【AEW】FTRとアクレイムドがタッグ王座挑戦者決定戦で激闘ドローも 8・25ロンドンで王者ヤングバックスとの3WAY戦が決定 2024/8/18

 『AEWコリジョン』が現地時間17日、テキサス州アーリントンで行われ、“GTR"ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラーと、“アクレイムド"マックス・キャスター&アンソニー・ボーエンズがAEW世界王座挑戦者決定戦で対決。30分時間切れドローに終わったものの、8・25『オール・イン・ロンドン』で両チームが王者ヤングバックスに挑む3WAY戦が決まった。

 AEW世界タッグ王座は“ヤングバックス"マシュー&ニコラス・ジャクソンが今年4月の戴冠から4ヵ月間保持してきた。元王者のFTRとアクレイムドは2週間前のコリジョンで大乱闘を展開。先週のダイナマイトではアクレイムドが王者・ヤングバックスに挑戦したものの、ヤングバックスの暴挙を見かねたFTRがアクレイムドに加勢したことで反則裁定に終わった。

 遺恨を深めた両チームはこの日、タッグ王座挑戦権をかけて対決した。アクレイムドがラリアットを同時に決めて先制。ブレーンバスターとダイビングボディアタックの合体技を決めたが、FTRもハーウッドがダイビングブルドッギングヘッドロックでキャスターを叩きつけて譲らず。ウィーラーもアクレイムドをなで斬りにし、DDT、ラリアットでボーエンズを攻め込んだ。アクレイムドが反撃に移っても、マジックキラーはFTRが阻止した。

 ともに決め手を欠いたまま試合は終盤戦に突入。ハーウッドがキャスターにシャープシューターを決めたが、背後から迫ったボーエンズが足掛け式のフェースバスターで叩きつけてニアフォールに追い込む。ならばとウィーラーがエプロンDDTでキャスターを撃退すると、FTRはハーウッドが雪崩式ブレーンバスター、ウィーラーがダイビングボディプレスでボーエンズに一気呵成。ウィーラーがトペスイシーダでキャスターを分断すると、合体技・シャッターマシンの構えに入った。

 これは息を吹き返したキャスターが飛び込んで決めさせない。逆にアクレイムドがフラップジャックとコードブレイカーの合体技をハーウッドにさく裂。キャスターが旋回式スクラップバスター、ボーエンズがダイビングエルボードロップの連続攻撃に出たが、3カウントは奪えない。FTRがシャッターマシンを決めてようやく勝機を作ったものの、それでも勝負は決まらず。ハーウッドがショルダータックルでなぎ倒し、キャスターが2カウントで返したところでタイムアップを告げるゴングが鳴らされた。

 タッグ王座挑戦者決定戦は熱戦の末、30分時間切れドローに終わった。この結果を受けてトニー・カーン社長が8・25ロンドン大会でFTR、アクレイムドが王者ヤングバックスに挑戦するタッグ王座3WAY戦を行うことを決定。両チームの決着は王座戦に持ち越しとなった。