プロレス/格闘技DX

　『Summer Vacation 2021』東京・後楽園ホール大会が15日、行われ、佐々木大輔が復帰。8・21富士通スタジアム川崎大会でのDDT UNIVERSAL王座挑戦へ向け、王者・上野勇希を血祭りに上げた。

　8・21川崎大会でUNIVERSAL王座に挑戦する佐々木はベルトを盗む暴挙で王者・上野に揺さぶりをかけている。新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者に認定されて欠場中だったが、この日復帰。上野はベルト奪回を宣言していたが、佐々木はまんまと返り討ちにした。

　マッド・ポーリーをパートナーに、彰人と組んだ上野との前哨戦に臨んだ佐々木。怒りのマグマで爆発寸前の上野が厳しい攻めを見せても、急所攻撃で動きを止め、ベルトで顔面を殴打。さらに鉄柱攻撃で上野を大流血に追い込んだ。

　その間、リング上では彰人がアンクル・パッケージ・ホールドでポーリーから3カウントを奪い、上野が前哨戦を制した形となったが、佐々木はこのまま終わらせない。試合後、上野をリングに上げると、顔面にパンチを見舞い、クロスフェースで絞め上げた。してやったりの佐々木は上野を踏みつけながらベルトを誇示。バックステージでも「情けない。あと1週間しかない」とうなだれる上野を襲撃し、顔面にパンチを連打すると、「佐々木大輔が帰って来たぞ! お前が欲しいのはこのベルトか? 誰を敵に回したのかよく覚えとけ!」と通告していた。