【AEW】鈴木みのるを柴田が救出か? ジェリコが鈴木との激闘制してFTW王座防衛 2024/7/25

 『AEWダイナマイト:ブラッド&ガッツ』が現地時間24日、テネシー州ナッシュビルで行われ、鈴木みのるがクリス・ジェリコに敗れ、FTW王座獲りならず。試合後、鈴木を襲撃したビッグビル・&ブライアン・キースを柴田勝頼が蹴散らし、救出した形となった。

 ジェリコからの共闘要請を拒否した鈴木はFTW王座挑戦を要求。この日、ジェリコの弟子ビッグ・ビル、ブライアン・キースはリングサイド立入禁止を条件に王者・ジェリコとの王座戦を迎えた。

 鈴木はジェリコと対峙すると、開始早々、逆水平合戦で火花。「小橋建太vs佐々木健介」の名勝負を想起させるような意地の打ち合いは数分間続き、ジェリコがラリアットに切り替えて制したが、鈴木はぶら下がり式腕ひしぎ逆十字で絞め上げて応戦した。

 ジェリコを実況席に叩きつけた鈴木はイスを背中にフルスイング。イスを引っかけたジェリコの右腕をイスで殴りつけた。さらに指をひねり上げていたぶり、リングに戻ると脇固めで腕&指攻めを継続。サミングで逃れたジェリコがコードブレイカーで反撃しても、鈴木は1カウントで返す意地を見せた。

 エルボー合戦でジェリコを圧倒した鈴木は時間差ロープワークからスリーパーで絡みついたが、ゴッチ式パイルドライバーの構えに入ると、ジェリコが両足をすくってウォールズ・オブ・ジェリコで捕らえた。逃れた鈴木は再びスリーパーからのゴッチ式パイルを仕掛けたが、ジェリコは決めさせず。ローブローをお見舞いすると、ジューダスエフェクトを叩き込んで3カウントを奪った。

 意地の真っ向勝負の末、鈴木が惜敗。FTW王座獲りはならなかった。試合後、収まらない鈴木はスリーパーからのゴッチ式パイルドライバーでジェリコをKO。そこへビルとキースがやってきて鈴木を暴行すると、柴田が駆けつけた。ビルを場外に転落させると、キースにニーリフトを叩き込んで蹴散らした。

 3週間前のダイナマイトで柴田はキースのイス攻撃で左腕をめった打ちにされ、バックステージでは火炎攻撃を浴びた。その怒りを爆発させた形だが、結果的に鈴木を救出した形にもなった。両者は高山善廣支援大会TAKAYAMANIA9・3後楽園大会で一騎打ちが決まっているが、この日をきっかけにAEWマットでの共闘へとつながるのか。今後の成り行きが注目されるところとなった。