プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間2日、オハイオ州クリーブランドで行われ、タマ・トンガ&ジェイコブ・ファトゥがDIYを破ってWWEタッグ王座を奪取した。

　ブラッドラインの“一族の長"ソロ・シコアが翌日の『サマースラム』で統一WWE王者コーディ・ローデスへの挑戦を控える中、タマ&ファトゥが先週、6チームによるWWEタッグ王座挑戦者決定ガントレット戦に勝利。この日、王者・DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)に挑戦した。

　開始早々、タマがチャンパを鉄柱に叩きつけて先手を取ったが、ガルガノに延髄斬りを連発されて劣勢に。スピアーを食らったタマはチャンパの雪崩式シュバインで叩き落とされた。ならばとファトゥがジャンピングエルボー、トラースキックで王者組をなで斬り。チャンパにサモアンレッキンボール(串刺しランニングヒップアタック)をさく裂させると、タマがシュプリームフローで追い討ちをかけた。

　ファトゥは場外のガルガノにもサモアンレッキンボールを狙ったが、鉄階段に誤爆してしまう。孤立したタマが合体技シャッターマシーンの餌食となったものの、このピンチにロアがレフェリーの注意を引き付け、そのスキにシコアがチャンパにサモアンスパイクをお見舞い。すかさずタマがトンガンツイストで仕留めにかかった。

　粘るガルガノがトラースキックを乱れ打ってブラッドラインを蹴散らすと、ファトゥをリバースフランケンシュタイナーで突き刺した。が、即座に立ち上がったファトゥはトラースキックで逆襲。サモアンドロップ、駆け上がり式ムーンサルトと一気にたたみかけると、変型DDTでダメ押ししてガルガノから3カウントを奪った。

　タマ&ファトゥがWWEタッグ王座を奪取。両者ともWWE参戦以来、ベルト初戴冠となった。サマースラムでの統一WWE王座挑戦を控えるシコアにとっても追い風。試合後、タッグベルトを両肩にかけたシコアをタマ&ファトゥ、ロアが囲む中、ブラッドラインの面々は天を指さす「承認」ポーズで勝ち誇り、場内大ブーイングでサマースラム前日のスマックダウンは幕を閉じた。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。