【AEW】フレッチャーが石井破ってTNT王座防衛 『フォービドゥン・ドア』へ新日本に要求「ベストな選手と戦わせろ」 2025/8/10

 AEWコリジョンが現地時間9日、バージニア州ロアノークで行われ、カイル・フレッチャーが石井智宏を破ってTNT王座防衛に成功。8・24『フォービドゥン・ドア』へ向けて新日本に「ベストな選手と戦わせろ」と要求した。

 フレッチャーは7・31コリジョンでダスティン・ローデスを破ってTNT王座を戴冠。この日、新日本の石井を迎え撃っての防衛戦に臨んだ。

 オープニングマッチに組まれたTNT王座戦は激しいエルボー合戦で幕開け。互いに一歩も退かず何発も打ち合う。フレッチャーが強烈な一発で競り勝ったが、石井もすぐさまラリアットで応戦して譲らず。逆水平合戦で火花を散らすと、石井がショルダータックルでなぎ倒し、コーナーに追い込んでの逆水平連打で先手を取った。

 フレッチャーもバックドロップで反撃するものの、ブレーンバスター合戦を制した石井が逆水平連打、スピアー、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターと攻勢を続ける。フレッチャーもエプロン上での垂直落下式ブレーンバスターで逆襲。ダイビングエルボードロップ、ゼロ戦キック、高速ドラゴンスープレックスの猛攻に出たが、石井はジャーマン、延髄斬りで徹底抗戦。パワーボム、ラリアットの猛攻でニアフォールに追い込んだ。

 フレッチャーも垂直落下式ブレーンバスターは決めさせず。フライングヘッドバットを食らっても3カウントを許さない。ヒザ蹴りを突き刺し、高角度パワーボムで叩きつけると、串刺しジャンピングハイキックを連発。ラリアットで応戦する石井に串刺しジャンピングハイキック、垂直落下式ブレーンバスターとたたみかけて3カウントを奪った。

 フレッチャーが熱戦の末に石井を退け、TNT王座を防衛。試合後、「石井と戦うと新日本プロレスでの日々を思い出す」と語ると、「新日本プロレス、フォービドゥン・ドアでパウンド・フォー・パウンド(階級に関係なし)でベストな選手と戦わせろ」とアピール。新日本との合同興行となる8・24ロンドン大会『フォービドゥン・ドア』で新日本勢を迎え撃つ構えをみせた。