【全日本】ビジネスタッグ陥落 鈴木&真霜が世界タッグ戴冠 2025/8/3
『熱闘!サマーアクションウォーズ2025』大田区総合体育館(2025年8月3日) 世界タッグ選手権試合 ○鈴木秀樹&真霜拳號vs青柳優馬&宮原健斗× 鈴木&真霜がビジネスタッグを破って世界タッグ王座戴冠を果たした。 世界タッグ王者・宮原&青柳は7・17後楽園大会で北斗&タロースを下し、3度目の防衛に成功。新ベルトを手にした。試合後、鈴木&真霜が挑戦を表明し、この日のV4戦が決定。青柳は地元凱旋となる8・10松本大会での三冠挑戦を控え、5冠獲りに王手をかけるためにも鈴木&真霜を突破したいところだった。 青柳が鈴木相手にグラウンドで渡り合い、宮原も真霜にフロントハイキックを見舞って先制したが、青柳が場外で鈴木にスリーパーで絞め上げられて大の字に。ローンバトルを余儀なくされた宮原が真霜の腕攻めで劣勢となり、真霜、鈴木の順でスリーパーに捕まってしまった。 ようやく青柳が息を吹き返してエプロンに上がっても真霜が場外に排除。宮原をスリーパーで絞め上げる。それでも宮原はフロントハイキックで反撃。青柳もドロップキック、串刺しジャンピングエルボー、ダイビングボディアタックの波状攻撃に出たが、真霜は一瞬のスキを突いて脇固めで捕獲。腕ひしぎ逆十字固め、腕固めと流れるように移行して絞め上げた。 再び劣勢となった青柳は鈴木のぶら下がり式首4の字固めに捕まり、がら空きの腹部に真霜のミドルキック連打を浴びてしまう。さらに鈴木が腹部へのエルボー連打で拷問。負けじと青柳はドロップキックで突破口を開いた。 宮原がフロントハイキック、ドロップキック連射で挽回。青柳がダイビングボディアタックによる援護射撃を狙ったが、真霜が急行して場外に突き落とす。すかさず鈴木がワンハンドバックブリーカーで逆襲し、宮原をコーナーに追い込むと、腹部へのエルボーを連打。スリーパーで絞め上げ、真霜もスリーパーで青柳を分断した。 何とか耐えた宮原はスタンドブラックアウトで鈴木に反撃。青柳も真霜にラリアットを振り抜いた。鈴木が連係を阻んでもジャーマンで返り討ち。宮原のブラックアウトと青柳のトラースキックを同時にぶち込んだが、宮原のブラックアウト、シャットダウンはいずれも不発に終わり、鈴木がカミカゼで逆襲。真霜もレッグラリアットで青柳を蹴散らし、鈴木がツームストンパイルドライバーで宮原を突き刺した。 粘る宮原もブラックアウトを連射したが、シャットダウンは鈴木が決めさせず。真霜がハイキックで援護射撃すると、鈴木はダブルアームスープレックスで追い討ち。宮原がギリギリで返しても、ダブルアームスープレックスホールドでダメ押しして3カウントを奪った。 激闘の末、鈴木&真霜がビジネスタッグを撃破し、世界タッグ戴冠を果たした。「宮原健斗の今日は何%? 400%、800%、わからない。すごかった。で、青柳優馬の全力、まだお客さんに見せ切れてないところがあると思います。でも、それは対戦相手の責任。もっと青柳優馬を追い込んでいきたいです」と振り返った鈴木は「僕から上の世代、どの業界も一緒だけど、偉そうなことを言って何の責任も取らずに辞めた結果が今の世の中ですよ。その結果がちょうど僕の世代です。プロレス界の失敗作。だから、僕はプロレス界を変えることはできない。変えるのは僕より下の世代。その中で僕の世代ができることは、この悪い流れをストップすること。上のヤツらは責任取らなくてもいい。もう下に関わらないでくれ。関わりたいんだったら、すべて俺が相手します」と次世代への橋渡しとなる構えをみせた。 一方、ビジネスタッグは新ベルトを手にしてから最初の防衛戦でまさかの陥落。宮原は「負けたあと、天井を眺める。おぼろげに次は何をしようかって考えた。プロレスファンは俺の何が見たいんだろうなってな。やはりシングルだろう。俺の全日本プロレスの三冠を巻く姿だろう」と気持ちを切り替え、王道トーナメントを制しての至宝ベルト獲りに照準。青柳は「8月10日、僕の地元で三冠戦控えているんで。そこでやり返すって言ったら変ですけど、なくした分、取り戻そうと思います。8月10日、斉藤ジュン、お前のベルトを獲る」と地元での三冠獲りを見据えていた。 【試合後の鈴木&真霜】 ▼鈴木「真霜が1人で頑張りました。真霜さん間に合わず。1人でなんとか」 ▼真霜「なんとかね」 ▼鈴木「間に合った。何本目ですか? いっぱい持ってるらしいですね」 ▼真霜「これで4つ目。タッグタイトル4つ目。2本だから5冠」 ▼鈴木「パートナーは?」 ▼真霜「あなたでしょ。本田アユム、最上九、ナカ・シュウマ…」 ▼鈴木「ああ、もう。ということで、なにかありますか? 宮原健斗の…見ての通り、僕はこんな疲労困ぱいですから。彼はダメージあるかもしれないけど、彼はたぶんまだ元気いっぱい。僕のマックスは彼らのスタートですよ。今日はよくわかった。宮原健斗の今日は何%? 400%、800%、わからない。すごかった。で、青柳優馬の全力、まだお客さんに見せ切れてないところがあると思います。でも、それは対戦相手の責任。もっと青柳優馬を追い込んでいきたいです。で、会見であいつが言っていたことは僕も完全同意です。僕から上の世代、どの業界も一緒だけど、偉そうなことを言って何の責任も取らずに辞めた結果が今の世の中ですよ。その結果がちょうど僕の世代です。プロレス界の失敗作。だから、僕はプロレス界を変えることはできない。変えるのは僕より下の世代。これは団体かかわらず、どの団体でも。その中で僕の世代ができることは、この悪い流れをストップすること。上のヤツらは責任取らなくてもいい。もう下に関わらないでくれ。関わりたいんだったら、すべて俺が相手します。思いっきり過激に書いてください。ダメにしたのはお前らだよって。これからあいつらが変えていきますから。俺は手伝うだけ。ありがとうございました」 【試合後の宮原&青柳】 ▼宮原「申し訳ない」 ▼青柳「いや、すいませんでした」 ▼宮原「鈴木に全部やられちゃった」 ▼青柳「すいません、大将」 ▼宮原「結果は負けだ。俺は今、何もなくなって、何をしようか? 負けたあと、天井を眺める。おぼろげに次は何をしようかって考えた。プロレスファンは俺の何が見たいんだろうなってな。やはりシングルだろう。俺の全日本プロレスの三冠を巻く姿だろう。そのために王道トーナメントだ。王道トーナメントを勝ち上がれば、自ずと次は見えてくる。おい、王道トーナメント、真霜拳號。8月24日、お前覚えておけよ。俺はシングルで、またこのプロレス界で這い上がる」 ▼青柳「どこかで青柳優馬自身が慢心していたのかもしれません。今日、鈴木秀樹を向かい合って、それに気づくことができたんで、いい発見だったなと。だからもう、今まで以上に悔しい思いがあります。でも、8月10日、僕の地元で三冠戦控えているんで。そこでやり返すって言ったら変ですけど、なくした分、取り戻そうと思います。8月10日、斉藤ジュン、お前のベルトを獲る」
『熱闘!サマーアクションウォーズ2025』大田区総合体育館(2025年8月3日)
世界タッグ選手権試合 ○鈴木秀樹&真霜拳號vs青柳優馬&宮原健斗×
鈴木&真霜がビジネスタッグを破って世界タッグ王座戴冠を果たした。
世界タッグ王者・宮原&青柳は7・17後楽園大会で北斗&タロースを下し、3度目の防衛に成功。新ベルトを手にした。試合後、鈴木&真霜が挑戦を表明し、この日のV4戦が決定。青柳は地元凱旋となる8・10松本大会での三冠挑戦を控え、5冠獲りに王手をかけるためにも鈴木&真霜を突破したいところだった。
青柳が鈴木相手にグラウンドで渡り合い、宮原も真霜にフロントハイキックを見舞って先制したが、青柳が場外で鈴木にスリーパーで絞め上げられて大の字に。ローンバトルを余儀なくされた宮原が真霜の腕攻めで劣勢となり、真霜、鈴木の順でスリーパーに捕まってしまった。
ようやく青柳が息を吹き返してエプロンに上がっても真霜が場外に排除。宮原をスリーパーで絞め上げる。それでも宮原はフロントハイキックで反撃。青柳もドロップキック、串刺しジャンピングエルボー、ダイビングボディアタックの波状攻撃に出たが、真霜は一瞬のスキを突いて脇固めで捕獲。腕ひしぎ逆十字固め、腕固めと流れるように移行して絞め上げた。
再び劣勢となった青柳は鈴木のぶら下がり式首4の字固めに捕まり、がら空きの腹部に真霜のミドルキック連打を浴びてしまう。さらに鈴木が腹部へのエルボー連打で拷問。負けじと青柳はドロップキックで突破口を開いた。
宮原がフロントハイキック、ドロップキック連射で挽回。青柳がダイビングボディアタックによる援護射撃を狙ったが、真霜が急行して場外に突き落とす。すかさず鈴木がワンハンドバックブリーカーで逆襲し、宮原をコーナーに追い込むと、腹部へのエルボーを連打。スリーパーで絞め上げ、真霜もスリーパーで青柳を分断した。
何とか耐えた宮原はスタンドブラックアウトで鈴木に反撃。青柳も真霜にラリアットを振り抜いた。鈴木が連係を阻んでもジャーマンで返り討ち。宮原のブラックアウトと青柳のトラースキックを同時にぶち込んだが、宮原のブラックアウト、シャットダウンはいずれも不発に終わり、鈴木がカミカゼで逆襲。真霜もレッグラリアットで青柳を蹴散らし、鈴木がツームストンパイルドライバーで宮原を突き刺した。
粘る宮原もブラックアウトを連射したが、シャットダウンは鈴木が決めさせず。真霜がハイキックで援護射撃すると、鈴木はダブルアームスープレックスで追い討ち。宮原がギリギリで返しても、ダブルアームスープレックスホールドでダメ押しして3カウントを奪った。
激闘の末、鈴木&真霜がビジネスタッグを撃破し、世界タッグ戴冠を果たした。「宮原健斗の今日は何%? 400%、800%、わからない。すごかった。で、青柳優馬の全力、まだお客さんに見せ切れてないところがあると思います。でも、それは対戦相手の責任。もっと青柳優馬を追い込んでいきたいです」と振り返った鈴木は「僕から上の世代、どの業界も一緒だけど、偉そうなことを言って何の責任も取らずに辞めた結果が今の世の中ですよ。その結果がちょうど僕の世代です。プロレス界の失敗作。だから、僕はプロレス界を変えることはできない。変えるのは僕より下の世代。その中で僕の世代ができることは、この悪い流れをストップすること。上のヤツらは責任取らなくてもいい。もう下に関わらないでくれ。関わりたいんだったら、すべて俺が相手します」と次世代への橋渡しとなる構えをみせた。
一方、ビジネスタッグは新ベルトを手にしてから最初の防衛戦でまさかの陥落。宮原は「負けたあと、天井を眺める。おぼろげに次は何をしようかって考えた。プロレスファンは俺の何が見たいんだろうなってな。やはりシングルだろう。俺の全日本プロレスの三冠を巻く姿だろう」と気持ちを切り替え、王道トーナメントを制しての至宝ベルト獲りに照準。青柳は「8月10日、僕の地元で三冠戦控えているんで。そこでやり返すって言ったら変ですけど、なくした分、取り戻そうと思います。8月10日、斉藤ジュン、お前のベルトを獲る」と地元での三冠獲りを見据えていた。
【試合後の鈴木&真霜】
▼鈴木「真霜が1人で頑張りました。真霜さん間に合わず。1人でなんとか」
▼真霜「なんとかね」
▼鈴木「間に合った。何本目ですか? いっぱい持ってるらしいですね」
▼真霜「これで4つ目。タッグタイトル4つ目。2本だから5冠」
▼鈴木「パートナーは?」
▼真霜「あなたでしょ。本田アユム、最上九、ナカ・シュウマ…」
▼鈴木「ああ、もう。ということで、なにかありますか? 宮原健斗の…見ての通り、僕はこんな疲労困ぱいですから。彼はダメージあるかもしれないけど、彼はたぶんまだ元気いっぱい。僕のマックスは彼らのスタートですよ。今日はよくわかった。宮原健斗の今日は何%? 400%、800%、わからない。すごかった。で、青柳優馬の全力、まだお客さんに見せ切れてないところがあると思います。でも、それは対戦相手の責任。もっと青柳優馬を追い込んでいきたいです。で、会見であいつが言っていたことは僕も完全同意です。僕から上の世代、どの業界も一緒だけど、偉そうなことを言って何の責任も取らずに辞めた結果が今の世の中ですよ。その結果がちょうど僕の世代です。プロレス界の失敗作。だから、僕はプロレス界を変えることはできない。変えるのは僕より下の世代。これは団体かかわらず、どの団体でも。その中で僕の世代ができることは、この悪い流れをストップすること。上のヤツらは責任取らなくてもいい。もう下に関わらないでくれ。関わりたいんだったら、すべて俺が相手します。思いっきり過激に書いてください。ダメにしたのはお前らだよって。これからあいつらが変えていきますから。俺は手伝うだけ。ありがとうございました」
【試合後の宮原&青柳】
▼宮原「申し訳ない」
▼青柳「いや、すいませんでした」
▼宮原「鈴木に全部やられちゃった」
▼青柳「すいません、大将」
▼宮原「結果は負けだ。俺は今、何もなくなって、何をしようか? 負けたあと、天井を眺める。おぼろげに次は何をしようかって考えた。プロレスファンは俺の何が見たいんだろうなってな。やはりシングルだろう。俺の全日本プロレスの三冠を巻く姿だろう。そのために王道トーナメントだ。王道トーナメントを勝ち上がれば、自ずと次は見えてくる。おい、王道トーナメント、真霜拳號。8月24日、お前覚えておけよ。俺はシングルで、またこのプロレス界で這い上がる」
▼青柳「どこかで青柳優馬自身が慢心していたのかもしれません。今日、鈴木秀樹を向かい合って、それに気づくことができたんで、いい発見だったなと。だからもう、今まで以上に悔しい思いがあります。でも、8月10日、僕の地元で三冠戦控えているんで。そこでやり返すって言ったら変ですけど、なくした分、取り戻そうと思います。8月10日、斉藤ジュン、お前のベルトを獲る」