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　『AEWダイナマイト』が現地時間21日、ウェールズ・カーディフで行われ、FTW王者クリス・ジェリコがトミー・ビリントンに快勝。試合後、8・25ロンドン大会での挑戦者フックがやってきたが、セコンドのビッグ・ビルがチョークスラムでKOした。

　8・25『オール・イン・ロンドン』でフックとのFTW王座防衛戦を控えるジェリコがこの日、ビリントンとの一騎打ちに臨んだ。ビリントンはイギリス出身のダイナマイト・キッド(故人)の甥。爆弾小僧そっくりのショルダータックル連発、ミサイルキックで先手を取った。その後もラリアット、ドロップキックと攻め立て、ジェリコがライオンサルトで反撃しても、ジャーマンで投げ飛ばした。

　ジェリコも一瞬のスキを突いてウォールズ・オブ・ジェリコで捕獲。耐えたビリントンはキッドばりの高速ブレーンバスター、ツームストンパイルドライバーで逆襲し、セコンドのブライアン・キースにコーナー最上段からのプランチャを発射。ダイビングヘッドバットを放ったが、ジェリコはコードブレイカーで迎え撃って3カウントを奪った。

　4日後のFTW王座戦へ向けてジェリコが快勝。試合後、「フックのバカヤロー。お前が今起きたことを見ているといいけど、オールインでお前にも同じことをするつもりだ。枝から枝まで引き裂いてやるよ」と予告した。

　するとフックが現れた。リングに上がるとジェリコを近距離でにらみつけたものの、ビッグ・ビルが背後から襲撃。高角度チョークスラムで叩きつけてKOした。フックは大の字。その眼前でジェリコは拳を突き上げた。