バックステージでは左ヒザをアイシングして苦しそうな表情を見せたウェインだったが、「今夜、俺は13、14歳の頃から見続けたロビー・イーグルスに勝った。本当に尊敬している。このハードな闘いをありがとう。でも、勝ったのは俺。また勝った」と豪語。勝ち点6を力強くアピールすると、「結局、俺がこのブロックで最高得点を取ってるってこと。俺は史上最年少の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝者になるかもしれない。俺の目標は2025年の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝だ」と最年少優勝まで見据えた。
『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』東京・後楽園ホール(2025年5月15日)
Bブロック公式戦 ○ニック・ウェインvsロビー・イーグルス×
ウェインが怒とうのスーパージュニア開幕3連勝。イーグルスの厳しいヒザ攻めに苦しみながらも逆転勝利を手にし、Bブロック単独首位に浮上した。
ともに開幕2連勝を果たした19歳の新鋭ウェインとイーグルスが公式戦で対戦した。ウェインは前日の後楽園大会で前回覇者であり、IWGPジュニア王者のデスペラードを撃破。大きなインパクトを残していた。
ウェインはあとから入場してきたイーグルスにトペコンヒーロを浴びせて奇襲。リングに押し入れ、フロッグスプラッシュを投下する。しかし、冷静なイーグルスはジワリジワリと自分のペースに引きずり込んでいく。急成長中のウェインも競り合いに持ち込んだものの、イーグルスは鋭い打撃を次々と浴びせつつ、デスペラード戦からダメージを引きずるウェインの左ヒザに照準。アサイDDTも繰り出した。
そして、ロン・ミラー・スペシャルに持ち込んだものの、ウェインは丸め込んで脱出。先読み合戦からドラゴンスープレックスで反撃する。しかし、ウェインズワールド(コーナーからのオスカッター)は不発。着地した際に左ヒザにダメージが走ると、見逃さないイーグルスはリバースフランケンを繰り出した。さらに、ヒザへの619、スワンダイブ式低空ドロップキックと左ヒザに猛攻を仕掛ける。
それでも屈しないウェインはロン・ミラー・スペシャル狙いを振り払うと、強烈なハイキックを一閃。棒立ちになったイーグルスにウェインズワールドを今度こそ決めて逆転の3カウントを奪った。
これでウェインは開幕3連勝。第7試合では2勝で並んでいたMAOが敗れたため、ウェインがBブロック単独首位に浮上し、勢いをさらに加速させた。
バックステージでは左ヒザをアイシングして苦しそうな表情を見せたウェインだったが、「今夜、俺は13、14歳の頃から見続けたロビー・イーグルスに勝った。本当に尊敬している。このハードな闘いをありがとう。でも、勝ったのは俺。また勝った」と豪語。勝ち点6を力強くアピールすると、「結局、俺がこのブロックで最高得点を取ってるってこと。俺は史上最年少の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝者になるかもしれない。俺の目標は2025年の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝だ」と最年少優勝まで見据えた。
開幕3連勝の勢いは本物で、新鋭から一気に優勝候補の一角に浮上。ヒザのダメージが気になるところだが、今後の公式戦でもさらなる注目を呼びそうだ。次戦は5・17代々木大会。ウェインはナイト、イーグルスはSHOとそれぞれ対戦する。