プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間17日、テキサス州コーパスクリスティで行われ、ドリュー・マッキンタイアが「こんな会社辞めてやる」と不穏発言を口にした。

　マッキンタイアは地元凱旋となった6・15スコットランド大会『クラッシュ・アット・ザ・キャッスル』で世界ヘビー級王者ダミアン・プリーストに挑戦。クレイモアで勝利を決めたかに思われたが、サブレフェリーにふんした怨敵・CMパンクの妨害の末、敗戦に終わった。

　地元での世界ヘビー返り咲きならず。屈辱にまみれたマッキンタイアがこの日、ロウのリングに登場した。逆なでするような「CMパンク!」チャントの大合唱の中、マイクを手にしたものの「CMパンク……もう無理だ」と言葉に詰まった。そして絞り出すように「こんな会社クソ食らえ。もう辞めてやる」と吐き捨ててリングを降りた。

　バックステージに引き揚げると、マッキンタイアは最高コンテンツ責任者トリプルHの説得にも聞く耳を持たず、「マジだぞ。あんたも騙されてる。終わりだ」と言い放ち、会場を後にした。

　かつて藤波辰巳(現・辰爾)が長州力との名勝負数え唄を藤原喜明のテロ襲撃でぶち壊された時、口にした言葉が「こんな会社辞めてやる」だった。当時、藤波は新日本に残留したが、マッキンタイアは本当にWWEを去るつもりなのか。そしてスコットランドでの悪夢がマッキンタイアの去就を大きく左右する事態となってしまうのか。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。