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　『AEWダイナマイト』が現地時間21日、ウェールズ・カーディフで行われ、8・25ロンドン大会で引退をかけてAEW世界王座に挑戦するブライアン・ダニエルソンが王者スワーヴ・ストリックランドとタイトルマッチ前最後の対面でブサイクニーを叩き込み、先週襲撃された報復を遂げた。

　AEW世界王者・ストリックランドにオーエン・ハート杯トーナメント覇者・ダニエルソンが挑戦する8・25『オール・イン・ロンドン』は4日後。この日、両者が決戦前最後の対面を果たした。

　イギリス出身のナイジェル・マクギネスが司会を務める中、まず王者・ストリックランドが現れた。「俺はAEWで最も危険な男だ。俺はここまでハングマン・ペイジを2回、ジェイ・ホワイト、TAKESHITA、サモア・ジョー、クラウディオ・カスタニョーリ、クリスチャン・ケイジ、そしてブライアン・ダニエルソンの首を危険にさらした男ウィル・オスプレイを倒してきた」と胸を張ると、「オールインでお前を頭からつま先まで解剖してやるよ」と通告した。

　そしてストリックランドは「お前が引退の準備ができていると言っているのを全部聞いている。お前が俺からベルトを奪おうとしているなんて、それは侮辱だ」とダニエルソンを非難。「お前は俺からその瞬間を奪うことはできない、ブライアン。お前からそれを奪うのは俺だ。オールイン後にお前がリングに戻れないようにするために、俺はお前に何かをするつもりだ」と完全に引導を渡す構えをみせた。

　そこへ現れたのがダニエルソン。全力疾走でリングに駆け込むと、ストリックランドにブサイクニーをぶち込んだ。「これはお前も知っている事実だ。俺は世界最高のレスラーだ。この20年間そうあり続けてきた」と豪語したダニエルソンは「今週の日曜日、ウェンブリースタジアムで過去25年間、俺を見るためにお金を払ってくれたファンの前で、一緒に旅をしてきた仲間の前で、そして俺の妻、息子、娘の前で、この俺を倒すことができると思うのか?」と投げかけると、「俺はアメリカン・ドラゴンだ。スワーヴ・ストリックランドを倒し、AEW世界王者になることができるか? その答えはお間がよく知っているはずだ」と自信満々に豪語した。

　先週、ストリックランドにハウスコールキックによる不意打ち襲撃を食らったが、タイトルマッチ前最後のフェイスオフでキッチリ報復。4日後、ダニエルソンは負ければ引退の覚悟で大一番に臨む。