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1/7【新日本】2冠王・内藤が2・9大阪城でKENTA迎撃 ダブルタイトル戦に疑問符も「おいしく料理してやるぜ」

 2・9大阪城ホール大会でKENTAとのIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル ダブル選手権試合が決まった2冠王・内藤哲也が7日、東京・目黒の新日本事務所で会見。すんなり決定したダブルタイトル戦に疑問符をつけながらも、「当日リングにさえ上がってくれればね、俺がおいしく料理してやるぜ」と1・5東京ドームで「ハポン!」大合唱を妨害したKENTAを軍門に下らせる構えをみせた。

 1・4東京ドーム大会でジェイ・ホワイトを破ってインターコンチネンタル王者に返り咲いた内藤は、翌1・5ドームでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとのダブルタイトルマッチに勝利し、史上初となる同時戴冠を達成した。が、試合後、「ハポン!」の大合唱で締めようとしていたところをKENTAが襲撃して2冠獲りを意思表示。翌1・6大田区大会でのタッグ対決でも試合後、殴る蹴るの暴行を加え、イスで殴りつけるなどの暴挙を働いた。そして一夜明けたこの日、2本のベルトをかけた決着戦が決まった。

 大田区大会の試合後、「俺はKENTAと遊んでやるよ」と対戦を受ける構えをみせた内藤は、ダブルタイトル戦に関して「新日本がどういう判断を下すのか。俺は楽しみに待ってるよ」との意向を示していた。この日の正式決定を受けて、「KENTAが後藤に勝ったんならわかるけど、後藤に負けておいて彼の挑戦が認められてしまうと。じゃあ誰でもいいの? 誰でも言ったら挑戦が決まるの?」と疑問符を連発した内藤は、「その日負けたのに表明した、じゃあ挑戦OKですよ。この変な前例を作ってしまうことが新日本プロレスにとってマイナスになってしまうんじゃないかなと思うんですけどね」と苦言を呈した。

 それでも「タイトルマッチにするかどうかを会社にゆだねた時点で、僕はその決定に反論する権利はないし、タイトルマッチって決まったんなら僕は全然やりますけどね」と改めてKENTA迎撃を宣言した。ドームで大合唱を妨害したKENTAを「あのドーム大会のエンディングっていうのはメインイベントに出た人間、そしてメインイベントで勝利した人間のみが味わえる特別な空間なわけですよ。その空間に彼は飛び込んできた。これはイチ選手としてみた場合には凄いことだと思いますよ。凄く勇気のいることだと思うし」と評したが、「ジェイ・ホワイト、飯伏幸太、オカダ・カズチカ、内藤哲也。東京ドームでこの二つのベルトを争った4人に比べたら申し訳ないけど、彼は一枚、二枚、三枚ぐらい落ちるんじゃないですか?」とバッサリ。「当日リングにさえ立ってくれればね、対戦相手は俺ですから。何とでもなりますよ。まぁ当日リングにさえ上がってくれればね、俺がおいしく料理してやるぜ」と返り討ちに自信をみせた。

 また、内藤は2冠王としての今後のスタンスについても言及した。今回、KENTAとのダブルタイトル戦が決まったが、「伝説」を銘打って実現した初の2冠戦だけに、「こんな簡単に誰でも挑戦できるよっていう状況にするのは、ちょっと俺は賛成じゃないし。じゃあ、あの伝説って何だったの? 伝説ってそんな軽い言葉じゃないでしょ?って思うので、僕は個人的には同時に2本かけてやるっていうのはやんなくていい」とキッパリ。今後は「挑戦者がどっちがほしいのかを選んでやればいいんじゃないかなと。僕はそう思いますけどね。よっぽど特別な相手だったら別かもしれないですけどね。じゃなければ、どちらか選んで挑戦してきてくださいで俺はいいのかなと思いますけどね」とIWGPヘビー、インターコンチの防衛戦を別々に行っていくつもり。「たとえばシリーズ開幕戦でインターコンチネンタル王座をかけてやって、最終戦でIWGPヘビー級王座をかけてやると。最初から最後まで俺のシリーズですよ。伝説を作ったんだから、それぐらいやらせてくれてもいいでしょう」との青写真も描いた。

 内藤の意向とは反するダブルタイトル戦が決まったが、「チケットを買って予定を空けて、わざわざ来てくださったお客様にとって、じゃあ来年あなたは本当にドームに来れるかのかどうか、それはわからないわけですよ。俺からしたら来年やればいいけど、お客様にとっては来年じゃない。今だったんですよ」と大合唱を楽しみにしていたファンの無念と怒りを晴らすためにも、KENTAを軍門に下らせて落とし前をつける。

☆2/9(日)大阪城ホール『THE NEW BEGINNING in OSAKA』14:30開場、16:00開始

▼IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル ダブル選手権試合
[挑戦者]
KENTA
(1/60)
内藤哲也
[第70代IWGPヘビー級王者/第24代王者IWGPインターコンチネンタル王者]
※内藤IWGPヘビー級王座初防衛戦、インターコンチネンタル王座2度目の防衛戦

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