【DRAGONGATE】吉岡完敗も先輩・棚橋がエール「ハイフライフロー使ってくれ」、「エースになれ」 2025/7/13
『KOBEプロレスフェスティバル2025』神戸ワールド記念ホール(2025年7月13日) ○棚橋弘至&ドラゴン・キッドvsドラゴン・ダイヤ&吉岡勇紀× 吉岡が同郷の先輩・棚橋に完敗。来年1月の引退を控える棚橋は「もしよかったらハイフライフロー使ってくれ」と団体の枠を超えて継承を呼びかけ、「DRAGONGATEのエースになれよ!」とエールを送った。 今年3月に1年3ヵ月の長期欠場から復帰した吉岡だが、5・5名古屋大会でZ-Bratsとの金網戦に敗れ、丸坊主にされるなど不振が続いてきた。その現状を見かねた斎藤了GMが「スペシャルな試合」を用意し、キッドが新日本6・29名古屋大会に出向いて棚橋にタッグ結成を要請。棚橋も快諾し、同じ岐阜県大垣市出身で、大垣西高校野球部の後輩・吉岡に胸を貸すことになった。 尊敬の思いを封印しての棚橋超えとトップ返り咲きを誓ってこの日を迎えた吉岡。序盤、先輩・棚橋と向き合うと、ドロップキックで先制してみせる。棚橋がダイビングボディアタックでやり返し、エアギターを披露すると、ダイヤが割って入って強制終了。吉岡&ダイヤのダブルドロップキックがキッドに決まった。 キッドのローリングソバットを食らった吉岡は棚橋の太陽ブロー、サンセットフリップの波状攻撃を浴びて劣勢に。キッドのジャベ、棚橋の足攻めによって防戦一方に追い込まれてしまう。それでも吉岡はエルボーを連発して立ち向かい、ドラゴン張り手で押し返されても、ブレーンバスターで引っこ抜いてみせる。さらに吉岡が棚橋、ダイヤがキッドにトペコンヒーロを同時に発射した。 その後、ダイヤがキッドのクリスト、吉岡が棚橋のテキサスクローバーホールドに同時に捕まったが、D'Courageコンビも負けてはいない。ダイヤが延髄斬り、吉岡がマッケンロー、ダイヤがその場飛びムーンサルトの波状攻撃を浴びせる。そして吉岡がお株を奪うフロッグスプラッシュを投下した。ダイヤが棚橋を分断。吉岡がキッドにもフロッグスプラッシュを狙ったが、不発に終わった。 棚橋がコーナー上で吉岡を肩車すると、キッドが三角飛び雪崩式フランケンを敢行。ケブラーダでダイヤを分断した。すかさず棚橋がスリングブレイドの構えを見せると、吉岡は絶妙なタイミングのバトルフックで迎撃。棚橋もツイスト&シャウトですぐさま反撃し、スリングブレイドをさく裂させる。そしてハイフライフローを発射すると、吉岡は返せず3カウントを聞いた。 吉岡が先輩・棚橋に完敗。試合後、マイクを持った棚橋から思いがけない言葉が飛び出した。「今日戦った対戦相手の吉岡選手は僕と同じ高校、そして同じ野球部出身。同じ野球部出身で二人もプロレスラーがいる。これは凄いことだし、この縁をしっかり大切にして、今日1個決めたことがあります」と切り出すと、「吉岡選手が使うスプラッシュ、ハイフライフローと同じ形じゃないですか。もしよかったらハイフライフロー使ってくれ。来年1月4日、引退した後、吉岡選手がハイフライを使い続ける限り、この技は生き続けるからな。頼んだぞ」と託した。 これには吉岡も棚橋と握手を交わし、深々と一礼。そして棚橋が「吉岡、DRAGONGATEのエースになれよ!」とエールを送ると、吉岡は感極まった表情をみせた。棚橋からハイフライフローを受け継ぐことになった吉岡は偉大な先輩の思いに応えるためにも、これからDRAGONGATEの頂点を目指すのみだ。
『KOBEプロレスフェスティバル2025』神戸ワールド記念ホール(2025年7月13日)
○棚橋弘至&ドラゴン・キッドvsドラゴン・ダイヤ&吉岡勇紀×
吉岡が同郷の先輩・棚橋に完敗。来年1月の引退を控える棚橋は「もしよかったらハイフライフロー使ってくれ」と団体の枠を超えて継承を呼びかけ、「DRAGONGATEのエースになれよ!」とエールを送った。
今年3月に1年3ヵ月の長期欠場から復帰した吉岡だが、5・5名古屋大会でZ-Bratsとの金網戦に敗れ、丸坊主にされるなど不振が続いてきた。その現状を見かねた斎藤了GMが「スペシャルな試合」を用意し、キッドが新日本6・29名古屋大会に出向いて棚橋にタッグ結成を要請。棚橋も快諾し、同じ岐阜県大垣市出身で、大垣西高校野球部の後輩・吉岡に胸を貸すことになった。
尊敬の思いを封印しての棚橋超えとトップ返り咲きを誓ってこの日を迎えた吉岡。序盤、先輩・棚橋と向き合うと、ドロップキックで先制してみせる。棚橋がダイビングボディアタックでやり返し、エアギターを披露すると、ダイヤが割って入って強制終了。吉岡&ダイヤのダブルドロップキックがキッドに決まった。
キッドのローリングソバットを食らった吉岡は棚橋の太陽ブロー、サンセットフリップの波状攻撃を浴びて劣勢に。キッドのジャベ、棚橋の足攻めによって防戦一方に追い込まれてしまう。それでも吉岡はエルボーを連発して立ち向かい、ドラゴン張り手で押し返されても、ブレーンバスターで引っこ抜いてみせる。さらに吉岡が棚橋、ダイヤがキッドにトペコンヒーロを同時に発射した。
その後、ダイヤがキッドのクリスト、吉岡が棚橋のテキサスクローバーホールドに同時に捕まったが、D'Courageコンビも負けてはいない。ダイヤが延髄斬り、吉岡がマッケンロー、ダイヤがその場飛びムーンサルトの波状攻撃を浴びせる。そして吉岡がお株を奪うフロッグスプラッシュを投下した。ダイヤが棚橋を分断。吉岡がキッドにもフロッグスプラッシュを狙ったが、不発に終わった。
棚橋がコーナー上で吉岡を肩車すると、キッドが三角飛び雪崩式フランケンを敢行。ケブラーダでダイヤを分断した。すかさず棚橋がスリングブレイドの構えを見せると、吉岡は絶妙なタイミングのバトルフックで迎撃。棚橋もツイスト&シャウトですぐさま反撃し、スリングブレイドをさく裂させる。そしてハイフライフローを発射すると、吉岡は返せず3カウントを聞いた。
吉岡が先輩・棚橋に完敗。試合後、マイクを持った棚橋から思いがけない言葉が飛び出した。「今日戦った対戦相手の吉岡選手は僕と同じ高校、そして同じ野球部出身。同じ野球部出身で二人もプロレスラーがいる。これは凄いことだし、この縁をしっかり大切にして、今日1個決めたことがあります」と切り出すと、「吉岡選手が使うスプラッシュ、ハイフライフローと同じ形じゃないですか。もしよかったらハイフライフロー使ってくれ。来年1月4日、引退した後、吉岡選手がハイフライを使い続ける限り、この技は生き続けるからな。頼んだぞ」と託した。
これには吉岡も棚橋と握手を交わし、深々と一礼。そして棚橋が「吉岡、DRAGONGATEのエースになれよ!」とエールを送ると、吉岡は感極まった表情をみせた。棚橋からハイフライフローを受け継ぐことになった吉岡は偉大な先輩の思いに応えるためにも、これからDRAGONGATEの頂点を目指すのみだ。