7/1【GLEAT】所属ラストマッチの河上がカシンと大乱闘 誤爆でバルク軍が惨敗

『GLEAT Ver.12』TOKYO DOME CITY HALL(2024年7月1日)
○藤田和之&ケンドー・カシン&ガメラスvs河上隆一&クワイエット・ストーム&KAZMA SAKAMOTO×

　所属ラストマッチとなった河上がカシンと大乱闘。試合はその河上が張り切りすぎて同士討ちに追い込まれ、KAZMAが敗れてバルク軍の惨敗となった。

　なかなかチャンスを掴めず、不満を溜め込んでいた河上は、6・9名古屋大会で鈴木裕之社長をリングに強制連行し、電流爆破バットで殴打。「今日から反GLEATでいかせてもらう」と宣言した。これを「暴挙」と判断した鈴木社長は今大会を最後に河上の所属選手契約を解除すると発表。河上はGLEAT所属最終戦としてBULK ORCHESTRAのKAZMA&ストームと組み、藤田&カシンにガメラスを加えたトリオと対決した。

　“リアル闘魂スタイルズ"藤田&カシンはペットのように首輪を付けたガメラス、専属リングアナの木原文人氏とともに入場。木原リングアナが選手コールを無理矢理に行うと、大乱闘で幕開けした。河上はうっ憤を晴らすように場外でカシンを暴行。本部席前でカシン、さらには木原リングアナを羽交い締めにすると、富山智帆リングアナに強引にビンタで叩かせた。その後もKAZMAやストームとともにカシンに集中攻撃を浴びせる。

　しかし、カシンがレフェリーの注意を逸らしての急所蹴りで河上の動きを封じると、流れは一変。ガメラスが四つん這いの状況から頭突きを連発すれば、藤田もショルダータックルで河上を吹き飛ばした。

　河上はラリアット合戦で活路を開くと、ガチムチ軍団は藤田に連続串刺し攻撃を浴びせる。さらに、3人でのサンドイッチボディアタックを繰り出した。ストームを突き飛ばして割って入った河上がラリアットを狙ったものの、藤田が回避すると、KAZMAのジャンピングハイキックが誤爆。カシンが河上を場外に分断すると、藤田はパワーボム、顔面蹴りと怒とうのラッシュで一気に乱戦を制した。

　河上は所属ラストマッチを勝利で飾れず、バルク軍が惨敗する結果に。試合が決したあとも河上とカシンは場外で大乱闘。河上は2階席からカシンを転落させて憂さを晴らす。そこに藤田が加わると、場内は大混乱。怒号を上げて殴り合いながらバックステージへと消えていき、所属ラストマッチは最後まで荒れたままだった。


【試合後の藤田&カシン、木原リングアナ】

▼藤田「よし、よし、よしよし(とガメラスの頭を撫でまわす)」

▼カシン「今日は実数で発表いくらだ? 実数で発表してんのはここだけだよ。NOAH、全日本、DRAGONGATE、あと何があったっけな? 新日本もか。実数で発表しねえだろ」

▼藤田「(木原リングアナが意味不明な言葉を繰り返すと)何言ってんだ(と頭をはたく) いくぞ。帰るぞ」

▼木原リングアナ「洗脳されておりました」

――メインで闘魂スタイルの中嶋選手が出場するが?

▼カシン「全く別物じゃないか。闘魂スタイルとリアル闘魂スタイルは全く別物だよ。そこは勘違いしないで。サイモンとロジャーが来てるか、そこが問題だよ。彼らがかかわってるか。そこに旧IGFはどう出るか。旧じゃない今のIGFが。そこで闘魂スタイルを使えたらすごいよね。裁判とか気にしないで」

▼木原リングアナ「洗脳されておりました」

▼藤田「よし、いこう」