【新日本】鷹木がWAR DOGSに宣戦布告 「やってやるぞ、全面戦争だ」 2025/8/17

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 35』東京・有明アリーナ(2025年8月17日)
○ドリラ・モロニー&デビッド・フィンレー&石森太二&外道vs鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム&永井大貴×

 ゲイブ・キッド不在に怒りを見せていた鷹木が「やってやるぞ、全面戦争だ」とBC WAR DOGSに宣戦布告した。

 鷹木は今回のG1を右ヒザの負傷で途中欠場したGLOBAL王者ゲイブが『Forbidden Door』8・24ロンドン大会のケージマッチに出場すると発表されたことを受けて、「新日本プロレスのチャンピオンだったら、ケガ治ってんだったら、後楽園ホール、有明に出てこいって」と激怒。「あんなヤツ、チャンピオンの資格ねえよ! そんなだったら、とっととGLOBALか。返上しろよ」とタイトル返上を迫った。しかし、前日の有明大会にゲイブは姿を見せず。鷹木は失望しつつも「もしかしたら明日ゲイブ・キッドが来るかもしれないな。期待してるぜ、勝手に」とコメントしていた。

 この日、鷹木は辻&ヒロム&永井との無所属カルテットで、ゲイブが所属するBC WAR DOGSのフィンレー&モロニー&石森&外道と対戦。WAR DOGSがヒロムをローンバトルに追い込んで序盤戦をリードしたものの、辻が因縁を引きずるフィンレー相手に奮闘。ここで鷹木がタッチを求めたものの、永井がリングに飛び込み、モロニーと真っ向勝負を繰り広げる。待ちきれないとばかりに横やりを入れた鷹木は、モロニーに串刺しラリアットをぶち込んで援護射撃。永井のスパインバスター、鷹木のスライディングラリアットが連続して火を吹くと、永井はWARスペシャルに捕獲する。

 外道がトラースキックでカットに入ると、そこから両軍の大技が連鎖。鷹木はデスバレーボムで石森を返り討ちにすると、永井とともに「俺と永井の時間が来た来た来た!」と雄叫びを上げる。だが、モロニーはスピアーで鷹木を排除。飛びついてきた永井をパワーボムで叩きつけると、加勢したフィンレーもコーナーめがけてのパワーボムをズバリ。すかさずモロニーはスピアーからドリラキラーでダメ押しして永井から3カウントをもぎ取った。

 試合で敗北した鷹木だったが、やり足りないとばかりにG1公式戦でもやり合ったモロニーと大乱闘。外道もろとも両腕ラリアットで2人をねじ伏せると、マイクを持ち、「おいおいおい、結局ゲイブ・キッドは来なかったな。ちょっとケガしたぐらいで国に帰っちゃうようなチャンピオンなら、そんなベルト返上したほうがいいよ」と改めてゲイブを批判した。さらに、「それから何がWAR DOGSだ。お前らはワンワン吠えてるだけじゃねえか。俺たち無所属がお前らを叩き潰してやる」と宣戦布告。その後も鷹木はモロニーと視殺戦を繰り広げた。

 鷹木は「やってやるぞ、全面戦争だ、オイ! とことんやってやろうじゃねえか、こっちは鬱憤溜まってんだよ」と開戦を宣言。「俺とモロニーでタイトルマッチやった方がおもしろいんじゃねえか? 来るなら来い! 来ねえなら、とっととGLOBALのベルト、返上しろって」とモロニーとGLOBAL王座を懸けて対戦する青写真を披露した。さらに、ヒロムは「“地球規模の崇高なる王者"として、あなたの前に立ちますよ」とNOAH参戦に反応してきた元NOAHの石森を意識。辻は「フィンレー・キラーの俺としては、お前にこのまま負けっぱなしってわけにはいかないんだ」とフィンレーに照準を定めていた。