【新日本】オレッグが奮闘・永田粉砕でNEVER快勝V1 ウルフ アロンにも対抗意識 2025/6/29
『棚橋弘至プロデュース興行 TANAHASHI JAM〜至(いたる)』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)(2025年6月29日) NEVER無差別級選手権試合 ○ボルチン・オレッグvs永田裕志× オレッグが奮闘を見せた永田をカミカゼで粉砕してNEVER王座V1。涙ながらに師匠・永田に感謝し、入団間もないウルフ アロンへの対抗意識ものぞかせた。 オレッグは永田が監督するレスリングチーム・ブシロードクラブ(現TEAM NEW JAPAN)出身で、2人は師弟関係にあたる。昨年12月に中国・上海で行われたアントニオ猪木追悼大会で初シングルを行い、オレッグが勝利。今回が国内初の一騎打ちとなった。当初はノンタイトル戦だったが、6・15大阪城ホール大会でKONOSUKE TAKESHITAを破り、NEVER王座初戴冠を果たしたオレッグが「初防衛戦を永田さんとやりたい」と熱望。NEVER王座が懸けられることになった。 レスリングの攻防から試合はスタートすると、永田が積極果敢にフロントハイキックなどを放っていくが、オレッグは真っ向ファイトで応戦。パワーの違いを見せつける。ならばと永田は低空ドロップキックから左足攻めに着手。ローキックやストンピングをピンポイントで浴びせると、河津落としからヒザ十字固めに捕獲した。 オレッグは強引にドロップキックで永田を吹き飛ばすと、ジャンピングボディプレスなどで流れを変える。ボルチンシェイクから豪快にぶん投げると、ヒザを気にしながらもネックスプリングで立ち上がり、バックドロップを繰り出した。そして、リバーススプラッシュへ。これを永田が自爆させると、場内は「永田」コールに包まれる。 ローキックで左足を蹴りまくった永田は、敬礼ポーズからナガタロックでギブアップを迫った。止まらない永田は、ロープに逃れたオレッグにバックドロップをズバリ。さらにタイナーの構えに。キャッチされてパワーボムを食らってしまった永田だったが、エルボー合戦を仕掛けると、エクスプロイダーでぶん投げる。永田はタイナー、雪崩式エクスプロイダーとなおも猛攻。カウントの大合唱となるが、オレッグはフォールを返した。 永田は総仕上げとばかりにバックドロップホールドを狙うも、抵抗したオレッグはフロントスープレックスで反撃。永田も浴びせ蹴りを放つが、屈しないオレッグはラリアットでねじ伏せると、カミカゼの構えに。永田はヒジを利かせて脱出を図るも、離さないオレッグはハリケーンドライバーに切り換えると、改めてカミカゼを繰り出して3カウントを奪った。 オレッグがNEVER王座快勝V1。永田に頭を下げて握手を交わす。永田が手を掲げてオレッグを称えると、その眼前で敬礼ポーズを披露した。「本当に今日の試合前は今までで一番緊張していたかもしれない」というようにオレッグにとって永田は特別な存在。「今日は永田さん強かったですね。俺のお父さんよりも歳が上ですね。57歳であんな元気ですね」と健在ぶりに敬意を表し、「本当に永田さんには感謝しかない。永田さんのおかげで日本好きになって、プロレス好きになって、今チャンピオンになって。これからもいっぱい頑張って自分の国にもプロレスを知らしめるように、プロレスを信じてもらえるように……自分の国だけじゃなくて、その近くの国にもプロレスがないから。みんなに、世界にプロレスを知らしめるようにやりたい」と涙ながらに誓った。 そしてオレッグは新日本に入団したばかりのウルフにも「アロンはあと半年後にデビューで、オリンピック選手だから普通の一般の人たちと違って全部覚えるの早いだろうし。それが楽しみ」と言及した。「これから新日本はどこの団体よりも有名になるように、強くなるように、アロンと2人の闘いで強さを見せたい」と描いており、「デビュー戦の相手が誰になるかわからないけど、自分も頑張ります」と対抗意識を燃やしていた。 【試合後のオレッグ】 ▼オレッグ「本当に今日の試合前は今までで一番緊張していたかもしれないですね。今まで闘った相手には勝つことだけしか集中してないから。勝ってもどうでもいいから、何でも使ってどうでもいいから。とりあえず勝つ気持ちだけだったね。今日の試合は永田さん。2017年からずっと永田さんと一緒でした。永田さんのおかげでこの世界が知れたし、まったく違う世界だけど、この世界でうまくいきたいと思いますね。(※涙ぐみながら)本当に永田さんには感謝しかない。永田さんのおかげで日本好きになって、プロレス好きになって、今チャンピオンになって。これからもいっぱい頑張って自分の国にもプロレスを知らしめるように、プロレスを信じてもらえるように……自分の国だけじゃなくて、その近くの国にもプロレスがないから。みんなに、世界にプロレスを知らしめるようにやりたいと思うので。とりあえず、今日は永田さん強かったですね。俺のお父さんよりも歳が上ですね。57歳であんな元気ですね。俺もいっぱい勉強しなきゃいけないし。永田さんもう33年もプロレスやっているし、俺も27年レスリングやっていて、これから新日本で30年やるように頑張ります。ありがとうございました」 ――ウルフ アロン選手が見ていましたが、意識はしている? ▼オレッグ「メチャクチャ意識しましたよ。やっぱりオリンピック選手がプロレスやりたいと言ってくれることはなかなかないじゃないですか。カート・アングルくらいじゃないですかね? 柔道はたぶん初めてだと思いますね、新日本だけじゃなくてWWEもないし。これから新日本はどこの団体よりも有名になるように、強くなるように、アロンと2人の闘いで強さを見せたいなと思うので。アロンはあと半年後にデビューで、オリンピック選手だから普通の一般の人たちと違って全部覚えるの早いだろうし。それが楽しみですね。デビュー戦の相手が誰になるかわからないけど、自分も頑張ります」 【永田の話】「強え……オレッグ。まあ、もともと強いのは知ってるけど強すぎる。だから俺が連れてきた。強い……。デビューわずか2年チャンピオンになりやがって驚いた。やっぱりね、こういう強い若いのが入ってくると、俺自身もより気合いを入れて挑んだけど、まあ今日は負けた。やっぱり来られると、熱くなっちゃう俺がいるな。まだいけるな。熱くなって。敗れて悔しい想いが残っているので、まだ俺はいける。今日のところはオレッグの強さに脱帽だよ。でも崩せない山じゃないんだ。まだまだ頑張ります」
『棚橋弘至プロデュース興行 TANAHASHI JAM〜至(いたる)』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)(2025年6月29日)
NEVER無差別級選手権試合 ○ボルチン・オレッグvs永田裕志×
オレッグが奮闘を見せた永田をカミカゼで粉砕してNEVER王座V1。涙ながらに師匠・永田に感謝し、入団間もないウルフ アロンへの対抗意識ものぞかせた。
オレッグは永田が監督するレスリングチーム・ブシロードクラブ(現TEAM NEW JAPAN)出身で、2人は師弟関係にあたる。昨年12月に中国・上海で行われたアントニオ猪木追悼大会で初シングルを行い、オレッグが勝利。今回が国内初の一騎打ちとなった。当初はノンタイトル戦だったが、6・15大阪城ホール大会でKONOSUKE TAKESHITAを破り、NEVER王座初戴冠を果たしたオレッグが「初防衛戦を永田さんとやりたい」と熱望。NEVER王座が懸けられることになった。
レスリングの攻防から試合はスタートすると、永田が積極果敢にフロントハイキックなどを放っていくが、オレッグは真っ向ファイトで応戦。パワーの違いを見せつける。ならばと永田は低空ドロップキックから左足攻めに着手。ローキックやストンピングをピンポイントで浴びせると、河津落としからヒザ十字固めに捕獲した。
オレッグは強引にドロップキックで永田を吹き飛ばすと、ジャンピングボディプレスなどで流れを変える。ボルチンシェイクから豪快にぶん投げると、ヒザを気にしながらもネックスプリングで立ち上がり、バックドロップを繰り出した。そして、リバーススプラッシュへ。これを永田が自爆させると、場内は「永田」コールに包まれる。
ローキックで左足を蹴りまくった永田は、敬礼ポーズからナガタロックでギブアップを迫った。止まらない永田は、ロープに逃れたオレッグにバックドロップをズバリ。さらにタイナーの構えに。キャッチされてパワーボムを食らってしまった永田だったが、エルボー合戦を仕掛けると、エクスプロイダーでぶん投げる。永田はタイナー、雪崩式エクスプロイダーとなおも猛攻。カウントの大合唱となるが、オレッグはフォールを返した。
永田は総仕上げとばかりにバックドロップホールドを狙うも、抵抗したオレッグはフロントスープレックスで反撃。永田も浴びせ蹴りを放つが、屈しないオレッグはラリアットでねじ伏せると、カミカゼの構えに。永田はヒジを利かせて脱出を図るも、離さないオレッグはハリケーンドライバーに切り換えると、改めてカミカゼを繰り出して3カウントを奪った。
オレッグがNEVER王座快勝V1。永田に頭を下げて握手を交わす。永田が手を掲げてオレッグを称えると、その眼前で敬礼ポーズを披露した。「本当に今日の試合前は今までで一番緊張していたかもしれない」というようにオレッグにとって永田は特別な存在。「今日は永田さん強かったですね。俺のお父さんよりも歳が上ですね。57歳であんな元気ですね」と健在ぶりに敬意を表し、「本当に永田さんには感謝しかない。永田さんのおかげで日本好きになって、プロレス好きになって、今チャンピオンになって。これからもいっぱい頑張って自分の国にもプロレスを知らしめるように、プロレスを信じてもらえるように……自分の国だけじゃなくて、その近くの国にもプロレスがないから。みんなに、世界にプロレスを知らしめるようにやりたい」と涙ながらに誓った。
そしてオレッグは新日本に入団したばかりのウルフにも「アロンはあと半年後にデビューで、オリンピック選手だから普通の一般の人たちと違って全部覚えるの早いだろうし。それが楽しみ」と言及した。「これから新日本はどこの団体よりも有名になるように、強くなるように、アロンと2人の闘いで強さを見せたい」と描いており、「デビュー戦の相手が誰になるかわからないけど、自分も頑張ります」と対抗意識を燃やしていた。
【試合後のオレッグ】
▼オレッグ「本当に今日の試合前は今までで一番緊張していたかもしれないですね。今まで闘った相手には勝つことだけしか集中してないから。勝ってもどうでもいいから、何でも使ってどうでもいいから。とりあえず勝つ気持ちだけだったね。今日の試合は永田さん。2017年からずっと永田さんと一緒でした。永田さんのおかげでこの世界が知れたし、まったく違う世界だけど、この世界でうまくいきたいと思いますね。(※涙ぐみながら)本当に永田さんには感謝しかない。永田さんのおかげで日本好きになって、プロレス好きになって、今チャンピオンになって。これからもいっぱい頑張って自分の国にもプロレスを知らしめるように、プロレスを信じてもらえるように……自分の国だけじゃなくて、その近くの国にもプロレスがないから。みんなに、世界にプロレスを知らしめるようにやりたいと思うので。とりあえず、今日は永田さん強かったですね。俺のお父さんよりも歳が上ですね。57歳であんな元気ですね。俺もいっぱい勉強しなきゃいけないし。永田さんもう33年もプロレスやっているし、俺も27年レスリングやっていて、これから新日本で30年やるように頑張ります。ありがとうございました」
――ウルフ アロン選手が見ていましたが、意識はしている?
▼オレッグ「メチャクチャ意識しましたよ。やっぱりオリンピック選手がプロレスやりたいと言ってくれることはなかなかないじゃないですか。カート・アングルくらいじゃないですかね? 柔道はたぶん初めてだと思いますね、新日本だけじゃなくてWWEもないし。これから新日本はどこの団体よりも有名になるように、強くなるように、アロンと2人の闘いで強さを見せたいなと思うので。アロンはあと半年後にデビューで、オリンピック選手だから普通の一般の人たちと違って全部覚えるの早いだろうし。それが楽しみですね。デビュー戦の相手が誰になるかわからないけど、自分も頑張ります」
【永田の話】「強え……オレッグ。まあ、もともと強いのは知ってるけど強すぎる。だから俺が連れてきた。強い……。デビューわずか2年チャンピオンになりやがって驚いた。やっぱりね、こういう強い若いのが入ってくると、俺自身もより気合いを入れて挑んだけど、まあ今日は負けた。やっぱり来られると、熱くなっちゃう俺がいるな。まだいけるな。熱くなって。敗れて悔しい想いが残っているので、まだ俺はいける。今日のところはオレッグの強さに脱帽だよ。でも崩せない山じゃないんだ。まだまだ頑張ります」