【全日本】地元・松本での世界ジュニア挑戦が正式決定 亮生「兄弟そろってチャンピオンに」 2025/8/4

 8・10松本大会の世界ジュニアヘビー級選手権試合「吉岡世起vs青柳亮生」へ向けた会見が4日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。

 亮生は8・3大田区大会のメインイベントでライジングHAYATOとの激闘を制し、「ゼンニチJr.フェスティバル2025」に優勝。試合後、地元・松本での世界ジュニア挑戦を表明し、王者・吉岡も受諾した。

 勝利すれば2023年7月に第65代王者から陥落以来、2年ぶり3度目の戴冠。しかも地元凱旋で迎える大勝負で、「ジュニフェス覇者として、松本市観光アンバサダーとして、松本でスーパーヒーローになりたい」と誓うばかり。兄・優馬も三冠ヘビー級王座挑戦が決まっており、「地元で負けるなんてことは許されないと思ってるんで。兄弟そろってチャンピオンになって、松本市観光アンバサダーすげえって思われるようにしたい」と兄弟ダブル戴冠を描いている。

 当日は家族、友人などが応援に駆けつける予定。「全日ジュニアとは? 言葉にするのは正直難しいので、ぜひ試合を見ていただけたらと思います。あそこにすべてが詰まっていると思います」と胸を張った亮生は「でもあれだけじゃないんで。まだまだこれからも全日ジュニアの凄さ、面白さっていうのはみせていきたいので。そのためにも吉岡世起からベルトを取り上げたい」と松本名物・山賊焼きにちなんで誓った。

 迎え撃つ吉岡は3度目の防衛戦。「昨日、大田区のメインでジュニフェスの決勝を戦ってる二人を見て、刺激をもらいましたし、やっぱり自分も参加したジュニフェスの優勝者が挑戦してくるというのは何の異論もありません」と覇者・亮生の挑戦を歓迎し、「さっきヒーローになるって言ってましたけど、ヒーローってだいたい負けて負けて、そこから這い上がるのがヒーローだと思うんで、一回叩き落としたいなと、徹底的に叩き潰したいなと思ってます」と返り討ちを予告した。

 当日はアウェーの状況となるのは確実だが、「僕にブーイング飛んだとしても、それはそれでやりやすいというか、楽しみなところがある」と意に介さず。「華もあるし、跳躍力、アクロバティックもできるし、凄く輝きのある選手」と亮生を評する一方で、「怖さという面ではまだないのかなと思ってるので。僕は怖さを見せて勝ちたい」と宣言した。

☆8/10(日)長野・エア・ウォーターアリーナ松本(松本市総合体育館)『熱闘!サマーアクションウォーズ2025〜E.R.Cグループトータルシステムpresents〜』13:00開場、14:00開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
青柳亮生
vs
吉岡世起
[第71代王者]
※吉岡3度目の防衛戦


【会見の模様】

▼亮生「ジュニフェス2025覇者の青柳亮生です。このジュニフェス、予選からなかなか厳しい戦いを乗り越え、このトロフィーを手にできたことをとにかくうれしく思っています。そしてそれに満足することなく、1週間後の8月10日、松本で世界ジュニア挑戦というところまでたどり着けたので、ジュニフェス覇者として、松本市観光アンバサダーとして、松本でスーパーヒーローになりたいと思ってます」

▼吉岡「昨日、大田区のメインでジュニフェスの決勝を戦ってる二人を見て、刺激をもらいましたし、やっぱり自分も参加したジュニフェスの優勝者が挑戦してくるというのは何の異論もありませんから。1週間という早いスパンでのまさかの挑戦ですけど、地元で泣きっ面…泣かせてやろうと思ってます」

――地元で兄弟そろってベルトに挑戦することになったが、どんな気持ち?

▼亮生「先に兄の方が三冠挑戦っていうのを決めて、そこでもさらに刺激を受けて、僕もジュニフェスを優勝して地元で挑戦してやろうと思ってたので。うれしいところもありつつ、本当に地元で負けるなんてことは許されないと思ってるんで。兄弟そろってチャンピオンになって、松本市観光アンバサダーすげえって思われるようにしたいと思います」

――亮生選手の地元で恥をかかせると?

▼吉岡「さっきヒーローになるって言ってましたけど、ヒーローってだいたい負けて負けて、そこから這い上がるのがヒーローだと思うんで、一回叩き落としたいなと、徹底的に叩き潰したいなと思ってます。地元で観光アンバサダーですか。応援されたとしても、僕にブーイング飛んだとしても、それはそれでやりやすいというか、楽しみなところがあるんで。結局、楽しみってことですね」

――勝負の分かれ目はどのへんにある?

▼亮生「非常に吉岡選手はスピードっていうのがわかりやすいところではあるんですけど、この前の後楽園ホールのライジングHAYATOvs吉岡世起を見た時に、ライジングHAYATOを殺す勢いで戦ってた狂気というのが一番恐ろしい部分だと思ってるので、そこは注意しながら戦いたいなと思います」

▼吉岡「たまに最近、ライジングHAYATOとの試合を狂気と言われますけど、僕の中であれ普通なので、普段通り、ただ戦っただけなので。プロレスの中にある厳しさとか、一発の威力、説得力、怖さというのを教えたいなと思ってます。青柳亮生、華もあるし、跳躍力、アクロバティックもできるし、凄く輝きのある選手だと思ってるんですけど、怖さという面ではまだないのかなと思ってるので。僕は怖さを見せて勝ちたいと思います」

――ファイアーバードスプラッシュへの思いは?

▼亮生「やっぱHAYATOに対してというよりかは、やっぱり僕の中で一番必殺技というのはファイアーバードスプラッシュなので、それで勝ちたいなというのはやっぱりありますし、ジュニアならではの飛び技というのにはこだわって、これからも戦っていきたいと思ってます」

――来たくなるような松本のよさは?

▼亮生「いい質問ですね。松本に来たらぜひ山賊焼きを食べていただきたいですね。でっかい唐揚げみたいな感じなんですけど。なぜ山賊焼きなのかっていう話になるんですけど、唐揚げなんですけど、山賊焼きなんです」

▼吉岡「焼きでしょ? 揚げてない?」

▼亮生「揚げてます。山賊焼きなんですけど、揚がってるんですよ。唐揚げなんですよ、世間から見たら。なぜそれが山賊焼きなのかって話をしたいんですよ。山賊って何する人かわかります? ものを取り上げたり、取り上げたり、鳥揚げるんですよ。で、山賊焼きになったって話があるんですね。っていうのが松本の名物なので、よかったら山賊焼き食べてください」

▼吉岡「山賊揚げじゃん。鳥を揚げるんでしょ?」

▼亮生「それは松本市に問い合わせてください」

▼吉岡「観光アンバサダーじゃ?」

――山賊焼きだけに、吉岡選手からベルトを取り上げると?

▼吉岡「何うまいこと言ってるんですか?」

▼亮生「そういうことです」

▼吉岡「こっちが言うやつでしょ」

▼亮生「やられましたね。悔しい」

▼吉岡「何、記者がうまいこと言って乗っかろうとしてんの?」

▼亮生「僕が言った風にしてください。お願いします」

▼吉岡「速攻でSNSで書くよ」

――ではあらためて。亮生選手、山賊焼きになぞらえて、タイトルマッチへの意気込みを。

▼亮生「吉岡世起からベルトを取り上げる。取り上げる…山賊焼きです。決まった」

▼吉岡「決まってます? 何言ってんの。兄弟そろってひどいな」

――地元ということで家族、恩師などどれぐらいの応援団が駆けつける予定?

▼亮生「まず9人家族なんで9人来ますね。そして親戚も結構多いんで、親戚もまあまあな数が来ていただいて。恩師にはまだ連絡取ってないので、あとで連絡を取ります。友達も何人か来ます。まあまあ青柳亮生の友達というか、顔見知りみたいな状態になります」

――人数はどのぐらいになる?

▼亮生「そうなると友達が少ないみたいになっちゃうんで答えられないです」

――優勝したことで全日本ジュニアとは何かという答えは出た?

▼亮生「言葉にするのは正直難しいので、ぜひ試合を見ていただけたらと思います。あそこにすべてが詰まっていると思います。でもあれだけじゃないんで。まだまだこれからも全日ジュニアの凄さ、面白さっていうのはみせていきたいので。そのためにも吉岡世起からベルトを取り上げたいなと思ってます」

――吉岡選手は亮生選手の試合を見て自分の思う全日ジュニアを感じられる?

▼吉岡「やっぱり青柳亮生とライジングHAYATOが見せたものがたぶん今の全日本ジュニアの形だと思うんですけど。僕が見てきた全日本ジュニアとはちょっと違うのかなと。そのぶつかり合いかなと思ってます」