プロレス/格闘技DX

『SUNNY VOYAGE 2025〜令和6年能登半島地震復興支援チャリティー大会〜』石川県産業展示館3号館(金沢市/2025年7月27日)

　昨年に続き、NOAHの金沢大会が『令和6年能登半島地震復興支援チャリティー大会』として行われ、石川県観光大使の武藤敬司が大会収益の一部を石川県の馳浩知事に手渡した。

　NOAHでは恒例となった夏の金沢大会。今年も収益の一部が義援金として送られるチャリティ大会として行われた。第3試合後に馳知事と“観光大使"武藤が姿をみせた。

　昨年の1月1日に発生した能登半島地震。9月には豪雨被害も発生し、1年半経った現在も復興の道はまだ半ばで、馳知事も先日、土地の境界に関する制度改正を国に要望するなど対応に追われている。

　『HOLD OUT』に乗って、スーツ姿の馳知事と観光大使の武藤が登場。武藤は「金沢の皆さん、こんにちは! 金沢暑いっすね。この暑い中、ご来場ありがとうございます。あと数試合残っております。皆さんNOAHの試合を見て、元気になって帰ってください」と激励した。

　武藤から義援金を受け取り、「ありがとうございます。こうして皆さんに買っていただいたチケットの中から義援金を賜りました。被災地にしっかりと届けたいと思います」と感謝した馳知事は、「ところで武藤ちゃん。元気よさそうじゃん。日焼けしてるじゃん。来年、選挙あるからさ。終わったら一緒に試合しようよ」とまさかの現役復帰オファー。場内は大歓声に包まれた。「股関節を人工股関節にしてドクターストップなんだよ」とタジタジになった武藤に対し、馳知事は「俺が全部やるから。立っているだけでいいから」と説得。「みんな見たいと思わない?」と呼びかけると、大きな拍手に包まれた。

　武藤が動揺を見せる中、馳知事は「改めてプロレスリング・ノアよろしくお願いします。ありがとうございます」と締めくくると、最後は『Two Hearts』が流れる中で、武藤と握手を交わした。