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　ロウが現地時間24日、インディアナ州インディアナポリスで行われ、セス“フリーキン"ロリンズの提案を王者ダミアン・プリーストが受諾し、両者による世界ヘビー級王座戦が条件付きマッチとなった。

　先週、2ヵ月ぶりに復帰したロリンズがマネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦を制して世界ヘビー級王座に挑戦する構えを見せた。すると王者・ダミアンが「マネー・イン・ザ・バンク戦は忘れろ。俺とお前で世界王座戦だ」と次期挑戦者に指名。7・6トロント大会『マネー・イン・ザ・バンク』で両者による王座戦が決まった。

　この日、王者・プリーストがリングに登場。「セスは素晴らしい。だが、俺が世界王者である限り、お前が頂点に君臨することはない。永遠にな」と豪語した。そこへロリンズがやってきて「誰もお前のことを頂点として認めていない」と応戦。「お前は言っていることとやっていることがかみ合ってねえんだよ。そのベルトを防衛するのに助けはいらないって言ってたな。だが、今までの防衛戦は助けがなかったら勝ててないよな。ジャッジメント・デーとCMパンクがいなかったら、お前は今ごろ世界王者じゃねえよ」と指摘した。

　確かに6・15スコットランド大会でのドリュー・マッキンタイア戦はサブレフェリーにふんしたCMパンクの介入もあって防衛した。痛いところを突かれたダミアンだが、「言いたいことは分かるが、俺は助けを求めた覚えはない。ヤツらが勝手にやっただけだ」と主張した。

　するとロリンズは「マネー・イン・ザ・バンクでの試合をもっと面白くしてみないか? 紳士協定みたいなものだ」と切り出し、「万が一、お前が防衛したら願いをかなえてやる。お前が王者でいる間は二度とそのベルトに挑戦しないと約束しよう。だが、俺がそのベルトを取り戻した時は、お前が本当に独り立ちできるか見せてもらおう。俺が勝ったらジャッジメント・デーを脱退しろ」と提案した。

　ダミアンは意外にも「いいじゃねえか。俺の見解はこうだ。俺はチャンピオンだ。だからジャッジメント・デーは俺のことが必要なんだ。俺はそうでもないがな。その条件、受けて立とう」と受諾。右手を差し出すと、ロリンズも握手に応じた。

　両者が条件付きマッチに合意すると、キング・オブ・ザ・リング覇者・グンターがやってきた。グンターは「ワシはこの試合が楽しみじゃ。ええ勝負を期待しとる。だが勘違いしなさんな。どちらが勝とうとワシには絶対勝てん」と二人に通告。勝者への挑戦を見据えているのは明らかだ。さらにマッキンタイアがこの日、MITB戦を制しての即キャッシュインを予告。世界ヘビー戦線が活気づいてきた。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。