【NOAH】OZAWAがYO-HEYとの“王者対決”圧勝 名古屋イジりで拳王戦へ余裕しゃくしゃく 2025/6/22

『SUNNY VOYAGE 2025』愛知・Lives NAGOYA(2025年6月22日)
○OZAWAvsYO-HEY×

 GHCヘビー級王者・OZAWAとGHCジュニア王者・YO-HEYの“王者対決"によるシングルマッチが名古屋大会メインで実現。圧勝したOZAWAが、拳王との次期防衛戦へ“名古屋イジり"で余裕を漂わせた。

 大阪でのNOAH旗揚げ25周年記念大会の翌日に、名古屋ではヘビーvsジュニア王者対決が実現。前夜大阪大会で小峠篤司の挑戦を退けたYO-HEYが、勢いそのままあの手この手でOZAWAを攻略しにかかった。

 ジュニア王者のYO-HEYが先に仕掛ける。場外に退避すると、OZAWAを真似てブレイクダンスの序盤部分を披露して挑発。TEAM 2000Xのメンバーが飛びかかると、情熱RATEL'Sの面々も加わって乱闘に発展したが、ひとり抜け出したYO-HEYがそこにトペコンヒーロを敢行した。介入したタダスケのパイプイス攻撃を食らって守勢を強いられる場面も見られたが、OZAWAのお株を奪う相手コーナーを蹴り上げてのムーンサルトプレスを繰り出して、どよめきを巻き起こした。

 OZAWAも見本を見せるかのように華麗なブレイクダンスを披露。徐々にペースを奪い取り、旋風脚、サンダーファイヤーパワーボムと大技を連発するが、ビッグベンエッジはYO-HEYが阻止する。顔面Gをキャッチされてもコードブレイカーに切り換えると、正調顔面Gがさく裂。乱入を狙ったヨシ・タツをトラースキックで返り討ちにすると、OZAWAめがけて得意のドロップキックを発射した。そして、スーパー顔面Gで勝負に出る。

 しかし、回避したOZAWAはニールキックで逆転。ネックスプリングで立ち上がると、YO-HEYの動きを過剰に真似て「顔面G!」と雄叫びを上げてから、顔面Gを完コピしてみせる。さらに、YO-HEYの頬をなめてから、華麗なドロップキックを放つと、最後はReal Rebelで完璧な3カウントを奪った。

 圧勝で“王者対決"を制したOZAWAは、TEAM 2000Xの面々とともにリング上を占拠すると、悠然とマイクを握る。

 「本日、この名古屋の地にお集まりいただき、誠にありがとうございま〜す。僕はね、この名古屋の地が大好きなんです。例えば! この会場の隣にある日本有数の大人気観光スポット・レゴランド、素敵だなあ、名古屋」とガラにもなく切り出したが「そして、名古屋の市民の皆さん、とても車の運転が上手い。ウインカーを出さずに横に曲がったり、左に曲がったり、ギリギリのラインを割り込んでみたり、本当に車の運転が上手い。そんな名古屋の皆さんが大好きです」と危険運転が多いとされる“自動車どころ"愛知を嫌味たっぷりに揶揄(やゆ)した。

 7・19後楽園大会では拳王の挑戦を受けることが決まったばかり。「そんな僕の大好きな名古屋の皆さんにお知らせがあります。7月19日、プロレスリング・オザ、旗揚げ記念大会、後楽園ホールであります。俺より前の前座の試合で戦ってた、あの“承認欲求おじさん"こと拳王と、このGHCヘビー級のベルトを懸けて戦いま〜す。ぜひ僕の大好きな名古屋の皆さん、この中途半端な…いや、どこへでも行ける便利な地から東京に来てくださ〜い。The Real Rebel〜!」と最後まで名古屋をイジり倒して締めくくり、V7へ余裕と貫禄を漂わせた。

【OZAWAの話】「おい! ジュニアヘビー級のチャンピオンに余裕で勝っちゃったな。ハハハ。まあ、そんなことはさ、どうでもいいよ。今日はさ、別になんかお祭りマッチというか、イベントというか、消化試合だったね、今日はね。そんなことよりさ。おい、拳王。俺は本気でプロレス忖度大賞MVPを目指しているんだぞ。お前が余計なことを言って、あの東スポのなんか委員会の皆さんに嫌な思いをさせて、お前はまた…。俺はいい感じで来てるのに、忖度大賞MVP獲れなかったら、どうするんだ? 委員会の皆さんの機嫌を損ねるようなことを言うんじゃないよ! お前。今、俺、メチャクチャいいところなのにさ。またさ、団体の大きさで決めたりとかさ、委員会の皆さんと仲良くしている人が優先されるみたいな、そんな忖度の忖度大賞にさせたらダメだろ。邪魔するなよ。お前いいところだぞ。プロレスリング・オザ、いいところに来てるんだからさ。邪魔するな」