【NOAH】N-1開幕…反骨の清宮が王者KENTA食いで連覇へ絶好スタート 「ChatGPTも振り向かせてやる!」 2025/9/8
『ABEMA presents N-1 VICTORY 2025』後楽園ホール(2025年9月8日) Aブロック公式戦 ○清宮海斗vsKENTA× NOAH年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY』が開幕し、昨年覇者の清宮が現GHCヘビー級王者・KENTAを熱闘撃破。シングル初対決を制して連覇へ絶好のスタートを切った。 OZAWAやKENTAが注目の初出場を果たし『主役渋滞、濃度限界』のキャッチコピーがつけられた今年のN-1。開幕戦では「OZAWAvs丸藤」「清宮vsKENTA」のシングル初対決が実現し、清宮とKENTAの一戦がメインイベントに据えられた。 “昨年覇者vs現GHC王者"の構図となった一戦。のっけからノリノリの清宮はKENTAを場外に叩き落とすと、プランチャを放つと見せかけて、武藤敬司ばりにエプロンから前宙でリングイン。「カモン!」と腰を振って手招きすると、場外乱闘に持ち込み、喧嘩腰のストンピングをKENTAに連発した。呼応したKENTAは床やひな壇めがけてのボディスラムで報復。お返しとばかりに蹴りまくると、腰攻めを展開した。 打撃戦になると、清宮は笑みを浮かべて“狂乱"モードに。ビンタ連打を仁王立ちで受け止めると、同じくビンタ一撃でKENTAを張り倒す。「来いよ!」と挑発しながら、顔面にストンピングを連打した。だが、KENTAも負けじと笑みを浮かべてお株を奪う“狂乱"モードで反撃開始。ビンタを受け止めると、コーナーに押し込みこん身のビンタをぶち込む。串刺し顔面ドロップキック、ダイビングフットスタンプと大技攻勢に出ると、再び打撃戦になってもクロスカウンター式掌底、ブサイクへのヒザ蹴りと猛攻。丸藤とのGHC戦(8・16後楽園)で“失敗"したと清宮にしつこく挑発されてきたgo 2 sleepの体勢に。 しかし、これを首固めで切り返した清宮は、KENTAのローリングエルボーに対してカウンターのジャンピングニーを一閃。すぐさま再度ジャンピングニーでカチ上げる。三角飛び式シャイニングウィザードで追い討ちすると、珍しいショルダーバスターから豪快なスカイウォークエルボーを投下して3カウントを奪った。 KENTAとの初対決、そして現GHCヘビー級王者狩りに成功してN-1連覇へ絶好のスタート。海斗コールのなかでマイクを持った清宮は「KENTAさん、試合をやる前に体がボロボロだとか、go 2 sleepを失敗しまくってるとか、生意気なことを言いましたけど、序盤からめちゃくちゃキレキレだったじゃないですか。go 2 sleepだって上がった時、これは食らっちゃヤバいなって思いましたよ。だから対策をメッチャ練ってきました。だって、KENTA選手のgo 2 sleepは世界で一番なんですから!」と現王者の先輩に敬意のメッセージを送った。 昨年はGHCヘビー級王者としてN-1を制す史上初の同時制覇を成し遂げ“清宮一強"状態だったが、わずか1年で状況は劇的に変化。今年に入って多くの新風景が生まれて清宮は群雄割拠に飲み込まれ、戦前には「ポスターで端っこ」の扱いを悔しがるなど“反骨の清宮"の一面も生まれた。 この日のマイクでも「おい、NOAH聞いてるか! 私をポスターの端っこにおいて。それに今日試合したKENTAさんにだってマイクが滑ってるとか言われて」と切り出した清宮は、SNS用のショート動画で『ChatGPT』にマイクをダメ出しされたことにも触れ、「AIにもメチャクチャ辛らつなことを言われて、もう心ボロボロなんですよ。ふざけんな、ふざけんな。こうなったらNOAHも広報のスタッフも、ポスター係のスタッフも、KENTAさんも、ChatGPTも全員俺が優勝して振り向かせてやる!」となかばヤケクソ気味に言葉を並べて場内も拍手喝采。「2週間後、決勝戦もここど真ん中に立ってるのは清宮海斗です!」と結んで、大海斗コールとともにN-1開幕戦を締めくくった。 反骨心をむき出しにして一皮むけた清宮。“主役のひとり"から“主役"に返り咲くべく、続く9・11岡山大会ではマサ北宮相手の公式戦に臨む。 【清宮の話】「いや、もうね。最近、メチャクチャ周りの風当たりが冷たいんですよ! ChatGPTだって、あんなにも辛辣なコメントばっかされて、KENTAさんにも『マイクで滑ってる』って言われて、NOAHだっていつまでもポスター端っこだし! それに今日のお客さんだって、マイク持った途中、帰ったお客さんいたでしょう!? クソー! こうなったら全員振り向かせてやる。俺が振り向かせてやるから、N-1注目しといてください。このN-1でど真ん中いって、今日倒したKENTA選手、優勝してあなたのベルト磨いといてください」 【KENTAの話】「負けた? 俺。負けてんじゃん、あいつしゃべってる。負けた? 何か俺に言ってる? (聞こえてくる清宮のマイクに耳を傾けて)いや、ウケるかなんかしてくれよ。何? 今の。人の話題出しといて。(『KENTA』と聞こえてきて)KENTAさんな。何だ? 聞こえねえけど微妙な反応。ハッキリしてくれよ。人の名前出すなら、もっと盛り上げてくれよ。それがブーイングなのか分からないけど。まあ、いいや。今日負けたよ。でもね、俺こういうリーグ戦のたびに話してるけど、2019年、俺、G1 CLIMAX3連勝したの。開幕から。そのあとどうなったか知ってる? 4連敗(笑) 意味ないんだよ、最初に勝っても。まず、やっぱりリーグ戦っていうのは一つの勝ち、一つの負けに一喜一憂してちゃダメ。だから目の前の試合一つ一つこなしていく。それだけ。結局、何が言いたいかっていうと、清宮、今日は強かった。お前の勝ちだ」
【NOAH】N-1開幕…反骨の清宮が王者KENTA食いで連覇へ絶好スタート 「ChatGPTも振り向かせてやる!」
2025/9/8
【星取表】『N-1 VICTORY 2025』得点状況
『ABEMA presents N-1 VICTORY 2025』後楽園ホール(2025年9月8日)
Aブロック公式戦 ○清宮海斗vsKENTA×
NOAH年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY』が開幕し、昨年覇者の清宮が現GHCヘビー級王者・KENTAを熱闘撃破。シングル初対決を制して連覇へ絶好のスタートを切った。
OZAWAやKENTAが注目の初出場を果たし『主役渋滞、濃度限界』のキャッチコピーがつけられた今年のN-1。開幕戦では「OZAWAvs丸藤」「清宮vsKENTA」のシングル初対決が実現し、清宮とKENTAの一戦がメインイベントに据えられた。
“昨年覇者vs現GHC王者"の構図となった一戦。のっけからノリノリの清宮はKENTAを場外に叩き落とすと、プランチャを放つと見せかけて、武藤敬司ばりにエプロンから前宙でリングイン。「カモン!」と腰を振って手招きすると、場外乱闘に持ち込み、喧嘩腰のストンピングをKENTAに連発した。呼応したKENTAは床やひな壇めがけてのボディスラムで報復。お返しとばかりに蹴りまくると、腰攻めを展開した。
打撃戦になると、清宮は笑みを浮かべて“狂乱"モードに。ビンタ連打を仁王立ちで受け止めると、同じくビンタ一撃でKENTAを張り倒す。「来いよ!」と挑発しながら、顔面にストンピングを連打した。だが、KENTAも負けじと笑みを浮かべてお株を奪う“狂乱"モードで反撃開始。ビンタを受け止めると、コーナーに押し込みこん身のビンタをぶち込む。串刺し顔面ドロップキック、ダイビングフットスタンプと大技攻勢に出ると、再び打撃戦になってもクロスカウンター式掌底、ブサイクへのヒザ蹴りと猛攻。丸藤とのGHC戦(8・16後楽園)で“失敗"したと清宮にしつこく挑発されてきたgo 2 sleepの体勢に。
しかし、これを首固めで切り返した清宮は、KENTAのローリングエルボーに対してカウンターのジャンピングニーを一閃。すぐさま再度ジャンピングニーでカチ上げる。三角飛び式シャイニングウィザードで追い討ちすると、珍しいショルダーバスターから豪快なスカイウォークエルボーを投下して3カウントを奪った。
KENTAとの初対決、そして現GHCヘビー級王者狩りに成功してN-1連覇へ絶好のスタート。海斗コールのなかでマイクを持った清宮は「KENTAさん、試合をやる前に体がボロボロだとか、go 2 sleepを失敗しまくってるとか、生意気なことを言いましたけど、序盤からめちゃくちゃキレキレだったじゃないですか。go 2 sleepだって上がった時、これは食らっちゃヤバいなって思いましたよ。だから対策をメッチャ練ってきました。だって、KENTA選手のgo 2 sleepは世界で一番なんですから!」と現王者の先輩に敬意のメッセージを送った。
昨年はGHCヘビー級王者としてN-1を制す史上初の同時制覇を成し遂げ“清宮一強"状態だったが、わずか1年で状況は劇的に変化。今年に入って多くの新風景が生まれて清宮は群雄割拠に飲み込まれ、戦前には「ポスターで端っこ」の扱いを悔しがるなど“反骨の清宮"の一面も生まれた。
この日のマイクでも「おい、NOAH聞いてるか! 私をポスターの端っこにおいて。それに今日試合したKENTAさんにだってマイクが滑ってるとか言われて」と切り出した清宮は、SNS用のショート動画で『ChatGPT』にマイクをダメ出しされたことにも触れ、「AIにもメチャクチャ辛らつなことを言われて、もう心ボロボロなんですよ。ふざけんな、ふざけんな。こうなったらNOAHも広報のスタッフも、ポスター係のスタッフも、KENTAさんも、ChatGPTも全員俺が優勝して振り向かせてやる!」となかばヤケクソ気味に言葉を並べて場内も拍手喝采。「2週間後、決勝戦もここど真ん中に立ってるのは清宮海斗です!」と結んで、大海斗コールとともにN-1開幕戦を締めくくった。
反骨心をむき出しにして一皮むけた清宮。“主役のひとり"から“主役"に返り咲くべく、続く9・11岡山大会ではマサ北宮相手の公式戦に臨む。
【清宮の話】「いや、もうね。最近、メチャクチャ周りの風当たりが冷たいんですよ! ChatGPTだって、あんなにも辛辣なコメントばっかされて、KENTAさんにも『マイクで滑ってる』って言われて、NOAHだっていつまでもポスター端っこだし! それに今日のお客さんだって、マイク持った途中、帰ったお客さんいたでしょう!? クソー! こうなったら全員振り向かせてやる。俺が振り向かせてやるから、N-1注目しといてください。このN-1でど真ん中いって、今日倒したKENTA選手、優勝してあなたのベルト磨いといてください」
【KENTAの話】「負けた? 俺。負けてんじゃん、あいつしゃべってる。負けた? 何か俺に言ってる? (聞こえてくる清宮のマイクに耳を傾けて)いや、ウケるかなんかしてくれよ。何? 今の。人の話題出しといて。(『KENTA』と聞こえてきて)KENTAさんな。何だ? 聞こえねえけど微妙な反応。ハッキリしてくれよ。人の名前出すなら、もっと盛り上げてくれよ。それがブーイングなのか分からないけど。まあ、いいや。今日負けたよ。でもね、俺こういうリーグ戦のたびに話してるけど、2019年、俺、G1 CLIMAX3連勝したの。開幕から。そのあとどうなったか知ってる? 4連敗(笑) 意味ないんだよ、最初に勝っても。まず、やっぱりリーグ戦っていうのは一つの勝ち、一つの負けに一喜一憂してちゃダメ。だから目の前の試合一つ一つこなしていく。それだけ。結局、何が言いたいかっていうと、清宮、今日は強かった。お前の勝ちだ」
【星取表】『N-1 VICTORY 2025』得点状況