【ZERO1】2代目ハヤブサが火祭り初出場・初優勝 デビュー2ヵ月強で初栄冠 2025/7/4

『火祭り2025』新宿FACE(2025年7月4日)
優勝決定戦 ○ハヤブサvsクリス・ヴァイス×

 2代目ハヤブサがヴァイスを破って火祭り初出場・初優勝。デビュー2ヵ月強で初の栄冠を手にした。

 蘇った不死鳥が火祭りを制した。初代ハヤブサの死から9年の時を経て、今年4月27日、ルチャフィエスタ両国大会で2代目ハヤブサが誕生。デビュー戦で初代のライバルだった田中将斗にいきなり勝利したハヤブサは、ZERO1火祭りでも4勝1分と負けなしでBブロックを首位通過し、この日の優勝戦でAブロック1位のヴァイスと相対した。

 ショルダータックルでヴァイスに先制を許したハヤブサだったが、ドロップキックで場外に吹き飛ばすと、早くもノータッチトペコンヒーロを発射した。リングに戻るとサッカーボールキックで蹴り飛ばしたり、ギロチンドロップを落としたりと左腕に攻撃を集中した。

 ヴァイスもエプロンからのロープ越しフライングショルダーで反撃。相手の両腕をクロスしての変型キャメルクラッチで絞め上げ、滞空式ブレーンバスターで叩きつけたが、ハヤブサはニールキックで反撃。ヴァイスが場外に転落すると、三角飛びケブラーダで突っ込む。さらに初代も得意としたスワンダイブ式スワントーンボム、ライオンサルトの連続攻撃をさく裂させた。

 ヴァイスも突っ込むハヤブサをキャッチしてのブレーンバスターで逆襲。丸め込みを連発したが、ハヤブサはトラースキック、タイガードライバーの波状攻撃で押し返す。フィッシャーマンスープレックスで投げると、ファイアーバードスプラッシュで勝負に出た。

 ヴァイスも沈まない。コーナーに上がったハヤブサを捕まえ、スプラッシュマウンテン式パイルドライバーで突き刺した。すかさずヴァイスはラリアットを連打。パッケージパイルドライバーはハヤブサがウラカンラナで切り返し、Hエッジを決めても、コーナーに上がったところを雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。が、ハヤブサはファルコンアローですぐさま逆襲。すかさずフェニックススプラッシュを発射して3カウントを奪った。

 ハヤブサが初出場となった火祭りに優勝。デビューからわずか2ヵ月強で初の栄冠獲りを果たした。試合後、工藤めぐみGMから受け取った火祭り刀を抜いたハヤブサは祝福の「ハヤブサ!」コールの中、マイクをもって「宣言通り、この火祭り2025、このハヤブサが優勝したぞ!」と絶叫。「この伝統の火祭りに優勝できて本当に胸に来るものがある。そして、この火祭り刀を持った俺はこの先やっていきたいことがある。それはここでは言わないよ」と意味深長に続けた。そして最後にハヤブサは「いくぞー! 3、2、1、ゼロワン! お楽しみはこれからだ!」の唱和で締めた。

【ハヤブサの話】「宣言通り優勝して火祭り刀を手にすることができた。終盤食らった技で何がどうなったかわかってねえけど、俺はこの火祭り刀を持って、この先もZERO1のリングでやっていきたいことがある。それはまだここでは言わない。お楽しみはこれからだ」