【新日本】スーパージュニア覇者・藤田が一夜明け会見 IWGPジュニア王者デスペラードに「葛西純をぶっ倒して自分の前に立ってほしい」 2025/6/2
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『BEST OF THE SUPER Jr.32』で史上最年少優勝を果たした藤田晃生が一夜明けた2日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見した。 2年連続2度目のスーパージュニア出場となった藤田は高橋ヒロム超えを果たしたうえでAブロックを首位通過。6・1大田区大会における決勝戦で激闘の末にYOHを破り、22歳10ヵ月で史上最年少優勝を飾った。一夜明けたこの日、藤田が会見。「いろんな意見があると思うんですけど、それを全部背負ってこれからのジュニアを俺が見せていければ」と決意表明した。 スーパージュニア覇者が直後の大阪城大会でIWGPジュニア王者に挑戦するのが通例だが、王者エル・デスペラードは6・24後楽園大会の葛西純戦を控えており、藤田は「自分の方向を向いてないエル・デスペラードと勝負をして、史上最年少を達成してベルトを獲っても何にもうれしくない」とあらためて強調した。 6・24後楽園以降となると、22歳11ヵ月のIWGPジュニア最年少戴冠記録更新は絶望的となる。それでも藤田は「自分が発言してそうなるのであれば、最年少期間にこだわらず、会場にこだわらず、しっかり葛西純をぶっ倒して目の前に現れてくれれば、それだけで十分」とキッパリ。「葛西純選手とやってぶっ倒して、自分の前にあらためて出てきてほしい」と希望した。 IWGPジュニア挑戦は今年2月にデスペラードに敗れて以来となる。「このシリーズ通して経験を積んだところももちろんありますし、今まで持ってた自信がさらに強くなった部分もある」と言い切った藤田は「決勝戦同様、気負うものもないし、不安もないです」と豪語してみせた。新日ジュニアの頂点に王手をかけた藤田はデスペラードを信じて挑戦の時を待つ。 【会見の模様】 ▼藤田「試合前から言ってたんですけど、いろんな意見があると思うんですけど、それを全部背負ってこれからのジュニアを俺が見せていければなと思ってます。決勝については『極上のCHAOSを見せてやる』というのをYOHが言っていて、それも存分に感じることができましたし、決勝の相手にふさわしい相手だったと一日明けて思いますね」 ――デスペラード選手が葛西純戦をIWGPジュニア戦に希望し、勝って藤田選手の前に立つと言っていたが? ▼藤田「昨日も言ったんですけど、自分の方向を向いてないエル・デスペラードと勝負をして、史上最年少を達成してベルトを獲っても何にもうれしくないです。それだったら今までこだわり続けてきた史上最年少っていうものを捨ててでも、葛西純選手とやってぶっ倒して、自分の前にあらためて出てきてほしいなというのが凄くあって。タイミングとかいろいろ難しい部分はあると思うんですけど、そこは葛西選手を尊敬する部分もありますし、エル・デスペラードなら勝って、また目の前に現れてくれるだろうという部分への思いを込めての昨日の言葉ですね」 ――スーパージュニア後の大阪城大会でのIWGPジュニア戦が通例だが? ▼藤田「やりたかったっていう気持ちはありますけど、半分、自分で選んだことというか、自分が発言してそうなるのであれば、最年少期間にこだわらず、会場にこだわらず、しっかり葛西純をぶっ倒して目の前に現れてくれれば、それだけで十分です」 ――優勝戦の舞台はどのように感じた? ▼藤田「試合前も気負うわけでもなく、今まで言ってきたことを実行に移して、その結果が昨日だったと思うんで。自信もありましたし、お客さんやファンがどう言おうとやることは変わらないので、その自信はありました」 ――優勝後にネットでエゴサーチはした? ▼藤田「見ますね、結構。もちろん、よくやったっていう意見もありますし、今の藤田じゃ納得できないっていう意見もありますし。別にそれをアンチとして受けてるわけじゃなくて、じゃあ、そいつを黙らせるためにはどういう試合をしたらいいか、どういうものを見せたらいいか。年齢でものを言ってくるヤツには試合内容でどういうものを思わせたらいいか、立ち居振る舞いで思わせたらいいかっていうのを常に考えられるんで。マイナスな意見を発してるかもしれないけど、それだけ試合を見てくれてるってことなんで、どうせ見てくれてるんだったら納得させてやろう、黙らせてやろうという気持ちが多いんで、調べたりしますね」 ――そういう声も参考にしながら上回る戦いをみせていくと? ▼藤田「参考にしてる…自分の中で落とし込んで、その言われたことよりもっと上に行ってやろうという気持ちですね」 ――今年2月にデスペラード選手に挑戦して敗れているが、スーパージュニア優勝の経験を経て強くなった実感はある? ▼藤田「前回、戦うときもたぶん5倍、10倍強くなったということを言ってきたんですけど、このシリーズ通して経験を積んだところももちろんありますし、今まで持ってた自信がさらに強くなった部分もあるんで。何か新しい技をしたから、新しい動きをしたから強くなったってわけじゃなくて、同じ技でも自分の自信ってものが一つ一つ自分の技に出てくると思うんで、それを自負してるのがあるんで。自信のある試合をできると思いますし。決勝戦同様、気負うものもないし、不安もないです」 ――IWGPジュニア挑戦は楽しみ? ▼藤田「もちろん。そのために葛西純戦を先に終わらせて、ぶっ倒してほしいなと思ってるんで」 ――デスペラード選手が藤田vs葛西もあり得ると言っていたが、もし王者が葛西選手に変わったら? ▼藤田「もちろん、それも想定はしてた上なんですけど、まずやっぱ自分の第一の気持ちとしてはエル・デスペラードを信じてますし。それでも勝負ごとに絶対はないので、何かがあって葛西純選手がチャンピオンになることがあれば、自信をもって胸を張って挑戦しにいきたいと思います」 ――新世代という言葉が使われ、ヘビー級の新世代が壁を突き破れていない中で最年少で優勝したが、新日本全体で新世代という意識はある? ▼藤田「うーん、全体で見た時も個々で新世代と言ってる選手が多いんで。その人たちはその人たちで勝手にやってもらえればいいですし。タイミングとか言ってる内容とかにもよりますけど、トップどころと言われてる選手が抜けて、タイミング的にも年齢の若い選手に日が当たるようになってから、急に本人たちも新世代とかいう言葉を凄く使っていて。で、もともとその言葉自体、嫌いというのもありますけど、そんなこと今に始まったことじゃないし、自分はデビューした時から言ってますし、行動でもやってきたつもりです。その結果が昨日の決勝戦だと思いますし、何か月か前になりますけど、ジュニアタッグをロビーと一緒に巻いてたっていうことにもつながるかなと思うんで。新世代に対して嫌な気持ちはありますけど、自分のやってきたことに間違いはなかったかなという気持ちですね」
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『BEST OF THE SUPER Jr.32』で史上最年少優勝を果たした藤田晃生が一夜明けた2日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見した。
2年連続2度目のスーパージュニア出場となった藤田は高橋ヒロム超えを果たしたうえでAブロックを首位通過。6・1大田区大会における決勝戦で激闘の末にYOHを破り、22歳10ヵ月で史上最年少優勝を飾った。一夜明けたこの日、藤田が会見。「いろんな意見があると思うんですけど、それを全部背負ってこれからのジュニアを俺が見せていければ」と決意表明した。
スーパージュニア覇者が直後の大阪城大会でIWGPジュニア王者に挑戦するのが通例だが、王者エル・デスペラードは6・24後楽園大会の葛西純戦を控えており、藤田は「自分の方向を向いてないエル・デスペラードと勝負をして、史上最年少を達成してベルトを獲っても何にもうれしくない」とあらためて強調した。
6・24後楽園以降となると、22歳11ヵ月のIWGPジュニア最年少戴冠記録更新は絶望的となる。それでも藤田は「自分が発言してそうなるのであれば、最年少期間にこだわらず、会場にこだわらず、しっかり葛西純をぶっ倒して目の前に現れてくれれば、それだけで十分」とキッパリ。「葛西純選手とやってぶっ倒して、自分の前にあらためて出てきてほしい」と希望した。
IWGPジュニア挑戦は今年2月にデスペラードに敗れて以来となる。「このシリーズ通して経験を積んだところももちろんありますし、今まで持ってた自信がさらに強くなった部分もある」と言い切った藤田は「決勝戦同様、気負うものもないし、不安もないです」と豪語してみせた。新日ジュニアの頂点に王手をかけた藤田はデスペラードを信じて挑戦の時を待つ。
【会見の模様】
▼藤田「試合前から言ってたんですけど、いろんな意見があると思うんですけど、それを全部背負ってこれからのジュニアを俺が見せていければなと思ってます。決勝については『極上のCHAOSを見せてやる』というのをYOHが言っていて、それも存分に感じることができましたし、決勝の相手にふさわしい相手だったと一日明けて思いますね」
――デスペラード選手が葛西純戦をIWGPジュニア戦に希望し、勝って藤田選手の前に立つと言っていたが?
▼藤田「昨日も言ったんですけど、自分の方向を向いてないエル・デスペラードと勝負をして、史上最年少を達成してベルトを獲っても何にもうれしくないです。それだったら今までこだわり続けてきた史上最年少っていうものを捨ててでも、葛西純選手とやってぶっ倒して、自分の前にあらためて出てきてほしいなというのが凄くあって。タイミングとかいろいろ難しい部分はあると思うんですけど、そこは葛西選手を尊敬する部分もありますし、エル・デスペラードなら勝って、また目の前に現れてくれるだろうという部分への思いを込めての昨日の言葉ですね」
――スーパージュニア後の大阪城大会でのIWGPジュニア戦が通例だが?
▼藤田「やりたかったっていう気持ちはありますけど、半分、自分で選んだことというか、自分が発言してそうなるのであれば、最年少期間にこだわらず、会場にこだわらず、しっかり葛西純をぶっ倒して目の前に現れてくれれば、それだけで十分です」
――優勝戦の舞台はどのように感じた?
▼藤田「試合前も気負うわけでもなく、今まで言ってきたことを実行に移して、その結果が昨日だったと思うんで。自信もありましたし、お客さんやファンがどう言おうとやることは変わらないので、その自信はありました」
――優勝後にネットでエゴサーチはした?
▼藤田「見ますね、結構。もちろん、よくやったっていう意見もありますし、今の藤田じゃ納得できないっていう意見もありますし。別にそれをアンチとして受けてるわけじゃなくて、じゃあ、そいつを黙らせるためにはどういう試合をしたらいいか、どういうものを見せたらいいか。年齢でものを言ってくるヤツには試合内容でどういうものを思わせたらいいか、立ち居振る舞いで思わせたらいいかっていうのを常に考えられるんで。マイナスな意見を発してるかもしれないけど、それだけ試合を見てくれてるってことなんで、どうせ見てくれてるんだったら納得させてやろう、黙らせてやろうという気持ちが多いんで、調べたりしますね」
――そういう声も参考にしながら上回る戦いをみせていくと?
▼藤田「参考にしてる…自分の中で落とし込んで、その言われたことよりもっと上に行ってやろうという気持ちですね」
――今年2月にデスペラード選手に挑戦して敗れているが、スーパージュニア優勝の経験を経て強くなった実感はある?
▼藤田「前回、戦うときもたぶん5倍、10倍強くなったということを言ってきたんですけど、このシリーズ通して経験を積んだところももちろんありますし、今まで持ってた自信がさらに強くなった部分もあるんで。何か新しい技をしたから、新しい動きをしたから強くなったってわけじゃなくて、同じ技でも自分の自信ってものが一つ一つ自分の技に出てくると思うんで、それを自負してるのがあるんで。自信のある試合をできると思いますし。決勝戦同様、気負うものもないし、不安もないです」
――IWGPジュニア挑戦は楽しみ?
▼藤田「もちろん。そのために葛西純戦を先に終わらせて、ぶっ倒してほしいなと思ってるんで」
――デスペラード選手が藤田vs葛西もあり得ると言っていたが、もし王者が葛西選手に変わったら?
▼藤田「もちろん、それも想定はしてた上なんですけど、まずやっぱ自分の第一の気持ちとしてはエル・デスペラードを信じてますし。それでも勝負ごとに絶対はないので、何かがあって葛西純選手がチャンピオンになることがあれば、自信をもって胸を張って挑戦しにいきたいと思います」
――新世代という言葉が使われ、ヘビー級の新世代が壁を突き破れていない中で最年少で優勝したが、新日本全体で新世代という意識はある?
▼藤田「うーん、全体で見た時も個々で新世代と言ってる選手が多いんで。その人たちはその人たちで勝手にやってもらえればいいですし。タイミングとか言ってる内容とかにもよりますけど、トップどころと言われてる選手が抜けて、タイミング的にも年齢の若い選手に日が当たるようになってから、急に本人たちも新世代とかいう言葉を凄く使っていて。で、もともとその言葉自体、嫌いというのもありますけど、そんなこと今に始まったことじゃないし、自分はデビューした時から言ってますし、行動でもやってきたつもりです。その結果が昨日の決勝戦だと思いますし、何か月か前になりますけど、ジュニアタッグをロビーと一緒に巻いてたっていうことにもつながるかなと思うんで。新世代に対して嫌な気持ちはありますけど、自分のやってきたことに間違いはなかったかなという気持ちですね」
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