【新日本】石井&タイチのベテランコンビがIWGPタッグ逆転奪取 タイチは本隊に正式加入 2025/6/15
『DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2025年6月15日)IWGPタッグ選手権試合 ○タイチ&石井智宏vsグレート-O-カーン&カラム・ニューマン× 始動したばかりの石井&タイチがIWGPタッグ王座を逆転奪取。オーカーン&ニューマンは1度も防衛できずに陥落した。 ニューマンはジェフ・コブの新日本退団を受けて、保持していたIWGPタッグ王座を返上。パートナーをオーカーンに代えて、4・26広島大会の新王者決定戦を制し、改めてUNITED EMPIREが王座に返り咲いた。そんな新王者に元王者である内藤哲也&高橋ヒロムを破った石井&タイチが挑戦表明。オーカーン&ニューマンは、本隊とJust 4 Guysの共闘によって生まれた強力タッグを迎え撃つことになった。 直前の第4試合でJust 4 Guysとしてタイチと共闘していたDOUKIがまさかのHOUSE OF TORTURE入り。タイチは動揺を見せながらもリングインする。試合がスタートすると、気持ちを切り換え、ニューマンとのっけから打撃戦で火花。しかし、帝国軍に狙い撃ちされて、タイチはローンバトルを余儀なくされた。 しかし、タイチが窮地をしのぎきると、あとを受けた石井が大暴れ。一気に巻き返す。帝国軍に右腕を狙われて苦もんする場面も見られたが、ニューマンのハイキックをオーカーンに誤爆させ、そのニューマンをジャーマンで投げ捨てると、体力を回復させたタイチにつないだ。「タイチ」コールの中、タイチはこん身のアックスボンバーをニューマンにズバリ。急角度のバックドロップもさく裂する。 だが、天翔十字鳳は飛び込んだオーカーンが阻止し、アイアンクローに捕獲したままコーナーに抱え上げると、そこにニューマンがドロップキックを発射。再び流れは帝国軍に傾く。オーカーンが石井にプランチャを、ニューマンがタイチにトペコンヒーロを敢行。ニューマンはダイビングフットスタンプやファイヤーボルトなどでタイチを攻めに攻めた。そして、王者組はImperial Dropの構えに。 献身的な動きを見せた石井がショルダータックルでニューマンを打ち倒してこれを防ぐ。オーカーンにはラリアットを振り抜くと、ニューマンにはタイチとのサンドイッチ延髄斬りを叩き込んだ。だが、屈しないニューマンが石井を蹴り飛ばしてタイチにスイング式DDTを決めると、オーカーンも投げ捨てジャーマンで石井を分断。ニューマンはタイチの動きを読んでその場飛びスパニッシュフライで叩きつけると、オスカッターへ。 タイチはこれを天翔十字鳳で迎撃して大逆転。急行した石井と合体式垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した。飛び込んだオーカーンを天翔十字鳳で蹴り倒すと、石井が足止め。タイチはブラックメフィストで叩きつけて3カウントを奪った。 始動したばかりの石井&タイチがその実力を発揮してIWGPタッグ王座一発奪取。石井は師匠・天龍源一郎が保持していた最年長戴冠記録を更新し、STRONG王座との二冠王になった。 試合後、石井は「今日はタイチだろ。タイチのおかげだ。タイチのナニクソ魂がここにベルトをもたらしたんだ」とパートナーを称賛。タイチも「いや、トモさんですよ。トモさんに教えてもらったから、この気持ちが出せたんです」と石井を称えた。 昨年に続きG1出場メンバーに名前はなかったが、タイチは「やってやるよ、ここまできたら。もうこれ(ベルト)は俺らに来たんだ。あとやれること、テメエらの力でもう一度G1(出場権)、奪い取ってやるよ」と気持ちは前向き。出場者決定戦も予定されており、タイチ&石井にもまだまだチャンスはありそうだ。 バックステージでそんなタイチの前に現れたのが、Just 4 Guysとして共闘していた上村だった。「僕は今日、棚橋さんと闘って、タイチさんは、こうやってIWGPタッグのベルトを、本隊の石井さんと獲ってます。これから、共闘ではなくて、僕らも本隊として、このプロレス界、新日本プロレスを明るく照らしていきましょう」とタイチに提案した。 Just 4 Guysは今年3月に本隊と合体。あくまでもユニットの形を残しての共闘だった。しかし、今大会で欠場していたメンバーのDOUKIがHOUSE OF TORTUREに電撃加入。タイチもベルトを巻いたことで1つの区切りが付く結果となった。 上村の言葉を受け止めたタイチは「中途半端じゃなくて、しっかり俺らが本隊に入って、俺らの力で新日本プロレス本隊盛り上げて。そうすれば全部、全体が盛り上がってくると思うから」と同意。上村との対戦も視野に入れると、「辞めたいヤツは辞めて、やりたいことやりたいヤツは勝手にやって、俺らは俺らで、本隊として上を目指していくから。それだけだ。4 GUYSの魂は俺の中で生きてるけどな。今後、楽しみにしとけ。G1、自分で勝ち獲ってやるよ」と視線を前に向けた。
『DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2025年6月15日)IWGPタッグ選手権試合 ○タイチ&石井智宏vsグレート-O-カーン&カラム・ニューマン×
始動したばかりの石井&タイチがIWGPタッグ王座を逆転奪取。オーカーン&ニューマンは1度も防衛できずに陥落した。
ニューマンはジェフ・コブの新日本退団を受けて、保持していたIWGPタッグ王座を返上。パートナーをオーカーンに代えて、4・26広島大会の新王者決定戦を制し、改めてUNITED EMPIREが王座に返り咲いた。そんな新王者に元王者である内藤哲也&高橋ヒロムを破った石井&タイチが挑戦表明。オーカーン&ニューマンは、本隊とJust 4 Guysの共闘によって生まれた強力タッグを迎え撃つことになった。
直前の第4試合でJust 4 Guysとしてタイチと共闘していたDOUKIがまさかのHOUSE OF TORTURE入り。タイチは動揺を見せながらもリングインする。試合がスタートすると、気持ちを切り換え、ニューマンとのっけから打撃戦で火花。しかし、帝国軍に狙い撃ちされて、タイチはローンバトルを余儀なくされた。
しかし、タイチが窮地をしのぎきると、あとを受けた石井が大暴れ。一気に巻き返す。帝国軍に右腕を狙われて苦もんする場面も見られたが、ニューマンのハイキックをオーカーンに誤爆させ、そのニューマンをジャーマンで投げ捨てると、体力を回復させたタイチにつないだ。「タイチ」コールの中、タイチはこん身のアックスボンバーをニューマンにズバリ。急角度のバックドロップもさく裂する。
だが、天翔十字鳳は飛び込んだオーカーンが阻止し、アイアンクローに捕獲したままコーナーに抱え上げると、そこにニューマンがドロップキックを発射。再び流れは帝国軍に傾く。オーカーンが石井にプランチャを、ニューマンがタイチにトペコンヒーロを敢行。ニューマンはダイビングフットスタンプやファイヤーボルトなどでタイチを攻めに攻めた。そして、王者組はImperial Dropの構えに。
献身的な動きを見せた石井がショルダータックルでニューマンを打ち倒してこれを防ぐ。オーカーンにはラリアットを振り抜くと、ニューマンにはタイチとのサンドイッチ延髄斬りを叩き込んだ。だが、屈しないニューマンが石井を蹴り飛ばしてタイチにスイング式DDTを決めると、オーカーンも投げ捨てジャーマンで石井を分断。ニューマンはタイチの動きを読んでその場飛びスパニッシュフライで叩きつけると、オスカッターへ。
タイチはこれを天翔十字鳳で迎撃して大逆転。急行した石井と合体式垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した。飛び込んだオーカーンを天翔十字鳳で蹴り倒すと、石井が足止め。タイチはブラックメフィストで叩きつけて3カウントを奪った。
始動したばかりの石井&タイチがその実力を発揮してIWGPタッグ王座一発奪取。石井は師匠・天龍源一郎が保持していた最年長戴冠記録を更新し、STRONG王座との二冠王になった。
試合後、石井は「今日はタイチだろ。タイチのおかげだ。タイチのナニクソ魂がここにベルトをもたらしたんだ」とパートナーを称賛。タイチも「いや、トモさんですよ。トモさんに教えてもらったから、この気持ちが出せたんです」と石井を称えた。
昨年に続きG1出場メンバーに名前はなかったが、タイチは「やってやるよ、ここまできたら。もうこれ(ベルト)は俺らに来たんだ。あとやれること、テメエらの力でもう一度G1(出場権)、奪い取ってやるよ」と気持ちは前向き。出場者決定戦も予定されており、タイチ&石井にもまだまだチャンスはありそうだ。
バックステージでそんなタイチの前に現れたのが、Just 4 Guysとして共闘していた上村だった。「僕は今日、棚橋さんと闘って、タイチさんは、こうやってIWGPタッグのベルトを、本隊の石井さんと獲ってます。これから、共闘ではなくて、僕らも本隊として、このプロレス界、新日本プロレスを明るく照らしていきましょう」とタイチに提案した。
Just 4 Guysは今年3月に本隊と合体。あくまでもユニットの形を残しての共闘だった。しかし、今大会で欠場していたメンバーのDOUKIがHOUSE OF TORTUREに電撃加入。タイチもベルトを巻いたことで1つの区切りが付く結果となった。
上村の言葉を受け止めたタイチは「中途半端じゃなくて、しっかり俺らが本隊に入って、俺らの力で新日本プロレス本隊盛り上げて。そうすれば全部、全体が盛り上がってくると思うから」と同意。上村との対戦も視野に入れると、「辞めたいヤツは辞めて、やりたいことやりたいヤツは勝手にやって、俺らは俺らで、本隊として上を目指していくから。それだけだ。4 GUYSの魂は俺の中で生きてるけどな。今後、楽しみにしとけ。G1、自分で勝ち獲ってやるよ」と視線を前に向けた。