【WWE】5日後遺恨対決へパンクとマッキンタイアが舌戦 特別レフェリー・ロリンズ宣言「俺がルールだ。カウントも俺が好きな時に数える」 2024/7/30

 ロウが現地時間29日、ミネソタ州セントポールで行われ、CMパンクとドリュー・マッキンタイアが5日後に迫った8・3クリーブランド大会『サマースラム』での遺恨対決へ向けて舌戦を展開。特別レフェリーを務めるセス“フリーキン"ロリンズは「俺がルールだ。カウントも俺が好きな時に数える」と宣言した。

 先週、パンクとマッキンタイアの遺恨対決が『サマースラム』で実現することが決定。ロリンズが特別レフェリーに名乗りを上げた。この日のオープニングにレフェリーシャツ姿で登場したロリンズは「今日は試合のルールを説明する」と宣言し、二人を呼び込んだ。

 パンク、マッキンタイアの順でリングにやってくると、ロリンズが「アダム・ピアースGMからのお達しだ。今日お前らが指一本でも触れたらこの試合は中止だ。そして俺に指一本触れても同じことだ」と念押しした。パンクがリングを降りるとマッキンタイアは「俺はサマースラムまで待てるぞ。ビビってないで戻ってこい」と挑発。パンクも「俺はお前にもロリンズにもビビっていない。俺がお前らに手を出しそうなんで心配なんだ」と反論したが、ロリンズは「俺はお前たちが戦うのを見たい。マッキンタイアもこの喧嘩を望んでいる。お前もやりたいなら、とっととリングに戻りやがれ」と迫った。

 パンクがリングに戻ってくると、マッキンタイアはロリンズに向かって「俺たちにはかつて信頼関係があったし、ライバルでもあったし、ベストを尽くしてきた。お互いバカなこともしてきたと思うが、すべてはWWEの未来のためだった。だが、こいつ(パンク)はWWEの未来に必要ねえ。こいつはWWEのがんだ。本物の敵はこいつだ」と言い放った。

 するとロリンズは「確かにお前と同じぐらいパンクが嫌いなヤツがいるとすれば、この俺だ。だが、逆もしかりだ。パンクと同じぐらいお前のことが嫌いなヤツがいるとすれば、この俺だ」と二人への悪感情をむき出し。「サマースラムのルールは一つだ。一つだけ守ればいい。てめえらは俺の言うことを聞け。俺がボスで、俺がルールだ」と宣言すると、「カウントも俺が好きな時に数える。タップアウトを告げるのも俺のタイミングだ。カウントアウトも俺の気分でやる。反則裁定も俺の気分だな。つまり、てめえらが俺の裁定に文句あるなら容赦しねえ」と二人に告げた。

 これで遺恨対決の勝敗の行方は特別レフェリー・ロリンズの判断が大きく左右することになった。パンクが「お前を信じない。お前はウソつきだからな。お前はヤツを憎み、俺を憎んでいる。どっちかを助けるような真似もするな。てめえの助けはいらねえ」とロリンズに通告すると、マッキンタイアは「ロイヤルランブルではお前を少し痛めつけようとしたら大ケガしちまったな」と嘲笑。「お前のことが死ぬほど憎い。レッスルマニアでは俺の世界王座戦を台無しにした、俺の地元のスコットランドでもだ。サマースラムで何が起こると思う? ゴングが鳴ったら俺はシンプルに暴行を加える。両眼は腫れ上がり、アゴは砕かれる。セス、お前に優しさが少しでもあるなら、試合を止めるだろう。なぜならパンクの心臓が止まるまで俺はやり続けるからな」と物騒な予告を発した。

 パンクも黙ってはいない。「CMパンクにケガさせたことはお前にとって一番の偉業だ。だが、その代償はでかいぞ。世界王座を失ったのはてめえがクソバカだからだ。サマースラムでお前はまたバカを見ることになる。このベスト・イン・ザ・ワールドを相手にするんだからな」と挑発。マッキンタイアがパンクから奪った家族の絆の証であるブレスレットを手に逆挑発すると、パンクは触れる寸前まで詰め寄り、にらみ合った。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。