【NOAH】両国GHC戦へKENTAインタビュー “靴底長時間踏みつけ"に恨み骨髄、引退・棚橋にも言及 2025/10/8
秋のビッグマッチとなる10・11両国大会で、N-1覇者マサ北宮の挑戦を受けることになったGHCヘビー級王者・KENTA。 N-1優勝決定戦の試合後には、北宮から呼び出されて辛らつな言葉を浴びた。そのうえで襲われて長時間に渡って“靴底"で顔面を踏みにじられる屈辱も味わった。 その北宮の言葉の数々に“らしい"ツッコミを入れまくりながら徹底反論。なかでも“靴底長時間踏みつけ"には恨み骨髄…。秋のビッグマッチを王者として迎えるKENTAに、その胸の内を聞いた――。 【KENTAインタビュー】 ――N-1制した北宮の挑戦を両国で受けることになった ▼KENTA「どんな勝ち方であれ、彼はN-1を制したんで、その挑戦を受けるのはチャンピオンとして当然だと思うし、決勝の試合後、いいようにやられたんでね。その借りをしっかり返したいと思います」 ――その決勝の試合後のマイクでは、北宮からは『セコい勝ち方しかできないチャンピオン』など辛らつな言葉を浴びせられた ▼KENTA「いや、お前の勝ち方が一番セコいわ! (TEAM 2000X)総出でやって、一番セコいわ! セコいを絵に描いたような勝ち方してるヤツに言われたくないわ! あと何て言ってましたっけ? 北宮」 ――『会社の経営が傾いた時、逃げるようにアメリカに行き、やっと後楽園が満員になるようになった時にのうのうと帰ってきやがって、そんなんで嬉しいのかね』と ▼KENTA「いや『逃げるように』ってところは否定させていただきたいですね。(WWEに)行く前の1年間、チャンピオンだった時、精一杯やった自負はあるんで。NOAHを復活させるっていう思いでやって、形にはできなかった部分はありますけど、『逃げるように』って言われるまでの筋合いはない。しかもあの頃、彼はNOAHにいましたっけ?」 ――北宮選手は2014年の3月に健介オフィスからNOAHに移籍し、KENTAさんはその年の4月に退団しているので、実質同じNOAHだった期間は1ヶ月間だけでした ▼KENTA「だったら、なおさらお前に言われる筋合いはないって感じですね。あと『お客さんが入るようになってから帰ってきた』って言ってますけど、だったら俺がいない間、お前は何してたんだ?と。僕は彼に期待をしてたんですよ。元日の武道館(2022年1月1日、KENTA&杉浦&桜庭vs北宮&稲葉&稲村)で試合した時も、本来なら北宮が目立たないといけない試合だった。でも結果印象に残ったのは稲村だった。その後も『頑張ってほしい』と思ってみてたけど、お客さんが入るようになった頃に“のうのうと"T2000Xに入って、セコい勝ち方して、あんなイキられても…それは困るなって感じですね」 ――N-1では丸め込んで勝ちましたが、KENTAさん自身としても次は文句無しに勝ちたいと? ▼KENTA「もちろん。リーグ戦とタイトルマッチでは、やっぱり闘い方が違ってくるし、両国ではチャンピオンらしい勝ち方をして長時間に渡って顔面を踏みつけたいですね」 ――あれだけ顔面を踏みにじられた経験は… ▼KENTA「あれだけ長時間は経験がないですね。おそらくあのシューズのままトイレにも行っただろうし…。顔を踏まれたことが屈辱っていうよりは、単純に“汚い"という意味での屈辱。新品のシューズで踏まれたんだったら、まだアレでしたけど」 ――とはいえご自身も新日本の時に人を後ろから殴ったりとか… ▼KENTA「あ、横ですね。後ろからやるのは一番汚いやり方なんで」 ――変わらない気が…とにかく不意打ちをかまして、ノビている選手の上であぐらをかいたり、踏みつけたり… ▼KENTA「いや、シューズの裏が汚いっていうのが分かってるから、あぐらなんですよ。あと会見の時に後藤(洋央紀)さんをぶん殴って、靴で踏んだ時もあるんですけど」 ――あるんじゃないですか… ▼KENTA「いやいや、あの時の写真を見てもらえれば分かると思うんですけど、足の裏では踏んでないんですよ。側面で踏んでるんですよ。やっぱり靴底って汚いんで。気ぃ使って側面で踏んで、足首えぐれるかと思いましたけど。俺の優しさで足首ぐにゃあってなってますから」 ――悪行に出るうえでも最低限のわきまえはあったと? ▼KENTA「育ち、ですかね。でも北宮は一番きたねえ足裏で長時間に渡って踏んできやがって…思い出してマジ、イライラしてきたな…」 ――ちなみに北宮選手が“ザ・チェアマン"と名乗っていることについては? ▼KENTA「いや、チェアマンって何? チェアマンの定義って何? なんか偉いっぽい雰囲気があるけど、チェアマンって何?」 ――権力者とか会長とか… ▼KENTA「なんか、馴染みのない言葉だからしっくりこないっすよね。マイクでも『I'm the chairman!』って言ってますけど、『私は会長だ!』って言ってること? ま、いいんじゃないですか? それで嬉しいのなら」 ――KENTAさん自身のN-1を振り返ると、清宮海斗、征矢学、遠藤哲哉の3選手に負けています ▼KENTA「やっぱりチャンピオンとして負けちゃいけないっていうのは分かってるんですけど、やっぱり紙一重ですから。そこから何かが生まれるのかもしれないし、北宮を倒したら借りを返していくことになるでしょうね」 ――今回の両国には引退を控える棚橋選手も上がります ▼KENTA「東京ドームでの引退に向けて怪我なく最後までやってもらいたいな、という気持ちが強いですね。棚橋さんとは、新日本の時に何度も試合させてもらいましたけど、素晴らしいキャリアだったと思うし」 ――同世代、キャリア的にもあまり変わらない棚橋弘至が引退することに何か感じることはある? ▼KENTA「同年代の選手が引退していく姿をみて、自分自身も終わりが近づいてきてるのかな?という気持ちもよぎりますけど、NOAHに帰ってきたばかりだし、チャンピオンですから。まだやれる!って気持ちはあるし、やらなきゃいけないこともたくさんあるんで。できる限り、一試合一試合、精一杯やっていきたいなと思ってますね」 ――改めてチャンピオンとして、どんな秋の両国ビッグマッチにしたい? ▼KENTA「N-1通して各地で良い試合もたくさんあったと思うし、お客さんも楽しんでくれたと思うんで。その流れを両国でさらに大きいものにしていきたいなと思いますね。ヘビーだけじゃなくてジュニアも良い試合になるだろうし、棚橋さんも出るし、良いカードいっぱいあるんで、その最後で僕が北宮を変な言い訳させないぐらい叩きのめして、しっかり締めたい。そのうえで改めて『今のNOAH面白いな』って帰路についてもらえるような両国にしたいと思ってます」
秋のビッグマッチとなる10・11両国大会で、N-1覇者マサ北宮の挑戦を受けることになったGHCヘビー級王者・KENTA。
N-1優勝決定戦の試合後には、北宮から呼び出されて辛らつな言葉を浴びた。そのうえで襲われて長時間に渡って“靴底"で顔面を踏みにじられる屈辱も味わった。
その北宮の言葉の数々に“らしい"ツッコミを入れまくりながら徹底反論。なかでも“靴底長時間踏みつけ"には恨み骨髄…。秋のビッグマッチを王者として迎えるKENTAに、その胸の内を聞いた――。
【KENTAインタビュー】
――N-1制した北宮の挑戦を両国で受けることになった
▼KENTA「どんな勝ち方であれ、彼はN-1を制したんで、その挑戦を受けるのはチャンピオンとして当然だと思うし、決勝の試合後、いいようにやられたんでね。その借りをしっかり返したいと思います」
――その決勝の試合後のマイクでは、北宮からは『セコい勝ち方しかできないチャンピオン』など辛らつな言葉を浴びせられた
▼KENTA「いや、お前の勝ち方が一番セコいわ! (TEAM 2000X)総出でやって、一番セコいわ! セコいを絵に描いたような勝ち方してるヤツに言われたくないわ! あと何て言ってましたっけ? 北宮」
――『会社の経営が傾いた時、逃げるようにアメリカに行き、やっと後楽園が満員になるようになった時にのうのうと帰ってきやがって、そんなんで嬉しいのかね』と
▼KENTA「いや『逃げるように』ってところは否定させていただきたいですね。(WWEに)行く前の1年間、チャンピオンだった時、精一杯やった自負はあるんで。NOAHを復活させるっていう思いでやって、形にはできなかった部分はありますけど、『逃げるように』って言われるまでの筋合いはない。しかもあの頃、彼はNOAHにいましたっけ?」
――北宮選手は2014年の3月に健介オフィスからNOAHに移籍し、KENTAさんはその年の4月に退団しているので、実質同じNOAHだった期間は1ヶ月間だけでした
▼KENTA「だったら、なおさらお前に言われる筋合いはないって感じですね。あと『お客さんが入るようになってから帰ってきた』って言ってますけど、だったら俺がいない間、お前は何してたんだ?と。僕は彼に期待をしてたんですよ。元日の武道館(2022年1月1日、KENTA&杉浦&桜庭vs北宮&稲葉&稲村)で試合した時も、本来なら北宮が目立たないといけない試合だった。でも結果印象に残ったのは稲村だった。その後も『頑張ってほしい』と思ってみてたけど、お客さんが入るようになった頃に“のうのうと"T2000Xに入って、セコい勝ち方して、あんなイキられても…それは困るなって感じですね」
――N-1では丸め込んで勝ちましたが、KENTAさん自身としても次は文句無しに勝ちたいと?
▼KENTA「もちろん。リーグ戦とタイトルマッチでは、やっぱり闘い方が違ってくるし、両国ではチャンピオンらしい勝ち方をして長時間に渡って顔面を踏みつけたいですね」
――あれだけ顔面を踏みにじられた経験は…
▼KENTA「あれだけ長時間は経験がないですね。おそらくあのシューズのままトイレにも行っただろうし…。顔を踏まれたことが屈辱っていうよりは、単純に“汚い"という意味での屈辱。新品のシューズで踏まれたんだったら、まだアレでしたけど」
――とはいえご自身も新日本の時に人を後ろから殴ったりとか…
▼KENTA「あ、横ですね。後ろからやるのは一番汚いやり方なんで」
――変わらない気が…とにかく不意打ちをかまして、ノビている選手の上であぐらをかいたり、踏みつけたり…
▼KENTA「いや、シューズの裏が汚いっていうのが分かってるから、あぐらなんですよ。あと会見の時に後藤(洋央紀)さんをぶん殴って、靴で踏んだ時もあるんですけど」
――あるんじゃないですか…
▼KENTA「いやいや、あの時の写真を見てもらえれば分かると思うんですけど、足の裏では踏んでないんですよ。側面で踏んでるんですよ。やっぱり靴底って汚いんで。気ぃ使って側面で踏んで、足首えぐれるかと思いましたけど。俺の優しさで足首ぐにゃあってなってますから」
――悪行に出るうえでも最低限のわきまえはあったと?
▼KENTA「育ち、ですかね。でも北宮は一番きたねえ足裏で長時間に渡って踏んできやがって…思い出してマジ、イライラしてきたな…」
――ちなみに北宮選手が“ザ・チェアマン"と名乗っていることについては?
▼KENTA「いや、チェアマンって何? チェアマンの定義って何? なんか偉いっぽい雰囲気があるけど、チェアマンって何?」
――権力者とか会長とか…
▼KENTA「なんか、馴染みのない言葉だからしっくりこないっすよね。マイクでも『I'm the chairman!』って言ってますけど、『私は会長だ!』って言ってること? ま、いいんじゃないですか? それで嬉しいのなら」
――KENTAさん自身のN-1を振り返ると、清宮海斗、征矢学、遠藤哲哉の3選手に負けています
▼KENTA「やっぱりチャンピオンとして負けちゃいけないっていうのは分かってるんですけど、やっぱり紙一重ですから。そこから何かが生まれるのかもしれないし、北宮を倒したら借りを返していくことになるでしょうね」
――今回の両国には引退を控える棚橋選手も上がります
▼KENTA「東京ドームでの引退に向けて怪我なく最後までやってもらいたいな、という気持ちが強いですね。棚橋さんとは、新日本の時に何度も試合させてもらいましたけど、素晴らしいキャリアだったと思うし」
――同世代、キャリア的にもあまり変わらない棚橋弘至が引退することに何か感じることはある?
▼KENTA「同年代の選手が引退していく姿をみて、自分自身も終わりが近づいてきてるのかな?という気持ちもよぎりますけど、NOAHに帰ってきたばかりだし、チャンピオンですから。まだやれる!って気持ちはあるし、やらなきゃいけないこともたくさんあるんで。できる限り、一試合一試合、精一杯やっていきたいなと思ってますね」
――改めてチャンピオンとして、どんな秋の両国ビッグマッチにしたい?
▼KENTA「N-1通して各地で良い試合もたくさんあったと思うし、お客さんも楽しんでくれたと思うんで。その流れを両国でさらに大きいものにしていきたいなと思いますね。ヘビーだけじゃなくてジュニアも良い試合になるだろうし、棚橋さんも出るし、良いカードいっぱいあるんで、その最後で僕が北宮を変な言い訳させないぐらい叩きのめして、しっかり締めたい。そのうえで改めて『今のNOAH面白いな』って帰路についてもらえるような両国にしたいと思ってます」