【WWE】シコアの要求をコーディ受諾で『サマースラム』統一WWE王座戦が“何でもあり"のブラッドラインルールに 2024/8/3

 スマックダウンが現地時間2日、オハイオ州クリーブランドで行われ、王者コーディ・ローデスにソロ・シコアが挑む『サマースラム』での統一WWE王座戦がブラッドラインルールで行われることになった。

 真夏の祭典『サマースラム』が翌日に迫ったこの日、統一WWE王座戦で対決する王者・コーディと挑戦者・シコアがリングで対峙した。シコアが「どうせお前の王座は明日のサマースラムで終わる」と通告すると、コーディは「終わりはしない。お前は自称・一族の長だが、俺はリアルな統一WWE王者だ」と返り討ちを宣言。「俺はWWEのトップだ。王座に座っている。それは俺一人で成し遂げたことじゃない。ランディ・オートンやケビン・オーエンズも体を張ってくれたからだ。明日、俺が負けたら二人に合わせる顔がない。二人のためにも俺は絶対負けない。お前の血をもって償わせる」とブラッドラインの暴挙によって戦線離脱に追い込まれた二人のためにも勝利を誓った。

 そしてコーディは「お前の従兄弟ローマン・レインズをブラッドラインルールで倒したようにな」と続けた。ブラッドラインルールは何でもあり。4月の『レッスルマニア40』におけるWWEユニバーサル統一王座戦「レインズvsコーディ」で採用され、コーディが勝利している。

 するとシコアは「ローマン・レインズはレッスルマニアでお前に負けたが、あいつは弱い一族の長だった。俺はあいつみたいに弱くねえ。正反対だ。俺は危険だ。明日のサマースラムでは俺がどれだけ危険か思い知るだろう」と予告。コーディを「口だけチャンピオン」呼ばわりすると、「有言実行してもらおうか。明日の試合をブラッドラインルールにしようじゃねえか」と要求した。

 ここでタマ・トンガ、ジェイコブ・ファトゥ、トンガ・ロアが客席から次々にやってきた。ブラッドラインに取り囲まれたコーディだが、「トンガ・ロア、念のために言っておく。俺はお前のことを全く恐れていない。タマ・トンガ、俺たちは長い付き合いだが、お前のことも恐れていない。そしてジェイコブ・ファトゥ、この犯罪クソ野郎のことも怖くない」と豪語。ブラッドラインのメンバーたちの介入が予想されるルールだが、コーディは「明日、クリーブランドでのサマースラム、ブラッドラインルールがいいのか? これはバカな選択かもしれないが、俺は王者だ。やってやるよ」と受けて立った。

 これで両者による統一WWE王座戦がブラッドラインルールで行われることになった。シコアが「俺が今、指を鳴らせば、この3人がお前を八つ裂きにする。だが、今はやらない。なぜなら今夜、タッグ王座がブラッドラインに戻ってくる。そして明日、その王座もブラッドラインに返ってくる」とこの2日間でのシングル、タッグ両王座強奪を予告。コーディが「俺はお前ら血族と戦う必要はない。一族の長さえ倒せばいい。そして一族の長はここにはいない。もどき野郎で我慢してやるよ」と見下すように通告すると、シコアは今にも襲いかかりそうな形相となったが、しばしコーディをにらみつけるとリングを降りた。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。