽園大会。SHOは田口と、YOHはナイトとそれぞれ対戦する。