【DDT】HARASHIMAが先輩・真壁と合体で初の地元凱旋マッチ快勝 2025/7/27

『HARASHIMA凱旋!〜青梅で大会やるさー!なんでー?地元だからだー!〜』住友金属鉱山アリーナ青梅・第1スポーツホール(2025年7月27日)
○HARASHIMA&真壁刀義&ヤス・ウラノvs青木真也&石川修司&彰人×

 HARASHIMAがデビュー24周年記念試合で先輩・真壁と合体し、初の地元・青梅凱旋を勝利で飾った。

 DDTプロレスが7月27日、東京・住友金属鉱山アリーナ青梅・第1スポーツホールで「株式会社三興製作所 青梅 presents HARASHIMA凱旋!〜青梅で大会やるさー!なんでー?地元だからだー!〜」を開催した。デビュー24周年を迎えた“ミスターDDT"HARASHIMAは帝京大学プロレス研究会時代の先輩・真壁刀義(新日本プロレス)とのチームで、初の地元・青梅での凱旋試合を勝利で飾った。

 HARASHIMAと真壁は帝京大学プロレス研究会時代の先輩後輩。2012年8・18日本武道館大会でタッグを結成し、石川修司&伊東竜二組を撃破している。この日、久々に組んだ2人はウラノを加えたトリオで、石川&青木真也&彰人と激突。初の地元凱旋となったHARASHIMAはオープニングで大勢待利明・青梅市長、大会冠スポンサーの三興工業・森本聖社長から激励を受け、メインを迎えた。

 先発で飛び出したHARASHIMAは青木を相手にレスリングの攻防でしのぎを削った。真壁は石川とラリアットの相打ちで何度も正面衝突。彰人をノーザンライトスープレックスホールドで攻め込んだ。青木の卍固めに捕まった真壁はエイオキクラッチで丸め込まれたが、キックアウト。再び石川とラリアットを打ち合った。

 HARASHIMAはミドルキック連打、ファルコンアローで石川を攻め立てたが、ダイビングフットスタンプを食らって失速。青木のダイビングニー、エイオキクラッチでピンチを迎え、彰人の足4の字固めに捕まった。

 何とか逃れたHARASHIMAは彰人に蒼魔刀で逆襲。石川のスプラッシュマウンテンを回避すると、真壁がラリアットで石川を場外に叩き落とす好フォローをみせた。すかさずHARASHIMAがバズソーキックで彰人に追い討ち。スワンダイブ式蒼魔刀を叩き込んで3カウントを奪った。

 自らの白星で故郷に錦を飾ったHARASHIMAは「やっと、開催できた凱旋大会。本当に皆さんありがとうございます。真壁さん、自分の記念すべき試合とか節目に出ていただいて、この言葉を言いたかった。“サンキューな!"」と感謝。これには真壁も笑みを浮かべた。「今日、青梅に初めて来られた方、初めてプロレスを見た方、楽しかったですか?」と問いかけたHARASHIMAは場内から万雷の拍手が起こると、「ここまで来るのは本当に大変で、皆さんの力があったから開催できました。せっかくいいイベントができたんだから、今回で終わらさずに、もっと続けて、またやっていきたいと思います」と青梅大会の継続開催を宣言。「青梅大会、やってやるさー! そのときはみんな見に来るさー! そしてバッチリ勝ってやるさー! 何でかって? それは鍛えてるからだー!」と叫んで締めくくった。


【試合後のHARASHIMA&真壁】

▼真壁「今日はホントに感無量というか。彼もDDTプロレスを広めるために必死に頑張ってるのが分かるし。お客さんも応援してるし、背中を押してくれてるし。それがリアルだと思う。数年前に彼、彼の仲間に辛らつなこと言ったけど、その部分が続けてなかったら追いつかない。練習続けたから追いついたんで。HARASHIMAから声を掛けてもらって、リングに上がって、俺的には最高の思い出。今日のメインはどこに出しても恥ずかしくない試合だった」

▼HARASHIMA「先輩たちからありがたい言葉いただいて。真壁さん、学プロの頃から僕たち知り合ってから30年経ちました。学生プロレスで基礎体力やって、受け身取って練習して。お互いプロ入って30年経って、同じリングに立てて。すっと青梅で試合したいと思ってきて、叶わなくてダメだったことがみんなの協力でできて。思い入れのあるメンバーと試合できて幸せです。お客さんが見に来て良かったとか、楽しかったとか思ってくれたらうれしい。DDTファンの人が初めて青梅に来てくれて、青梅を知ってもらえたならうれしいし。これだけ盛り上がったなら、毎年のイベントとして続けていきたいと思いました。みんなの応援の力を本当に感じました」