【新日本】雪崩式エリミネーターさく裂 オーカーンがファンタズモ粉砕で4勝目「貴様は路傍の石ころと変わらない」 2025/7/30

『G1 CLIMAX 35』大阪・大和大学 大和アリーナ(吹田市)(2025年7月30日)
Bブロック公式戦 ○グレート-O-カーンvsエル・ファンタズモ×

 オーカーンの雪崩式エリミネーターがさく裂。豪快な荒技でTV王者のファンタズモを粉砕したオーカーンが今G1で4勝目を挙げた。

 両者はTV王座を懸けて今年2度対戦。4・5両国大会ではオーカーンが勝利してTV王座を奪取したものの、4・29佐賀大会ではファンタズモが奪回に成功しており、今回のG1公式戦が今年3度目の対戦となった。

 オーカーンが奇襲を仕掛けたものの、ファンタズモは巧みに場外転落を誘うと、プランチャ、トペスイシーダの連続ダイブで先制に成功。場外戦になってもスタンド席からのサンダーキス'86を敢行して、「ELP」コールを巻き起こした。その後もオーカーンをヘッドロックに固めて、場内を連れ回す。

 しかし、オーカーンは鉄柵めがけてのボディスラムで強引に活路。そこから腰攻めで主導権を奪う。ファンタズモもロープに飛び乗っての反転式ボディアタック、ライオンサルトと空中殺法を連続して決めるが、スピニングネックブリーカーは腰のダメージで上げられない。逆にオーカーンがアイアンクロー式コブラツイスト、アイアンクロー式バックブリーカーでさらに腰を攻めた。

 それでもファンタズモはオーカーンのジャーマンを1回転して不時着してラリアットを振り抜いて反撃。オーカーンもジャーマンを今度こそ決めるとラリアットを狙うが、ファンタズモもラリアットを合わせ、相打ちを繰り返して、同時に崩れ落ちる。懸命に立ち上がると、オーカーンはモンゴリアンチョップ連打。地獄突きも叩き込むが、ファンタズモはジャンピングハイキックからスピニングネックブリーカーを繰り出した。

 ファンタズモはCRIIを狙うが、腰のダメージから上げられない。逆にオーカーンは二段蹴りや正拳突きをクリーンヒットさせた。すかさずエリミネーターの構えに。ファンタズモは1回転して不時着すると、飛びつき式のスイング式DDTからサドンデスをドンピシャリ。オーカーンがギリギリでキックアウトすると、ファンタズモはサンダーキス'86を狙ってコーナーへ。気づいたオーカーンはコーナーに上がると、猛抵抗を見せるファンタズモの顔面を鷲づかみにし、雪崩式エリミネーターを敢行して、一気に3カウントを奪った。

 オーカーンが豪快な一撃でファンタズモを粉砕。7・26大田区大会では無敗のYOSHI-HASHIに初黒星を付けたが、今宵はTV王者に雪辱を果たして、4勝目を手にした。

 試合後、オーカーンは「ここでトラウマ克服、連勝ストップ、そしてTVチャンピオン様を処刑してやったわけだが、オイ愚民、両国で無様に負けたときのように、わざわざ分不相応に、余にリマッチなんて仕掛けてくるんじゃねえぞ」とファンタズモに通告。「余が目指すのはG1優勝からのIWGP世界ヘビー級の支配だ。もうな、貴様なんか、その辺の路傍の石ころと何も変わりゃしねえんだよ」とファンタズモを格下扱いし、IWGP世界ヘビー級王座に改めて狙いを定めた。

 勢いに乗っているオーカーンの次戦は8・2広島大会。IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.と対戦する。一方、敗れたファンタズモは鷹木信悟と激突する。

【オーカーンの話】「(※イスを置いて)ひれ伏せ、大阪の愚民ども! (※後ろを向いて)今宵もFate/Grand Order、上田功二、上田健心、K.YUKO、HaKA、安川正孝、宮根誠司、渉、琉城也、COSPA、ジーストア、キュアメイドカフェ、(※前を向いて)同盟誉めてつかわす。(※イスに座り)ここで、トラウマ克服、連勝ストップ、そしてTVチャンピオン様を処刑してやったわけだが、オイ愚民、両国で無様に負けたときのように、わざわざ分不相応に、余にリマッチなんか仕掛けてくるんじゃねえぞ。余が目指すのは、『G1』優勝からのIWGP世界ヘビー級の支配だ。もうな、貴様なんかな、そのへんの路傍の石ころと何も変わりゃしねえんだよ。(※立ち上がって)ひれ伏せ、愚民が!」

【ファンタズモの話】「(※背中を押さえ、壁に頭をつけて)クソ!! カトー…カトー…カトーチャン…これが『G1ファッ◯ンCLIMAX』だ、ベイビー…」