プロレス/格闘技DX

　『サタデーナイト・メインイベント』が現地時間12日、ジョージア州アトランタで行われ、ランディ・オートンがドリュー・マッキンタイアに快勝。敗れたマッキンタイアがオートンのセコンドについたカントリー歌手ジェリー・ロールにクレイモアを叩き込む暴挙を働いたことで、『サマースラム』でオートン&ロールとマッキンタイア&ローガン・ポールのタッグ対決が決まった。

　2週間前のスマックダウンでマッキンタイアが復帰。オートンを罵倒したものの、RKOを食らった。これを受けてこの日の両者の一騎打ちが決定。前日のスマックダウンではマッキンタイアがクレイモアで報復していた。

　オートンは同じテネシー州出身のカントリー歌手・ロールとともに登場。対するマッキンタイアはローガンをセコンドにつけた。前日のスマックダウンでロールのライブをローガンが妨害して遺恨が発生していた。

　序盤、ラリアットで場外に叩き落としたオートンだが、マッキンタイアはお株を奪う実況席へのバックドロップを連発して応戦。逆水平連打などで攻勢を続けたが、オートンはラリアットを連発し、高速パワースラムで巻き返す。実況席へのバックドロップも3連発でお返しし、エレベイテッドDDTで追い討ちをかけた。

　オートンがRKOの構えに入ると、ローガンがエプロンに上がって妨害。オートンが振り向いた瞬間、マッキンタイアがクレイモアをぶち込んだが、オートンはニアロープで命拾い。場外ではロールとローガンが口論し、ロールが胸を小突いて突き飛ばした。マッキンタイアがロールを挑発すると、息を吹き返したオートンは電光石火のRKOをさく裂。マッキンタイアは返せず3カウントが入った。

　試合後、ローガンがオートンを襲撃。ナックルパンチを叩き込むと、馬乗りになってパンチを連発した。するとロールがローガンを突き飛ばし、レスラー顔負けの強烈なエルボーで蹴散らした。が、マッキンタイアがクレイモアを叩き込む暴挙を働き、ロールはグッタリ。オートンが介抱し、肩を貸して花道を下がった。

　その後、バックステージでオートンが「本当にすまない。あんたをあそこに行かせるべきじゃなかった。それは俺の責任だ」とジェリーに謝罪。『サマースラム』での報復を宣言すると、ロールも握手で呼応し、マッキンタイア&ローガンとのタッグ対決が決まった。