【ストロングスタイル】初参戦キッドがジャガーと初合体 継続参戦に前向き「スターダムの虎としてもっともっと上がるべき」 2025/9/11

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.36ーTHE 20th ANNIVERSARYー20周年記念大会』後楽園ホール(2025年9月11日)
○ジャガー横田&薮下めぐみ&スターライト・キッドvs世羅りさ&柊くるみ&夏実もち×

 キッドがストロングスタイル初参戦でジャガー横田と初合体。継続参戦にも前向きな姿勢を見せた。

 スターダムのワンダー・オブ・スターダム王者・キッドは3・13後楽園大会に参戦予定だったが、負傷欠場。この日、仕切り直しのストロングスタイル初参戦が実現した。SSPW女子タッグ王者・ジャガー&薮下とのトリオで世羅&柊&夏実のプロミネンスと対戦した。

 キッドは「あの入場は私が5年前ぐらいにやってた入場ポーズでもあるんですけど、それを今日は絶対やるべき」との思いで入場時、初代タイガーマスクばりにコーナー上でポーズを決めた。試合になっても、夏実をイスに座らせての低空ドロップキック、「S! L! K!」コールを起こしてのその場飛びムーンサルトと躍動した。

 夏実に旋回式スクラップバスターで反撃されると、柊のショルダータックルでなぎ倒され、串刺しボディアタック、サマーソルトドロップの猛攻を浴びてしまう。それでも時間差ロープワークで翻ろうするとダイビングボディアタックを発射。変型フィッシャーマンバスターで柊の巨体を投げて沸かせた。

 その後、薮下の劣勢が続いたが、ジャガーがカカト落とし、ローリングカカト落としで夏実に反撃して挽回。コブラツイストで絞め上げる。エプロンから場外へのダイビングサマーソルトアタックを放つと、プロミネンスも連続串刺し攻撃を浴びせたが、薮下が払い腰で柊と夏実をまとめて投げて主導権を奪回。キッドが619で援護射撃し、コーナー最上段からのプランチャで世羅と柊を分断する好フォローに出ると、最後はジャガーがフィッシャーマンバスターで3カウントを奪った。

 自力勝利こそならなかったもののキッドがストロングスタイル初参戦で快勝。試合後、「ジャガーさんとはずっと対角線だったので、やっと隣に立つことができて、勝利できて本当にうれしいです」と喜びを口にし、「前回は欠場してしまい、今回リベンジ参戦できて、しかも周年大会ということで、勝利できてうれしいんですけど、やっぱり私はスターダムの虎としてストロングスタイルプロレスにはもっともっと上がるべきレスラー」と継続参戦にも前向き。「佐山先生にも必ずお会いしたいです」と初代タイガーマスクとの虎対面を熱望し、ジャガー&薮下の持つSSPW女子タッグ王座にも色気を見せていた。

【試合後のジャガー&薮下&キッド】

――試合を振り返って

▼ジャガー「薮下と私はタッグチャンピオン、ペアなんで様子はわかってます。彼女は今まで当たったりはしてるんだけど、今日組んでみて、スターダム意外と実力者だね。私ね、ほんとに軽く見てたんだよ。試合数も練習量もしっかりしてる。昔の全女みたいなもんだね。試合数が多い人っていうのはやっぱり力がつくと思うんですよ。だからそういう表れなのかなと思います。スターダムに関して。スタイルもよくて顔もよくて、これでプロレスできたら文句ないので」

▼キッド「ありがとうございます」

▼ジャガー「本当にそう思うので。今日も初めて組んで頼もしいし、動けるし、意外とパワーがある。小さいとパワーが不足がちだけど、パワーもあるので。だから頼りないって感じが一切なかったです」

▼薮下「今回、ジャガーさんとスターライト・キッドさんと組ませていただいて、ストロングスタイルに上がらせていただいて、ジャガーさんと組ませていただいて、今回キッドさんと組ませていただいて、こんな光栄なことはないなと。若さでは負けますけど、年言っても続けられるプロレス。華やかさはなくても地味でも一発逆転とか、大きい人に向かっていけるようなことをどんどんやっていって。若さで負けてるけど、気持ちでは負けないように。今日はありがとうございました」

▼キッド「お二人からそういうお言葉をいただけて、とてもうれしく思います。今日こうして初めて組ませていただいて、ジャガーさんとはずっと対角線だったので、やっと隣に立つことができて、勝利できて本当にうれしいです。ストロングスタイルプロレスさん、前回は欠場してしまい、今回リベンジ参戦で来て、しかも周年大会ということで、勝利できてうれしいんですけど、やっぱり私はスターダムの虎としてストロングスタイルプロレス荷はもっともっと上がるべきレスラーだと思うんですよ。お二人からありがたいお言葉をいただけたので、ぜひまた呼んでください。今日は本当にありがとうございました。楽しかったです」

――入場時、タイガーマスクばりにコーナーでポーズを決めたが?

▼キッド「やっぱりスターダムの虎として。あの入場は私が5年前ぐらいにやってた入場ポーズでもあるんですけど、それを今日は絶対やるべきだなと思い、特別に入場、あのポーズさせていただきました。またあのポーズを観れる機会が皆さん、あるかもしれないので、その時は目にしっかり焼き付けてください。そして佐山先生にも必ずお会いしたいです。よろしくお願いします」

――お二人はタッグ王者だが?

▼キッド「お、私も触れちゃっていいんですか? 私はNEO GENESISという若いギャルユニットを組んでおりますので、どのペアで組んでも…」

▼ジャガー「若さがある?」

▼キッド「はい、若さがあります」

▼ジャガー「こっちに一番ないとこだね」

▼キッド「そこで勝負しにいくのもありですかね? 狙いにいってもいいですか?」

▼ジャガー「やっぱりね、敵がいた方がベルトは光るんで。いつでもきて」

▼キッド「やっぱりNEO GENESISが女子プロレス界を引っ張っていくためにはレジェンドを倒していかないといけないということで。今日は組みましたけど、また対角もあると思います。でもやっぱりジャガーさんが隣にいてくれたら頼もしいなというのがあります」

▼ジャガー「みんな言うんだよ」

▼キッド「今日はちゃんとジャガーさん仕様のマスクで。そして後ろにもタイガーマスクさんを。うれしいです」