プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間3日、アリゾナ州フェニックスで行われ、ドリュー・マッキンタイアがコーディ・ローデスに「お前を助けたい」と謎の援護宣言。疑念を抱くコーディはこれを拒むと、怨敵ケビン・オーエンズに襲撃されて「もしケビンか、それらしきヤツを見つけたら、その場でやってやる」と報復を予告した。

　コーディは昨年12月の『サタデーナイト・メインイベント』でオーエンズとの遺恨対決を制し、統一WWE王座を死守。試合後、オーエンズに襲撃され、WWEにおける禁止技パイルドライバーによって首を負傷させられた。怒りに燃えるコーディはニック・オールディスGMに再戦を要求。2・1『ロイヤルランブル』でオーエンズとのラダーマッチが決まった。

　3時間枠に拡大となったスマックダウンはこの日が2025年初回。オープニングに登場したコーディはドクターストップがかかっていることを明かしたうえで、「試合ができないのはケビン・オーエンズのせいだ。ニック・オールディスGMから今日は出るなと言われたが、ロイヤルランブルはもうすぐだ」と臨戦態勢を強調した。

　ここでマッキンタイアが登場。リングに上がるとコーディに抱きつき、「襲いに来たわけじゃない。助けに来たんだ」となぜか援護の意思を示した。が、コーディは額面通りに受け取らず「俺はお前を信じていない」とキッパリ。マッキンタイアが対戦を迫りにきたと解釈し、「茶番は終わりだ。俺とやりたいんだろ? 王座が欲しいか? いいぜ。ドリュー、かかってこい」と挑発した。

　「俺は真実しか語らない」というマッキンタイアはやはり襲いかかろうとはしない。「お前もいつか真実を知るだろう。お前とやりたいわけじゃない。助けに来たんだ」と繰り返し強調すると、「もう一つ、背後に気をつけろ」と助言してからリングを降りた。

　次の瞬間、オーエンズが現れ、背後からコーディを殴りつけた。負傷箇所である首にストンピングを連発されたコーディは殴る蹴るの猛反撃。レフェリー、スタッフが総出で分けると、コーディは振り切って再びオーエンズに飛びかかったが、最終的に引き離された。

　収まらないコーディは「もしケビンか、それらしきヤツを見つけたら、その場でやってやる」とラダーマッチでの対決を前に報復を宣言。オーエンズとの遺恨が深まる中、マッキンタイアの発言が本音なのか、それともこの日のオーエンズ襲撃に加担したのか謎が残った。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。