プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間24日、インディアナ州インディアナポリスで行われ、世界ヘビー級王座返り咲きを狙うドリュー・マッキンタイアがマネー・イン・ザ・バンク(MITB)ラダーマッチへの出場を宣言し、優勝しての即キャッシュインを予告。次週、シェイマス、イリヤ・ドラグノフとのトリプルスレット戦による予選が決まった。

　CMパンクの妨害によって地元・スコットランドでの世界ヘビー奪回に失敗したマッキンタイア。先週のロウで「こんな会社辞めてやる」と吐き捨てていたが、今月21日のスマックダウンに電撃登場。地元・シカゴ凱旋となったパンクを血祭りに上げ、病院送りにした。

　この日のオープニングに登場したマッキンタイアは「先週は俺が辞めるという話題で持ちきりだったが、今はどうだ? スマックダウンを見たか? 最高だったな」と報復を遂げてご満悦。3日前の映像を上映させると、「こうなることをずっと祈っていた。そしてやったのは俺だ」と勝ち誇った。

　そしてマッキンタイアはパンクへ向けて「見てるんだろ? 痛むか? 苦しいか? 今ごろ管に繋がれてるんだろうな。俺がやったんだぞ。それだけじゃない。これもいただいた」と言い放ち、パンクから奪ったブレスレットを誇示した。「大事なものだろ? お前のカミさんとアホ犬・ラリーの名前が入っているな。お前は毎日これをつけて出かけてた。寂しくないようにな。だが今は孤独で寂しいだろ? 俺のおかげでな。苦しいか? みじめか? その気持ちを嚙みしめろ」と嘲笑した。

　マッキンタイアが狙うは当然、世界ヘビー奪還。「俺はマネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦に名乗りを上げる。お前は一人寂しく俺が勝つ姿を見てろ。苦しみながら、惨めな気持ちでな」と宣言した。7・6トロント大会『マネー・イン・ザ・バンク』で行われるMITBラダー戦は頭上に吊るされたブリーフケースを獲得した選手が勝者となり、いつでも王座挑戦を行使できるキャッシュインの権利を得る。マッキンタイアは「優勝したら、その日、速攻でキャッシュインする」と予告。レッスルマニアでキャッシュインしたダミアン・プリーストにベルトを奪われたマッキンタイアは同じキャッシュインで返り咲きを遂げるつもりだ。

　その後、マッキンタイアはバックステージでアダム・ピアースGMにMITBラダー戦出場を要求。ピアースGMは「MITB戦には予選があるんだ。予選免除はありえない」と突っぱね、次週、マッキンタイア、シェイマス、イリヤ・ドラグノフがトリプルスレット戦で対戦する予選が決まった。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。