【DDT】UNIVERSAL王座戦へ鈴木が屈辱失神 「青木、次は苦しめ!」 2025/6/29

『KING OF KINGS〜嵐の6月決戦〜』後楽園ホール(2025年6月29日)
○上野勇希&鈴木みのるvs青木真也&高鹿佑也×

 UNIVERSAL王者・鈴木が青木との前哨戦で絞め落とされ、錯乱状態に陥った。

 7・13後楽園大会で王者・鈴木に青木が挑戦するUNIVERSAL戦を控える。大会開始前、公開調印式が行われ、鈴木は「次の対戦相手・青木真也、世界のエイオキ。お前の斬れ味試させてもらうよ。おい、俺は世界のプロレス王・鈴木みのるだ!」と通告すると、青木は「今回は獲りますよ。(鈴木は)必ず上に来るというか、かぶせてくるというか。今までの選手は下からつくった試合が多かったと思うんで、今回、僕が上からかぶせて勝ちます」と応戦した。

 両者はこの日、鈴木が上野、青木が高鹿とそれぞれ組んで激突した。ピリピリするようなレスリングの攻防を展開すると、場外戦でエルボーを打ち合い、鈴木がイスで殴打。リングに戻ると、青木がミドルキック連打を浴びせ、フルネルソンで絞め上げたが、鈴木もエルボーでやり返して譲らない。

 終盤、上野のBMEをかわした高鹿がインターセプトからアームロックで捕らえたものの鈴木がカット。すると青木がスリーパーで絞め上げ、鈴木は落ちてしまった。その間、上野が高鹿を丸め込んで3カウントを奪い、鈴木が前哨戦を制した形となったが、青木は「イージー・ジョブ」とマイクで勝ち誇った。

 その後も鈴木はしばし倒れたまま。意識が戻ると完全に錯乱状態でセコンド陣、レフェリーを手当たり次第に暴行して控室に消えた。

 バックステージで青木は「強くも怖くもないだろう。なんかよかったなと思うよ。後は負けて、最後に落とされて、(その姿を)WRESTLE UNIVERSEで見ましょう」と手応えをつかんだ様子。対する鈴木はコメントブースに姿を見せたものの、長椅子を放り投げ、「青木、どこ行った? 次は苦しめ!」と怒りを爆発させていた。