プロレス/格闘技DX

　『マネー・イン・ザ・バンク』が現地時間6日、カナダ・オンタリオ州トロントで行われ、ジョン・シナが2025年に引退すると電撃発表した。

　この日、元WWE女子王者で殿堂入りの一人でもあるトリッシュ・ストラタスに呼び込まれてシナがサプライズ登場。「THE LAST TIME IS NOW」と記されたバンダナを示してからリングに上がったシナは大歓声と「シナ!」チャントの中、「今夜はWWEからの引退を知らせるためにやってきた」と告げた。

　場内がどよめく中、シナは「トロントはWWEにとって大事な場所でハードコアなファンがたくさんいる。俺にとってもここは完璧な場所だ」と続けると、「2025年のロイヤルランブル、イリミネーション・チェンバーは俺にとって最後だ。そしてラスベガスで行われるレッスルマニアも俺にとって最後のレッスルマニアになる」との意向を示した。

　場内は「サンキュー・シナ!」チャントの大合唱。感極まった様子のシナは「いつも叫び声をあげてくれて、世界中で応援してくれてありがとう」と感謝すると、「ラスト・タイム・イズ・ナウ!」と叫んでからリングを降りた。

　1999年にデビューし、16度の世界王座戴冠を成し遂げてきたシナは来年4・19&20ラスベガス2連戦で開催される『レッスルマニア41』で最後の祭典出場。そして26年にわたるプロレス人生に終止符を打つ。

　マネー・イン・ザ・バンクの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。