【WWE】コーディとオーエンズが統一WWE王座戦を前にタッグ結成、セオリー&ウォーラーに快勝 2024/8/24

 スマックダウンが現地時間23日、ワシントンDCで行われ、統一WWE王座戦を8日後に控える王者コーディ・ローデスと挑戦者ケビン・オーエンズがタッグを結成。“Aタウン・ダウンアンダー"オースティン・セオリー&グレイソン・ウォーラーに快勝した。

 8・31『バッシュ・イン・ベルリン』で統一WWE王座戦を争うコーディとオーエンズの二人に遺恨はなし。先週、オーエンズがウォーラーとの一騎打ちに快勝し、試合後、セオリー&ウォーラーに襲撃されたが、コーディが加勢して二人で蹴散らした。

 この日、ウォーラーのトークコーナー「グレイソン・ウォーラー・エフェクト」にコーディが登場。ウォーラーから「会場のバカどもはお前の正体を知らない。自己中なヤツだ。お前の友達のケビン・オーエンズやランディ・オートンはお前のせいで何回ボコられた? お前だけ栄光を手にして本当に友達思いだな」と指摘されると、「実際、ケビンがいなかったら俺はWWE王者になれなかっただろう。だが、俺がケビンを利用したことは一度もない」と否定した。

 そしてウォーラーが「裏切りと言えばケビン・オーエンズがどんな男か知っておいた方がいい」とこれまでオーエンズがサミ・ゼインらを裏切ったとされる映像を紹介すると、当のオーエンズがやってきて「俺がいつかコーディを裏切るって熱弁してるんだろ? 俺とコーディはそんな関係じゃない。出会ったときから仲がいいし、裏切ったりはしない」と全面否定。コーディと組んでAタウン・ダウンアンダーとの対戦をアピールすると、ニック・オールディスGMも承諾し、この日のメインで行われることになった。

 さっそくオーエンズはオールディスGMの許可を得て、セオリーに殴りかかり、コーディもウォーラーを殴打した。コーディのクロスローズ、オーエンズのスタナーはいずれも不発に終わり、セオリー&ウォーラーによって二人は鉢合わせにされてしまった。

 そして迎えたメインイベント。コーディ&オーエンズは序盤からダブルバックエルボーを叩き込むなど好連係を披露してウォーラーを圧倒。オーエンズがセオリーの打点の高いドロップキックを食らっても、ウォーラーにフロッグスプラッシュを投下し、コーディは高速パワースラム、ディザスターキックと得意技を連発した。

 ウォーラーにフラットライナーで反撃されたコーディはセオリーのラリアットを被弾。劣勢の時間が続いたが、コーディカッターで突破口を開いた。タッチを阻んだセオリーがバックドロップで叩きつけても、ツープラトン攻撃はコーディが阻止。ようやくオーエンズとのタッチが成立した。

 オーエンズは場外でのラリアットでセオリーとウォーラーをなで斬り。セントーンを次々に投下し、エプロンからのトペコンヒーロでセオリーに突っ込んだ。ウォーラーにはキャノンボール、スワントーンボムを立て続けにお見舞い。セオリーがカットに飛び込んでもコーディがクロスローズで蹴散らすと、オーエンズがポップアップパワーボムでウォーラーを豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

 コーディとオーエンズが王座戦8日前の共闘で快勝。試合後、オーエンズがベルトを手にした。てっきりコーディに襲いかかるかと思いきや、ベルトを渡すと抱き合った。やはり両者による統一WWE王座戦は遺恨なしの真っ向勝負となりそうだ。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。