プロレス/格闘技DX

　『ナイト・オブ・チャンピオンズ』が現地時間28日、サウジアラビア・リヤドで行われ、コーディ・ローデスが熱戦の末にランディ・オートンを破ってキング・オブ・ザ・リング・トーナメントを制覇。『サマースラム』での統一WWE王座返り咲きを宣言した。

　シングルトーナメント、キング・オブ・ザ・リングはいよいよ決勝戦。前統一WWE王者・コーディと14度の頂点ベルト戴冠歴を誇るオートンの豪華カードで栄冠が争われた。

　序盤から両者は一進一退の攻防を展開。オートンがトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで先制したものの、自らの腰にダメージを負ってしまう。何とか立ち上がったところにコーディがディザスターキックをさく裂。高速ブレーンバスター、鉄柱を利してのバックブリーカーなど腰攻めで主導権を握った。

　オートンもラリアット連打、高速パワースラムで反撃。エレベイテッドDDTを阻止したコーディがコーディカッター、スーパーコーディカッターの猛攻に出ても、エレベイテッドDDTで突き刺した。RKOをクロスローズで切り返されても3カウントを許さず。電光石火のRKOをさく裂させたが、コーディも2カウントで返した。

　ならばとオートンはパントキックを繰り出したが、回避したコーディは足4の字固めで捕らえた。ロープに逃れたオートンはディザスターキックを放ったコーディをRKOで迎撃。「手段を選ばない」の発言通り、イスを手にし、レフェリーに取り上げられてもコーナー金具攻撃を狙った。が、阻止したコーディはRKOを不発に終わらせると、電光石火のクロスローズを爆発させて3カウントを奪った。

　コーディがオートンとの激闘を制し、キング・オブ・ザ・リング初優勝。『サマースラム』(8・2&3ニュージャージー)での王座挑戦権を手にした。試合後、インタビューを受けたコーディはオートンへの敬意を表すると、「サマースラムでCMパンクかジョン・シーナを倒して統一WWE王座を獲り返す」と宣言した。

　『ナイト・オブ・チャンピオンズ』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。