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6/5【DRAGONGATE】凱旋直後のジュニアが父・望月に一騎打ち要求 7・5後楽園で実現へ

『RAINBOW GATE 2024』東京・後楽園ホール(2024年6月5日)
○望月ジュニア&望月成晃vsBen-K&ミノリータ×

 凱旋帰国直後のジュニアが父・望月に一騎打ちを要求。望月も受諾し、7・5後楽園大会での実現が決定的となった。

 ジュニアは前日の後楽園大会で3ヵ月におよぶイギリス武者修行から凱旋帰国。イギリスで2つのタイトルを獲得し、新兵器も開発して自信を掴んだジュニアは、いきなりM3K時代の兄貴分・神田裕之をシングルで撃破した。

 凱旋2戦目となる今宵は父・望月との親子タッグで、GOLD CLASSのBen-K&ミノリータと対戦。Ben-Kは前日にドリームゲート王座を獲得したばかりだけに、ジュニアにとっても今後の試金石となる一戦となった。

 先発したジュニアは前日に復帰したばかりのミノリータと対峙。握手すると見せかけてつま先を踏んだミノリータは「帰ってくるのが早えよ」と挑発しながらヘッドロックで絞め上げた。ジュニアの蹴り技を空転させて翻ろうする。しかし、再度向かい合うと、ジュニアが反撃。海外遠征前には見られなかった首への一点集中攻撃で成長を見せつけた。

 王者初戦となったBen-Kは望月と火花。望月は「チャンピオンおめでとう!」とチョップを叩き込んで手荒く祝福すると、エプロンに座らせて強烈なサッカーボールキックを叩き込んだ。しかし、王者としての自信をみなぎらせたBen-Kは笑みを浮かべて立ち上がると、望月を豪快なブレーンバスターでぶん投げる。

 その後もBen-Kと望月が真っ向からやり合うが、試合を決めたのはジュニア。ミノリータに丸め込まれて苦しんだものの、前日にも披露した腕を巻きこんでの変型バックドロップで流れを変える。望月がランニングミドルキックで援護射撃すると、ジュニアはぶっこ抜き式のジャーマンで追い討ち。最後は両足を固定した状態から繰り出すスタンディングの変型キャメルクラッチでギブアップを奪った。

 前夜に続いてジュニアが新技を公開して、凱旋から2連勝。試合後、Ben-Kに「おい、ジュニア久々だな。いいじゃねえかよ。勢いあるみたいで。今の気持ちを改めて聞かせてくれよ」とマイクを強引に渡されて、戸惑うばかりのジュニアだったが、ドリームゲートのベルトを指差し、「その位置まで上り詰められるように僕も頑張ります」と決意を告白。さらに、Ben-Kから「日本帰ってきて、貴様はまず始めにやることあるだろ?」と問われると、ジュニアは表情を一変させ、「おい、親父! 今度こそ俺とシングルマッチやってくれ」と望月に迫った。

 息子のアピールを受けた望月は「お前がデビューして2年。M3Kでずっとやってきて、俺の横にずっといて。それで、負けが込んだからっていって俺と戦おうと言っても、俺は乗る気じゃなかった。でも、お前は俺の知らないところで3ヵ月成長して、それだったらやる意味があると思うよ」と同意。昨年、負傷欠場中のジュニアが一騎打ちを要求した際には「あいつがもしかしたら親父を超えるかもしれないっていう状況でやりたい」と明言を避けた望月だったが、今宵の試合で息子の成長を肌で感じ、今回は正面から受けて立つ構えを見せた。

 「じゃあ、来月の神戸ワールド……じゃねえな。そこまで引っ張る必要もねえや。俺とお前がデビューしたこの後楽園で、来月の後楽園でお前と勝負だ」と望月。7・5後楽園大会での対戦が決定的になると、視線を交錯させた望月親子だった。

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