【AEW】ダスティン・ローデスがROH2冠王に ゲバラと組んでタッグ王座を奪取 2024/8/18

 『AEWコリジョン』が現地時間17日、テキサス州アーリントンで行われ、ダスティン・ローデスがサミー・ゲバラと組んでマイク・ベネット&マット・テイヴェンからROH世界タッグ王座を奪取。ロス&マーシャル・フォン・エリックと保持する6人タッグ王座を併せてROH2冠王となった。

 ダスティンは往年の名レスラー、ダスティ・ローデス(故人)を父に持つ二世レスラーで、現在、統一WWE王者に君臨するコーディ・ローデスは実弟。WWE時代はゴールダストとして活躍し、2019年からAEWを主戦場としている。

 7・27『バトル・オブ・ザ・ベルト XI』ではロス&マーシャルのエリック兄弟とのトリオで“アンディスピューテッド・キングダム"ロデリック・ストロング&ベネット&テイヴェンを破ってROH世界6人タッグ王座を奪取した。収まらないアンディスピューテッド・キングダムは2週前、ダスティンを襲撃したが、ゲバラが救出。「ダスティンの信頼を勝ち取り、タッグを組みたい」と熱望すると、ダスティンも握手で快諾し、この日のタッグ王座挑戦を迎えた。

 序盤からダスティンがアッパーカットを連発してベネット&テイヴェンをなで斬りにすれば、ゲバラもベネットにトペスイシーダ、テイヴェンにトルニージョで次々に突っ込んで沸かせた。さらにダスティンとゲバラはダブルフラップジャックでテイヴェンを叩きつけた。

 鉄階段に投げつけられたゲバラの動きが止まり、王者組の集中砲火を浴びたが、スパニッシュフライでテイヴェンをコーナー上から叩き落として打開。ダスティンはベネットにラリアットを連発し、得意のブルドッギングヘッドロックで叩きつける。高速パワースラムでベネットとテイヴェンを次々に投げると、カナディアンデストロイヤーでテイヴェンを突き刺し、クロスローズを連発して王者組をなで斬りにした。

 ここでアンディスピューテッド・キングダムのリーダー、ストロングがビースト・モートスとともにやってきた。モートスがレフェリーの注意を引きつけるスキに乱入したストロングはダスティンにスライディングキックをお見舞い。ならばとロス&マーシャルが駆けつけ、ストロングとモートスにアイアンクローを同時に決めて撃退にかかった。

 そこへブライアン・ケイジ、ゲイツ・オブ・アゴニー(ビショップ・カーン&トーア・リオナ)がやってきて大乱闘に発展。さらに石井智宏が駆けつけると、エリック兄弟とともにストロングらをバックステージに強制連行した。リング上では王者組が合体パイルドライバーの構えに入ったが、ゲバラが雪崩式ダイアモンドカッターでテイヴェンを叩き落として撃退。ダスティンが旋回式ブレーンバスター、ゲバラがスワントーンボムとたたみかけてベネットを仕留めた。

 ダスティン&ゲバラがROHタッグ王座を戴冠。ベルトを手にした二人は抱き合って喜びを分かち合った。エリック兄弟と6人タッグ王座を保持するダスティンはROH2冠王に君臨。キャリア36年ながら健在ぶりを見せつけた。