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　『バッシュ・イン・ベルリン』が現地時間31日、ドイツ・ベルリンで行われ、グンターが3ヵ月ぶりの再戦でランディ・オートンを下し、ゆかりの地・ドイツで世界ヘビー級王座を死守した。

　グンターは5月の「キング・オブ・ザ・リング」トーナメントを制し、8・3『サマースラム』でダミアン・プリーストを破って世界ヘビー級王座を戴冠した。新王者に挑戦を表明したのが14度の世界王座戴冠歴を誇るオートン。キング・オブ・ザ・リング決勝戦でグンターに敗れたものの、オートンの肩が浮いていたのをレフェリーが気づかず3カウントを叩き、トリプルH・COOも再戦にゴーサイン。この日、ベルリンで3ヵ月ぶりの再戦が実現した。

　一進一退の先手争いで幕を開け、オートンが鉄階段に投げつけて先制。得意とする実況席へのバックドロップを連発していく。ショルダーアームブリーカーを連発するなど腕攻めを展開。グンターも痛む右腕でラリアットを連発し、フロントハイキックを叩き込んだが、オートンはラリアットで返り討ち。高速パワースラム、雪崩式ブレーンバスターで攻め込んだ。

　グンターもチョップ合戦、エルボー合戦に持ち込むものの、オートンはエレベイテッドDDTで突き刺して主導権を渡さず。場内の大歓声に応えてRKOを仕掛けたが、グンターは決めさせず。ジャーマンでぶん投げ、正面飛びドロップキック、ダイビングボディプレス、ラリアットの猛攻で巻き返す。さらにパワーボムの構えに入ったが、オートンは阻止した次の瞬間、RKOをさく裂させた。

　グンターが2カウントで返してもオートンは鉄階段へのバックドロップで追い討ち。鉄階段上からのバックドロップで実況席に叩きつけた。オートンはRKOで勝負をかけようとしたが、グンターは阻止。スリーパーで絡みつく。オートンがRKOで切り返そうとしても食い止め、エルボースタンプを首筋に乱打すると再びスリーパーで捕獲。オートンは後方に叩きつけて逃れようとしたが、グンターが再びエルボースタンプ乱打を浴びせてから、胴締めスリーパーで絞め上げるとオートンはグッタリ。レフェリーが試合を止めた。

　グンターが大苦戦の末、オートンを絞殺。試合後、グンターは自ら右手を差し出しての握手で敬意を表した。オーストリア出身のグンターはドイツwXwで活動していたことがあり、ゆかりの地で世界ヘビー級王座を死守した。

　バッシュ・イン・ベルリンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。