【AEW】電撃登場ゲイブの援護射撃でモクスリーがAEW世界王座死守 2025/5/15

 AEWダイナマイトが現地時間14日、イリノイ州ホフマンエステーツで行われ、ジョン・モクスリーがゲイブ・キッドの援護射撃を受けてサモア・ジョーを破り、AEW世界王座を防衛した。

 ジョーは柴田勝頼&パワーハウス・ホッブスとのトリオでデスライダーズからAEWトリオ王座を奪取。モクスリーに宣戦布告し、この日のAEW世界王座挑戦が決まり、金網戦で対決することになった。

 両者が金網に囲まれたリング内に入り、施錠されて開始のゴングが鳴った。激しい打撃戦で幕を開け、モクスリーを金網に何度も叩きつけたジョーが逆水平やヘッドバットを連発して先手を取る。モクスリーも徹底した足攻めで反撃。足4の字固めで絞め上げ、耐えるジョーの顔面を金網に押しつけ、サッカーボールキックを連発した。

 ここでリングサイドにデスライダーズのクラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタ、ホッブス&ウィロー・ナイチンゲールがやってきてにらみ合いに。リング上ではジョーがモクスリーを金網に投げつけて額を叩き割った。モクスリーが噛みつき攻撃でやり返しても、ジョーはエルボー連打、ヘッドバット、逆水平で押し返す。金網上によじ登ったモクスリーを捕まえ、マンハッタンドロップ、アトミックドロップ、フロントハイキック、セントーンの波状攻撃に出た。

 すかさずジョーがパワーボムで叩きつけ、STF→クロスフェースで絞め上げる。耐えたモクスリーはマッスルドライバー狙いを噛みつき攻撃で阻止。ラリアット連打、左右の張り手連打を見舞い、ダイアモンドカッターをさく裂させる。2カウントで返されてもブルドッグチョークで捕らえ、耐えるジョーをデスライダーで突き刺した。

 ジョーも3カウントを許さない。スリーパーで捕らえ、金網を登るカスタニョーリにモクスリーを投げつけて乱入を阻止。ホッブスはチョークスラムでユウタをテーブル葬にした。が、ここで黒ずくめの男が金網内に侵入。モクスリーにブリーフケースを手渡した。すかさずモクスリーがブリーフケースでジョーの顔面を殴打して覆いかぶさると3カウントを奪った。

 その男はゲイブだった。詰め寄るホッブスをローブローで返り討ちにすると、カスタニョーリがイスでめった打ち。二人がかりで鉄階段に投げつけた。そしてゲイブはモクスリーに駆け寄って介抱。そこへヤングバックスがやってきて、モクスリーに握手を求めた。

 するとケニー・オメガが現れた。カスタニョーリとユウタを蹴散らしてリングに飛び込もうとしたケニーだが、オカダ・カズチカが急行してボディブローで阻止。ケニーをリングに入れると、天井に上げられていた金網がヤングバックスの操作によって再びおろされた。逃げ場を奪った中、モクスリーとゲイブが二人がかりでモクスリーを暴行。ヤングバックスはジョーにEVPトリガーを叩き込む。そしてモクスリーがデスライダーでケニーを突き刺してKOした。

 そこへスワーブ・ストリックランドが登場。金網上からのダイビングボディアタックでデスライダーズ&ヤングバックスに突っ込むと、アナーキー・イン・ジ・アリーナ戦を要求した。大混乱の連続となったが、ともあれモクスリーとゲイブの共闘、デスライダーズとジ・エリートの共闘が浮上した。