プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間2日、コロラド州デンバーで行われ、“アルファ・アカデミー"オーティス&戸澤陽&マキシン・デュプリが“アメリカン・メイド"ジュリアス&ブルータス・クリード&アイビー・ナイルに敗戦。試合後、チャド・ゲイブルがワイアット・シックスに4対4ストリートファイト戦を要求。アンクル・ハウディも受諾した。

　この日、戸澤がオープニングマッチに登場。オーティス&マキシン・デュプリとのアルファ・アカデミートリオでクリード・ブラザーズ&アイビーのアメリカン・メイドとミックスド6人タッグで対戦した。

　アメリカン・メイドを率いるゲイブルがセコンドにつく中、戸澤はクリードブラザーズに腹部を徹底攻撃されながらも、ローリングソバット、延髄斬りを立て続けに決めて反撃。オーティスがジャイアントスイングで戸澤をぶん回してアメリカン・メイドを次々に蹴散らすと、マキシンがコーナー最上段からのプランチャを発射。アルファ・アカデミーの連係が冴え渡った。

　終盤にはオーティスがショルダースルーを連発してクリード・ブラザーズをなで斬りにし、ジュリアスにキャタピラーエルボーを決めた。戸澤もトペスイシーダを連発したが、ジュリアスにはキャッチされてフロントスープレックスで場外の床に投げつけられてしまう。これでアメリカン・メイドに流れが傾くと、最後はマキシンがアイビーのドラゴンスリーパーに敗れた。

　アメリカン・メイドがアルファ・アカデミーを粉砕。試合後、ゲイブルが「WWE史上最強のグループ、アメリカン・メイドだ」と勝ち誇って大ブーイングを浴びた。ゲイブルは先週、ハウディとの一騎打ちに屈辱の敗戦。「先週はアンクル・ハウディとのタイマンだったはずだ。だが、また見世物小屋から仲間を連れてきやがった」と吐き捨てたゲイブルは「ヤツのやり方は分かった。次こそは俺たちが勝つ。ハウディ、挑戦を受けろ。来週、4対4の8人タッグ戦だ。アメリカ流でやろうぜ。ストリートファイトルールだ」とワイアット・シックスに全面対決を要求した。

　すると場内が暗転し、ハウディが現れた。「375日前、俺は正気を失った。過去は虚無の中、静寂に耐えられない。だが、まだ声は聞こえる。俺の人生はもはや俺のものではない」と声を震わせながら切り出すと、ワイアット・シックスのメンバーも出現。ハウディは「これがお前の選んだ道なら見過ごすことはできない。賭けに出るのであれば、その代償は我々が払わせよう」と高笑いとともに受けて立った。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。