【全日本】世界ジュニア王者・TAJIRIに挑戦 鼓太郎が会見「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか」 2017/12/20
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1・2後楽園大会で世界ジュニアヘビー級王者・TAJIRIに挑戦する鈴木鼓太郎が20日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2015年11月の退団時に返上以来、約3年ぶりの戴冠を狙う鼓太郎は「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか」と全日ジュニアにさらなる波紋を起こす構えをみせた。 ◇ 12・7高松大会で鼓太郎が世界ジュニア戦「TAJIRIvs丸山敦」(12・17さいたま)の勝者への挑戦を表明。年頭の1・2後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。 全日本に出戻った形の鼓太郎の挑戦は物議をかもしているが、鼓太郎自身も賛否両論は覚悟の上。「苦しい時に逃げたとか、ベルトを捨てていったとか、都合のいい時に戻ってきたとか言われますけど、俺が辞めた時、確か全日本プロレスは辞めていった人間がまた戻ってきたいと思えるようなリングにしたいと、そういうふうに発信してたと思うんですね。僕はフリーでいろんな団体を巡っている中で、改めてまた全日本プロレスのリングに上がりたいと素直に思った」と胸のうちを語り、「それでもまだ裏切り者だとか、出ていったとか、捨てたとか、都合がいいとか、そういう悪の衣を俺に着せるなら、俺は喜んで着ますよ。その衣を着て2日、リングに上がろうと思います」と批判的な声もすべて受け止めて大一番に臨むつもりだ。 世界ジュニア挑戦に動いたのも「フリーとして生きていくためにあのベルトが必要」だからだ。王者・TAJIRIは百戦錬磨で攻略するのはたやすくないが、かつてWRESTLE-1でクルーザー王座をかけて対戦し、勝利している。TAJIRIを「自分のペースでしか動いてこない選手」と評した鼓太郎は、「自分の間でしか動いてこない、そういうのに合わせるのは僕、苦手じゃない。むしろ相手の土俵に立って自分のいいところを出して勝つ。それが俺のスタイルかなと思ってる」と自信をみせた。 もし鼓太郎が世界ジュニア王座を戴冠すれば、さらなる波紋が起きるのは間違いない。TAJIRIと青木篤志によるタイトルマッチの機運が高まる中、「それは俺が獲るから残念ながら見ることはできないんじゃないですか」と言い切った鼓太郎は、「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか。俺が起こす火は悪い火ですね。でも、どんな火でも起こった方がいいでしょう」と自らが火薬庫となる構えをみせた。 【会見の模様】 ▼鼓太郎「今回の挑戦はだいぶ強引というか、俺の力技で通った感はあるんですけど、でも、それを決めるのは選手でもファンでもなく、PWFだと思うんですよ。PWFが俺を挑戦者としてふさわしいと認定してくれたんで、この挑戦が決まったわけなんで、そこに対して選手、ファンいろいろあると思うんですけど、そこは俺は全く気にしてないですね。それでもまだ苦しい時に逃げたとか、ベルトを捨てていったとか、都合のいい時に戻ってきたとか言われますけど、俺が辞めた時、確か全日本プロレスは辞めていった人間がまた戻ってきたいと思えるようなリングにしたいと、そういうふうに発信してたと思うんですね。僕はフリーでいろんな団体を巡っている中で、改めてまた全日本プロレスのリングに上がりたいと素直に思ったんで、打診して全日本プロレスが受け入れてくれたわけです。苦しい時に辞めていったとか、そういうのはありましたけど、契約が二転三転してるあの当時を知る者にしかわからないというか、それは人それぞれ契約というものがあったんで、それは俺にしかわからないですよ。俺も残るように努力はしましたけど、やっぱり自分の守るべきものを考えて、その時に思ったのがここを出てフリーになって生きていくしかないっていう。やめざるを得なくなったというか、そういうのが現状であり、だからこそベルトも捨てていったんじゃなくて、ちゃんと返上していこうと。それでもまだ裏切り者だとか、出ていったとか、捨てたとか、都合がいいとか、そういう悪の衣を俺に着せるなら、俺は喜んで着ますよ。その衣を着て2日、リングに上がろうと思います。この状況じゃチャンピオンを支持すると思うんですよ。たぶん俺もそうでしょうね、ファンとしてみてたら。その中でも俺を応援してくれる人もいるし、それはたぶん俺の真のファンだと思うし。その人たちの思いがあれば俺は十二分に頑張れるし、その人たちの思いを背負って1月2日、後楽園、世界ジュニアのタイトルマッチのリングに上がろうと思います」 【TAJIRIのコメント】「これからの世界Jr.の戦い、大義なき者、必ずやベルトの意思により戦いの渦から遠く弾き飛ばされることとなるであろう。挑戦者が利己のみならず、これからの世界Jr.の戦いにふさわしい大義を掲げ、決戦当日のリングに上がってくること、切に願う」 ――王者・TAJIRIの印象は? ▼鼓太郎「僕はここじゃないリングで一度ベルトをかけて戦ってる。その時は僕が勝ちましたけど、自分のペースでしか動いてこない選手なので、どちらかといえばウルティモさんとかに似てるタイプの選手かなと僕は認識してますね。でもチャンピオンのペースでしか動いてこない、自分の間でしか動いてこない、そういうのに合わせるのは僕、苦手じゃないんで。そういう自分のペースを大事にして戦う人はやりにくい相手でしょうけど、俺は全然、苦にならないですね。むしろ相手の土俵に立って自分のいいところを出して勝つ。それが俺のスタイルかなと思ってるんで」 ――TAJIRI選手は鼓太郎選手のことを「自分のことしか考えていない」という評価をしていたが? ▼鼓太郎「まず一番先に考えるのは、ここで生きていくことじゃないですか。そのためにはやっぱり俺、ベルトが必要なんですよね。ここでベルトを獲れば必ず試合を組んでもらえるし、それがフリーとして生き抜く方法だと思うんですよ。もともと呼ばれて全戦してるならまた話は別ですけど、まだ俺は全戦参戦してない状況で、参戦できるものなら参戦させてくれと言いたいですけどね。フリーとして生きていくためにあのベルトが必要。かといって別にそのベルトを甘く見てるとかそういうのじゃないですけどね。世界ジュニアの重みは十分わかってますので」 ――もし獲ったらどうしていきたい? ▼鼓太郎「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか。それはそれでいいと思んですよ。火は起こったんで、その火がいい火なのか悪い火なのかわからないですけどね。火がついたのをいい方向にしていくのは俺一人じゃできないことなんで、全日ジュニア全員でやっていくことなんで。俺が獲って悪い火を起こすんで。それを全員でいい火に変えていったらいいんじゃないですか。でも俺が何も言わなかったら火種さえ起こらなかったでしょう」 ――生きていくためにベルトが必要とのことだが、世界ジュニアのベルトへの思いは? ▼鼓太郎「俺が出てから各団体回ってベルトを獲って、今ここにいるわけでね。返上した俺が言うのもアレですけど、あのまま持っていくこともできなかったしね。世界ジュニアは歴史の長いベルトですから、あれに成長させられた部分もあるので、思い入れは強いですね」 ――TAJIRIvs青木の機運が高まっているが? ▼鼓太郎「それは俺が獲るから残念ながら見ることはできないんじゃないですか。俺が起こす火は悪い火ですね。でも、どんな火でも起こった方がいいでしょう」
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1・2後楽園大会で世界ジュニアヘビー級王者・TAJIRIに挑戦する鈴木鼓太郎が20日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2015年11月の退団時に返上以来、約3年ぶりの戴冠を狙う鼓太郎は「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか」と全日ジュニアにさらなる波紋を起こす構えをみせた。
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12・7高松大会で鼓太郎が世界ジュニア戦「TAJIRIvs丸山敦」(12・17さいたま)の勝者への挑戦を表明。年頭の1・2後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。
全日本に出戻った形の鼓太郎の挑戦は物議をかもしているが、鼓太郎自身も賛否両論は覚悟の上。「苦しい時に逃げたとか、ベルトを捨てていったとか、都合のいい時に戻ってきたとか言われますけど、俺が辞めた時、確か全日本プロレスは辞めていった人間がまた戻ってきたいと思えるようなリングにしたいと、そういうふうに発信してたと思うんですね。僕はフリーでいろんな団体を巡っている中で、改めてまた全日本プロレスのリングに上がりたいと素直に思った」と胸のうちを語り、「それでもまだ裏切り者だとか、出ていったとか、捨てたとか、都合がいいとか、そういう悪の衣を俺に着せるなら、俺は喜んで着ますよ。その衣を着て2日、リングに上がろうと思います」と批判的な声もすべて受け止めて大一番に臨むつもりだ。
世界ジュニア挑戦に動いたのも「フリーとして生きていくためにあのベルトが必要」だからだ。王者・TAJIRIは百戦錬磨で攻略するのはたやすくないが、かつてWRESTLE-1でクルーザー王座をかけて対戦し、勝利している。TAJIRIを「自分のペースでしか動いてこない選手」と評した鼓太郎は、「自分の間でしか動いてこない、そういうのに合わせるのは僕、苦手じゃない。むしろ相手の土俵に立って自分のいいところを出して勝つ。それが俺のスタイルかなと思ってる」と自信をみせた。
もし鼓太郎が世界ジュニア王座を戴冠すれば、さらなる波紋が起きるのは間違いない。TAJIRIと青木篤志によるタイトルマッチの機運が高まる中、「それは俺が獲るから残念ながら見ることはできないんじゃないですか」と言い切った鼓太郎は、「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか。俺が起こす火は悪い火ですね。でも、どんな火でも起こった方がいいでしょう」と自らが火薬庫となる構えをみせた。
【会見の模様】
▼鼓太郎「今回の挑戦はだいぶ強引というか、俺の力技で通った感はあるんですけど、でも、それを決めるのは選手でもファンでもなく、PWFだと思うんですよ。PWFが俺を挑戦者としてふさわしいと認定してくれたんで、この挑戦が決まったわけなんで、そこに対して選手、ファンいろいろあると思うんですけど、そこは俺は全く気にしてないですね。それでもまだ苦しい時に逃げたとか、ベルトを捨てていったとか、都合のいい時に戻ってきたとか言われますけど、俺が辞めた時、確か全日本プロレスは辞めていった人間がまた戻ってきたいと思えるようなリングにしたいと、そういうふうに発信してたと思うんですね。僕はフリーでいろんな団体を巡っている中で、改めてまた全日本プロレスのリングに上がりたいと素直に思ったんで、打診して全日本プロレスが受け入れてくれたわけです。苦しい時に辞めていったとか、そういうのはありましたけど、契約が二転三転してるあの当時を知る者にしかわからないというか、それは人それぞれ契約というものがあったんで、それは俺にしかわからないですよ。俺も残るように努力はしましたけど、やっぱり自分の守るべきものを考えて、その時に思ったのがここを出てフリーになって生きていくしかないっていう。やめざるを得なくなったというか、そういうのが現状であり、だからこそベルトも捨てていったんじゃなくて、ちゃんと返上していこうと。それでもまだ裏切り者だとか、出ていったとか、捨てたとか、都合がいいとか、そういう悪の衣を俺に着せるなら、俺は喜んで着ますよ。その衣を着て2日、リングに上がろうと思います。この状況じゃチャンピオンを支持すると思うんですよ。たぶん俺もそうでしょうね、ファンとしてみてたら。その中でも俺を応援してくれる人もいるし、それはたぶん俺の真のファンだと思うし。その人たちの思いがあれば俺は十二分に頑張れるし、その人たちの思いを背負って1月2日、後楽園、世界ジュニアのタイトルマッチのリングに上がろうと思います」
【TAJIRIのコメント】「これからの世界Jr.の戦い、大義なき者、必ずやベルトの意思により戦いの渦から遠く弾き飛ばされることとなるであろう。挑戦者が利己のみならず、これからの世界Jr.の戦いにふさわしい大義を掲げ、決戦当日のリングに上がってくること、切に願う」
――王者・TAJIRIの印象は?
▼鼓太郎「僕はここじゃないリングで一度ベルトをかけて戦ってる。その時は僕が勝ちましたけど、自分のペースでしか動いてこない選手なので、どちらかといえばウルティモさんとかに似てるタイプの選手かなと僕は認識してますね。でもチャンピオンのペースでしか動いてこない、自分の間でしか動いてこない、そういうのに合わせるのは僕、苦手じゃないんで。そういう自分のペースを大事にして戦う人はやりにくい相手でしょうけど、俺は全然、苦にならないですね。むしろ相手の土俵に立って自分のいいところを出して勝つ。それが俺のスタイルかなと思ってるんで」
――TAJIRI選手は鼓太郎選手のことを「自分のことしか考えていない」という評価をしていたが?
▼鼓太郎「まず一番先に考えるのは、ここで生きていくことじゃないですか。そのためにはやっぱり俺、ベルトが必要なんですよね。ここでベルトを獲れば必ず試合を組んでもらえるし、それがフリーとして生き抜く方法だと思うんですよ。もともと呼ばれて全戦してるならまた話は別ですけど、まだ俺は全戦参戦してない状況で、参戦できるものなら参戦させてくれと言いたいですけどね。フリーとして生きていくためにあのベルトが必要。かといって別にそのベルトを甘く見てるとかそういうのじゃないですけどね。世界ジュニアの重みは十分わかってますので」
――もし獲ったらどうしていきたい?
▼鼓太郎「俺が獲ったらさらに不満なり、いろんなものが爆発するんじゃないですか。それはそれでいいと思んですよ。火は起こったんで、その火がいい火なのか悪い火なのかわからないですけどね。火がついたのをいい方向にしていくのは俺一人じゃできないことなんで、全日ジュニア全員でやっていくことなんで。俺が獲って悪い火を起こすんで。それを全員でいい火に変えていったらいいんじゃないですか。でも俺が何も言わなかったら火種さえ起こらなかったでしょう」
――生きていくためにベルトが必要とのことだが、世界ジュニアのベルトへの思いは?
▼鼓太郎「俺が出てから各団体回ってベルトを獲って、今ここにいるわけでね。返上した俺が言うのもアレですけど、あのまま持っていくこともできなかったしね。世界ジュニアは歴史の長いベルトですから、あれに成長させられた部分もあるので、思い入れは強いですね」
――TAJIRIvs青木の機運が高まっているが?
▼鼓太郎「それは俺が獲るから残念ながら見ることはできないんじゃないですか。俺が起こす火は悪い火ですね。でも、どんな火でも起こった方がいいでしょう」
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