1/5【新日本】ファンタズモの反則暴走を完封 RPG 3Kが新合体技でジュニアタッグ王座返り咲き
『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』東京ドーム(2020年1月5日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○SHO&YOHvs石森太二&エル・ファンタズモ×
ファンタズモの反則暴走を完璧に防いだRPG 3Kが新合体技・STRONG Xで勝利し、10ヵ月ぶりにジュニアタッグ王座に返り咲いた。
昨年11月にジュニアタッグリーグ3連覇を成し遂げた“RPG 3K"SHO&YOHを、公式戦で敗れていたIWGPジュニア王者の石森&ファンタズモが無法襲撃。決着戦がドーム決戦で実現した。前哨戦ではベルト殴打や急所攻撃など王者組の暴走が目立ったが、年末の後楽園でRPG 3Kは奪われていたタッグリーグの優勝トロフィーを年末の後楽園で奪還。10ヵ月ぶり4度目の戴冠を目指してドーム決戦に臨んだ。
ライガー引退試合の余韻がドームに漂う中で、王者組がSHO狙いで主導権を握る。石森のスライディングジャーマンやネックツイスト、ファンタズモのムーンサルトプレス、トペスイシーダ、ダイビングボディプレスの空中殺法3連発など正攻法を見せたかと思えば、一転して背中をしつこくかきむしり、股間を2人がかりで踏みつけるなどラフファイトも目を引いた。
一方のRPG 3Kはあくまで真っ向勝負。YOHが石森をロープ際でホイップし、ファンタズモへのプランチャ誤爆を誘発すると、自らもプランチャで宙を舞う。体力を回復させたSHOもファンタズモにロコモーションジャーマンでお返し。ファンタズモは石森の身体を掴んでこらえようしたが、SHOは2人まとめてぶん投げて、脅威のパワーを見せつけた。
王者組は連係で活路を開く。飛びヒザ蹴り&スピニングトーチャーラックネックブリーカー、コードブレイカー&ムーンサルトプレスと豪快な合体技をSHOに繰り出すと、SHO&YOHを小馬鹿にするように、3Kの構えに入った。阻止したSHOがカナディアンデストロイヤーやラリアットで巻き返したものの、ファンタズモはスタイルズクラッシュをズバリ。ここがチャンスと、前哨戦と同じく反則攻撃に打って出る。石森がレフェリーを捕獲して無法地帯を作り上げると、ファンタズモはベルトを持ち込んで、振りかざした。
しかし、RPG 3Kのセコンドに付いたロッキー・ロメロがベルトを奪い取って好フォロー。ならばとファンタズモはSHOの股間に正拳突きを突き刺したが、SHOは対策済みだった。ファールカップでダメージを防ぐと、ラリアットを一閃。急行した石森には3Kを敢行して戦線離脱に追い詰める。もうRPG 3Kは止まらない。SHOのクロスアーム式パイルドライバー、YOHの投げ捨てドラゴンスープレックスが立て続けにさく裂すると、最後はショックアローとミサイルキックを組み合わせた新合体技・STRONG Xでファンタズモを仕留めた。
RPG 3Kが10ヵ月ぶりにジュニアタッグ王座返り咲き。ロメロとともに喜びを爆発させた。