プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間26日、ロードアイランド州プロビデンスで行われ、ジャッジメント・デーがLWOとの8人タッグ戦に快勝。試合後、ダミアン・プリースト&リア・リプリーが現れ、8・31ベルリン大会で対戦するドミニク・ミステリオ&リヴ・モーガンの眼前でJDマクドナとカリートを同時にKOした。

　ドミニク&リヴとダミアン&リアの遺恨対決が組まれた8・31『バッシュ・イン・ベルリン』は5日後。この日のオープニングにフィン・ベイラー率いる新生ジャッジメント・デーが登場した。ブーイングの中、先週、ダミアンとリアをKOした映像を上映させると、ベイラーは「ダミアン、リア、ハッキリ言っておくが悪者は俺たちじゃないぞ。それはお前たち二人だ。ジャッジメント・デーを裏切りやがって。ボコボコにされて当然だ」と主張。「バッシュ・イン・ザ・ベルリンはあんなもんじゃ済まさないからな」と予告した。

　さらにリヴが「リア、むしろ私はあんたに感謝してるのよ。あんたが自己中なおかげでこうなってるんだからね」とドミニクに抱きつき、「バッシュ・イン・ベルリンでは私たちが哀れなあんたたちをぶちのめしてあげる。そして私とダディドムがトップに君臨するの」と高笑い。さらなる大ブーイングを浴びたドミニクは「リヴは俺にリアができなかったことをしてくれる。ダメ親父に食らわすのを手伝ってくれた。リヴのサポートで俺はIC王座挑戦者決定戦に出場することになった。優勝するのは俺だ!」と宣言した。

　そこへ現れたのがドミニクの父レイ・ミステリオ率いるLWOの面々。ミステリオは「顔色が悪いぞ。暴走しすぎだ。根性を叩き直さないとな」とドミニクに詰め寄り、「お前は昔からクズだったが、このパツキンと付き合い始めてから救えないクズになった。クズ息子、殴ってみろよ」と迫った。

　マクドナが殴りかかったもののミステリオが返り討ち。LWOがジャッジメント・デーを場外に蹴散らすと、ドラゴン・リーがハイアングルトペコンヒーロで突っ込んだ。

　そのままベイラー&マクドナ&ドミニク&カリートと、ミステリオ&リー&クルス・デルトロ&ホアキン・ワイルドの8人タッグマッチに突入した。ミステリオが飛びつきフェースバスターでベイラーを叩きつけ、ドミニクをフライングヘッドシザースで吹き飛ばすなど躍動。ダイビングヒップドロップ、顔面蹴りで息子を攻め立てた。

　その後もLWOが4人同時のトペスイシーダで見せ場を作り、ミステリオがドミニクに619をさく裂させたが、続くフロッグスプラッシュはリヴがドミニクを引っ張って自爆させた。すかさずドミニクがラ・マヒストラルで丸め込んで父・ミステリオから3カウントを奪った。

　ジャッジメント・デーがLWOを返り討ち。試合後もLWOの面々を暴行し、ミステリオを実況席にセット。ドミニクがコーナー最上段からのダイブ攻撃を狙ったが、ここでダミアンとリアが現れた。リアはリヴをテーブルや鉄柱に叩きつけ、ダミアンはドミニクにラリアットをお見舞い。見せつけるようにダミアンがカリートにサウス・オブ・ヘブン、リアがマクドナにリップタイドを同時に決めてKOした。

　その後、ダミアンとリアはVTRで登場。ダミアンが「あいつらの中では俺たちが悪者になってる。そうだ、俺たちがバッドガイだ。お前たちは被害者面しているが、バッシュ・イン・ベルリンでは本当の被害者にしてやるからな」と制裁を予告。リアも「バッシュ・イン・ベルリンではテラー・ツインズ(最恐の二人)が手加減なしでいくわよ」と宣戦布告した。

　また、ドミニクは次週、IC王座挑戦者決定トーナメント1回戦に出場。リー、イリヤ・ドラグノフとトリプルスレット戦で対戦する。この日、行われた1回戦ではジェイ・ウーソがコフィ・キングストン、カリオン・クロス、ピート・ダンがザ・ミズ、エグゼビア・ウッズとのトリプルスレット戦にそれぞれ勝利。挑戦者決定戦は1回戦を突破した4人によるフェイタル4WAYマッチで行われ、勝者が王者ブロン・ブレイカーへの挑戦権を得る。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。