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6/5【DRAGONGATE】豹がフラミータ返り討ちでブレイブゲート会心V7 スーパーJr.帰りのダイヤを挑発

『RAINBOW GATE 2024』東京・後楽園ホール(2024年6月5日)
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 ○豹vsフラミータ×

 豹が元王者のフラミータを熱戦の末に撃破し、会心のブレイブゲート王座V7。試合後、スーパーJr.帰りのドラゴン・ダイヤを名指しで挑発した。

 ブレイブゲート王者の豹は昨年末の戴冠からアグレッシブに防衛戦を重ね、現在6回の防衛に成功。V7戦の相手は元王者のフラミータとなった。フラミータは先月から5年ぶりにDRAGONGATE参戦。9年ぶりの戴冠を狙って挑戦表明すると、同じく挑戦を狙うジェイソン・リーとのキャプテンフォールマッチを制し、タイトル戦に駒を進めてきた。豹は「過去最強のチャレンジャー」と警戒。その言葉通り、試合は接戦となった。

 豹がヘッドスプリングを連発すれば、その背後でフラミータもヘッドスプリングを決めるなど、互いにスピーディかつハイレベルな動きで序盤からせめぎ合う。フラミータはケブラーダを避けられても不時着。即座に立て直し、高速トルニージョで先制した。空中戦のみならず、脇固めなどテクニックも活かして右腕を攻めて、試合を優勢に進める。

 劣勢を覆せない豹は、痛む右腕でチョップ合戦を仕掛けるも、フラミータは側転、トラースキック、その場飛びムーンサルトプレスと流れるように連続攻撃を披露。豹はエルボー連打でも流れを変えられず、ドロップキックも空を切る。それでもミサイルキックで形成打開。フラミータを場外に追いやると、間髪入れずにトペコンヒーロを敢行した。

 その後の先読み合戦も豹がリードし、ロープを飛び越えての飛びつきダイヤモンドカッターへ。だが、倒立して切り返したフラミータは顔面を蹴り飛ばすと、コルバタで飛びつき、腕を絡め取ると見せかけて、ポジションを次々と入れ換えると回転足折り固めに持ち込んだ。これをギリギリでキックアウトした豹はコンプリートショット、RKO、ダイビングセントーンとたたみかけてチャンスを掴む。

 しかし、Huntingは不発に。巻き返したフラミータはダイビングボディプレスを投下。続くダイブ攻撃を避けた豹は今度こそHuntingを繰り出し、コーナーに上がるが、負けじと駆け上がったフラミータは雪崩式フロントスープレックスを豪快に投げた。さらに、トラースキックを見舞うと、先読み合戦から得意のフラムフライがさく裂する。

 決定的な場面だったが、豹は押さえ込まれた瞬間、十字固めでクルリ。フラミータはキックアウトしたものの、直後に豹はスタナーを決めると、すぐさまサムソンドライバーで突き刺し、逆転の3カウントを奪った。

 ピンチをチャンスに変えた豹がブレイブゲート王座V7。最強のチャレンジャーを下して、防衛回数をさらに伸ばした。マイクを持った豹は「勝ったぞ! まずフラミータ。ずっと言ってる通り、間違いなく過去最強のチャレンジャーでした。俺が勝てたのが奇跡だよ」とフラミータを称賛。「フラミータを倒した今、俺はもう怖いものなんてない。フラミータ、最高だったよ。今日はありがとう。グラシアス」と感謝の言葉を送ると、フラミターも潔く豹の腰にブレイブゲートのベルトを巻いて勝利を祝福し、「ヒョウ、グッドチャンピオン、ガンバレ」と激励した。

 さらに、豹は「それと、あと1つ言いたいことがあります。新日本プロレスさんの『BEST OF THE SUPER Jr.』に出たドラゴン・ダイヤ。ダイヤが発表された時、俺は嫉妬しか感じてなかったよ。ジェラシーしかないよ」とダイヤにライバル心をあらわに。

 そのうえで豹は「ダイヤはDRAGONGATEを背負って新日本プロレスさんに出たかもしれないけど、DRAGONGATEの中軽量級のトップは豹だよね。このブレイブのベルトを持っている俺で間違いないよね」と断言。「今日の試合でV7達成しました。ブレイブの歴代の最多防衛記録、V11、PACさんです。そこまでの道が段々と開けてきました。このまま俺は中軽量級のトップとして、歴代最多防衛記録必ず作ります」と記録更新を予告した。

 そんな豹をバルコニーから試合を見守っていたダイヤがにらみつける。ダイヤにはスーパージュニアを戦い抜いた自負がある。また、自身も元ブレイブゲート王者で、2022年7月には豹にベルトを奪われた遺恨もあるだけに、改めて2人のライバル関係が浮かび上がる形となった。

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